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ギター弾きの恋

04.22

映画「ギター弾きの恋」


 【 ストーリー ・ あらすじ 】

 天才ギタリストだが、プライベートは破滅的というエメット(ショーン・ペン)。彼は、素朴な女性ハッテイ(サマンサ・モートン)と同棲するが、突然、上流階級の女ブランチと結婚。しかし、本当の愛はそこにはなかった・・・。
 秀逸なのは主人公演じるショーン・ペン。どうしようもない自堕落な男が、憎みきれないろくでなしというチャーミングなキャラになったのは、ペンの演技あってこそ。そんなダメ男に献身的につくす、口の不自由なハッティ演じるサマンサ・モートンもかわいい。言葉はなくても愛情たっぷりという、その表情の豊かさには驚くばかりだ。都会のシニカルなコメディが多いウディ・アレン監督が放ったラブストーリーは、ジャズの調べも心地よい、心にじんわり染みわたる傑作。

 【 出演 】
ショーン・ペン, サマンサ・モートン, ユマ・サーマン, ウディ・アレン

 【 監督 】
ウディ・アレン



 【 感想 】

 この映画「ギター弾きの恋」をみなさんは観たことがありますか?ジャズ全盛期のアメリカを舞台にした可笑しく切ないラブ・ストーリーです。主演は演技派のショーン・ペンです。彼の演技の幅というものはすばらしいですよねっ。

 「21グラム」でのかっこよく渋い役もあれば、「I am Sam / アイ・アム・サム」では障害者という難しい役を見事に演じていました。そして今回紹介の「ギター弾きの恋」ではタイトルからもわかるように、才能あるジャズのギタリストを演じています。

エメット・レイ(ショーン・ペン)


 ショーン・ペン演じる目立ちたがり屋のエメット・レイは、娼婦の元締めをしたりと女遊びのひどい男です。毎晩のようにお酒と女性共に夜を過ごします。まるで子供のように自分のやりたいように行動し、感情もあらわにするエメット。

 しかしそんな彼ですけど、音楽をとても愛しています。彼のギターで演奏するジャズはすばらしく、この作品の中に心地のよい雰囲気をもたらしてくれます。

エメット

世界で2番目のギタリスト


 そんなすばらしい音楽を聴かしてくれるエメットが天才ギタリストというのは納得できます。彼自身も「俺は天才ギタリストだ」と言っています。しかし、そのあとに必ずフォローの言葉が入るんです。その言葉とは「この国では」「ただ1人を除いては」。というのも実は"世界一のギタリスト"と世間から呼ばれているジャンゴ・ラインハルトという男が存在するんです。

 かといって、エメットは彼に対して敵対心などは持ってません。逆に尊敬し、憧れさえ抱いています。彼にとっては神のような存在なんです。「俺は世界で2番目のギター弾き」と自負しているショーン・ペン演じるエメット。そんな彼のギター人生&恋愛の物語です。

天才ギタリスト

恋人の女性 ハッティ(サマンサ・モートン)


 毎日酒を飲んだり、女遊びの激しい自由奔放で気の向くままに生活しているエメットですけど、そんな彼がある女性に出会います。それはニュージャージーの浜辺でナンパしたハッティ(サマンサ・モートン)です。彼女はかわいらしく、とても純粋な女性です。しかし彼女には障害があって、口がきけないんです。

 ハッティを演じたサマンサ・モートンという女優さんは初めて観たのですが、ほんとにかわいらしい女優さんですねぇ。笑顔もほんとに素敵で、しゃべることはできなくても彼女の魅力が画面いっぱいに溢れていました。

ハッティ

 ハッティと付き合うようになったエメット。2人の可笑しく切ないラブ・ストーリーがとてもいいんです。自由奔放なエメットに対して純粋なハッティ、まるで不釣合いな二人ですが、なぜかお似合いの二人に見えてしまうのは不思議ですねぇ。

 きっとそれはハッティの魅力なのだと思いますが、ハッティの前だとなぜかエメットは変わるんですよねぇ。この2人の切ないラブストーリーはほんとに感動しました。

エメットの恋

映画「ギター弾きの恋」のDVD・サントラ音楽

こんにちは~
ウディ・アレンの映画の中でも粋でロマンティックな作品でしたよね。
パッチさんの解説で内容を思い出してきました。
ショーン・ペンは昔の暴れん坊のイメージを払拭して本当にいい俳優さんに
なりましたよね、この役のようなソフトな役もできて。
監督のウディ自身もJAZZ好きなので音楽もピッタリでしたね。
”ジャンゴ・ラインハルト”は映画観た時には知らなかったけれど、
ここ3年ぐらいでJAZZ好きの人の影響で彼の音楽にとっても
興味を持ちました。残念ながらジャンゴは故人なんですよね。
ジョニー・デップの”ショコラ”にも彼の曲が使われていて、特徴があるので
すぐにわかりました。
パッチさんは本当に映画の趣味がいいんですね~~
「海の上のピアニスト」も大好きな映画ですよ(^_^)v
  • 2007/04/23
  • じゅーりあさん
 【じゅーりあさんへ】

こんにちは、じゅーりあさんっ♪
コメントありがとうございますっ♪

ウディ・アレン監督を知っているんですねっ♪
ほんとにロマンティックでおしゃれな映画だと思います♪
ショーン・ペンはほんとにいい俳優さんになりますよねっ♪
演技の幅があってすばらしいですよねっ♪

監督は音楽をやっていたみたいですねっ♪
監督の音楽好きなところがこの映画の出ていると思います♪
ジャンゴ・ラインハルトは実在する人なんですねっ♪
知らなかったです♪
ほんとにじゅーりあさんへ映画に関しての知識がすばらしいですねっ♪
私も見習いたいです♪

映画の趣味いいですか?
そういってもらえると嬉しいです♪
「海の上のピアニスト」はほんとに好きな映画です♪
こういう映画を観ると音楽というものが、いかに映画にとって大切な要因なのか再認識させられますねっ(^^)
  • 2007/04/23
  • パッチさん
おはようございます!
この映画、パッチさんのご紹介ということで
ずっと気になっていた映画でしたが、ようやく
観ることが出来ました!
ショーン・ペンの作品を鑑賞するのは、これが
初めてですが、「I am Sam」は、彼の主演でしたか・・・。
ジャケしか見た事がないのですが、思い出してみれば
確かに、彼の顔ですね~。
この映画は、ウディ自身がJAZZ好きという振れ込みがあるように、
全編、彼の独創的な世界観が広がっていて、センス良い仕上がりに
なっているようですね。
アコギを弾きこなすショーンの姿は、様になっていました!
あの映画で、彼は本当に弾いているんでしょうかね・?

ハッティ役の彼女の、笑顔はまるで天使でしたね!
TBよろしくお願い致しますね^^
では、応援☆
  • 2007/10/20
  • ぴーちさん
 【ぴーちさんへ】

こんにちは、ぴーちさん♪
コメントありがとうございます♪
トラックバック大歓迎です♪

ショーン・ペンはほんとにいろんな演技ができるのですばらしいですねっ♪
彼の作品を何本か鑑賞していますけど、演技に幅があり演技力もすばらしいので文句の付けようがないです♪

ミュージック映画であり、恋愛映画でもあるほんとにセンスのある作品ですねっ♪
監督であるウディのジャズ好きが伝わってくるような作品で、随所にこだわりなどがあるのかもしれませんねっ♪
ショーン・ペンはほんとに弾いているんでしょうかねぇ♪
でも弾けないとしてもある程度、練習をしているでしょうねっ♪
すばらしい演奏でした♪
ハッティはほんとにかわいいです♪
エメットはハッティの側にいることによって癒されていたでしょうねっ(^^)


  • 2007/10/20
  • パッチさん



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  • 2007/10/20