安保法案に反対します
このブログではあまり政治的なことを書かないようにしてきました。
しかしここで黙っているのは後で後悔することになるので自分の意思を表明したいと思います。
安保法案(10本)は明日から参議院の審議が始まります。
私には何故この法案が今必要なのかを理解できません。
引き合いに出される中国や北朝鮮の脅威に対しては個別的自衛権と現状の日米安保条約で対応可能です。
また法整備で攻撃するかもしれない相手に攻撃ができるようにするということも攻撃すれば人殺しという戦争に参加することになります。
いよいよ70年もの間戦争をしてこなかった日本が戦争するかもしれない仲間に加わることになります。
ウクライナの内戦はアメリカやEU諸国から見るとロシアが如何にも悪いように言う。
日本のマスコミもコメンテータなどは皆この主張だ。ロシアはウクライナの資源がほしいからなどと真顔でいう。
本当にそうなのか?
ここで毎日暮らしている人々は本当は戦争などしたくないに違いない。
それをテロリストなどと決めつける現在のウクライナ幹部たちは同じ仲間を迎え入れて共存する道など考えられないようだ。
煽っているのは西側の国々だ。
それを「時の政府が我が国に明白な危険があると判断した場合には」集団的自衛権が行使できるとした。
過去の戦争が起こった時のきっかけは意外に些細なことが発端だ。それも国民のためという大儀で国民を犠牲にする。
今回の首相の戦後70年談話には戦争の反省は盛り込まれないかもしれない。
自らまわりの諸国に喧嘩を売っているようなものだ。どんどんまわりとの関係がギスギスしてくる。
今回の法案はアメリカの軍隊の一部を肩代わりするものだとしか思えないのです。
先日法案が衆議院で可決され、改めて「西部戦線異状なし」の映画を見なおした。
昔見た時の記憶をもう一度呼び戻してみたいと思ったからだ。
これは第一次世界大戦の後にアメリカで製作された映画だが、ドイツがフランスなどと争った戦争を描いている。
そして戦争という現実の過酷さを描いた傑作である。
学生たちは老教師に煽動され愛国心を持つ者として仲間と共に軍隊に志願する。
すぐにも終わると言われて自国のためと思った戦争であった。
学生であった若者たちは最初はお祭り気分だった。
しかし戦線に送られ長引く戦争で徐々にその苛酷さを知るようになる。
戦争は国家を守るという御旗のもとに同じ人間を殺すことななる人殺しとなんら変わらない。
西部戦線異状なしのラストシーン。
塹壕の中からからそばに止まった一匹の蝶に手を伸ばした時に、敵の銃弾に打たれて死ぬ。
この手の動きで表現している。
このシーンは何年たっても忘れられない。最初に見たのはもう50年くらい前だったように思う。
この法案を憲法違反であっても通ってしまえば被害が出るまで裁判に訴えることができないようだ。
日本には憲法裁判所が存在しない。憲法違反の法律を作るることなど想定していない。
自衛隊そのものも憲法の最初の制定当時の思想では憲法違反であろう。
しかし、あまりに理想的なユートピアと現実のかい離を無視はできない。
そのため今までの考え方である「極めて限定的に自衛権を持つ」こと以外に武力を行使できる範囲を広げてはならない。
「安全保障関連法案に反対する学者の会」(こちら)に賛同して一般市民として署名しました。
今回コメント欄は閉じませんが、こちらの判断でコメントをいただいても削除する場合があります。
御了解下さい。
毎日暑い日が続きます。
皆さまもお体に気をつけてください。
私は今日もどこも行かずクーラーの部屋で寝ころんでいました。
台風で大水に襲われている地方の方々にはお見舞い申し上げます。
しかしここで黙っているのは後で後悔することになるので自分の意思を表明したいと思います。
安保法案(10本)は明日から参議院の審議が始まります。
私には何故この法案が今必要なのかを理解できません。
引き合いに出される中国や北朝鮮の脅威に対しては個別的自衛権と現状の日米安保条約で対応可能です。
また法整備で攻撃するかもしれない相手に攻撃ができるようにするということも攻撃すれば人殺しという戦争に参加することになります。
いよいよ70年もの間戦争をしてこなかった日本が戦争するかもしれない仲間に加わることになります。
ウクライナの内戦はアメリカやEU諸国から見るとロシアが如何にも悪いように言う。
日本のマスコミもコメンテータなどは皆この主張だ。ロシアはウクライナの資源がほしいからなどと真顔でいう。
本当にそうなのか?
ここで毎日暮らしている人々は本当は戦争などしたくないに違いない。
それをテロリストなどと決めつける現在のウクライナ幹部たちは同じ仲間を迎え入れて共存する道など考えられないようだ。
煽っているのは西側の国々だ。
それを「時の政府が我が国に明白な危険があると判断した場合には」集団的自衛権が行使できるとした。
過去の戦争が起こった時のきっかけは意外に些細なことが発端だ。それも国民のためという大儀で国民を犠牲にする。
今回の首相の戦後70年談話には戦争の反省は盛り込まれないかもしれない。
自らまわりの諸国に喧嘩を売っているようなものだ。どんどんまわりとの関係がギスギスしてくる。
今回の法案はアメリカの軍隊の一部を肩代わりするものだとしか思えないのです。
先日法案が衆議院で可決され、改めて「西部戦線異状なし」の映画を見なおした。
昔見た時の記憶をもう一度呼び戻してみたいと思ったからだ。
これは第一次世界大戦の後にアメリカで製作された映画だが、ドイツがフランスなどと争った戦争を描いている。
そして戦争という現実の過酷さを描いた傑作である。
学生たちは老教師に煽動され愛国心を持つ者として仲間と共に軍隊に志願する。
すぐにも終わると言われて自国のためと思った戦争であった。
学生であった若者たちは最初はお祭り気分だった。
しかし戦線に送られ長引く戦争で徐々にその苛酷さを知るようになる。
戦争は国家を守るという御旗のもとに同じ人間を殺すことななる人殺しとなんら変わらない。
西部戦線異状なしのラストシーン。
塹壕の中からからそばに止まった一匹の蝶に手を伸ばした時に、敵の銃弾に打たれて死ぬ。
この手の動きで表現している。
このシーンは何年たっても忘れられない。最初に見たのはもう50年くらい前だったように思う。
この法案を憲法違反であっても通ってしまえば被害が出るまで裁判に訴えることができないようだ。
日本には憲法裁判所が存在しない。憲法違反の法律を作るることなど想定していない。
自衛隊そのものも憲法の最初の制定当時の思想では憲法違反であろう。
しかし、あまりに理想的なユートピアと現実のかい離を無視はできない。
そのため今までの考え方である「極めて限定的に自衛権を持つ」こと以外に武力を行使できる範囲を広げてはならない。
「安全保障関連法案に反対する学者の会」(こちら)に賛同して一般市民として署名しました。
今回コメント欄は閉じませんが、こちらの判断でコメントをいただいても削除する場合があります。
御了解下さい。
毎日暑い日が続きます。
皆さまもお体に気をつけてください。
私は今日もどこも行かずクーラーの部屋で寝ころんでいました。
台風で大水に襲われている地方の方々にはお見舞い申し上げます。
火事やドロボウに例えて模型まで使って、子どもでも「それ違うやろ」と思えることを、誰も止めずに真顔で説明する姿には、日本の政治家もマスコミもここまで落ちたかと・・・
お久しぶりです。
政治的なことは考え方の違いもあり書くのは少し躊躇しますね。
でも今回のやり方は今後に影響が大きいので意見は言わないと後悔しますね。
会社に勤めていれば少しためらいもあるのですが、今は自由に言えます。
本当にどうにかしたい・・・・
でも思ったより支持する人もいますね。
今やあの戦争も昔のことになったのでしょうか。
なかなかデモに参加もできませんが言うべきことは言っていきたいものです。
コメントありがとうございました。
これからも宜しくお願いします。