すすきの 八仙
札幌市営地下鉄南北線すすきの駅から歩くこと約4分、すすきの5条メイプル通り沿いの雑居ビル地下にジンギスカン専門店(八仙)がある。
店内はお世辞にも綺麗とはいえず、壁一面が炭火の煙で真っ黒に燻されている。
一応メニューは貼られているが、煤がこびりつき、今にもはがれ落ちそう。
聞けば昔のメニューで今はないと言う。
目の前のカップルが「タレ」ありますかと主人に訪ねると「ウチは塩ジンギスカンだからね、鮮度も質も本物だよ。タレのジンギスカンが食べたけりゃ【だるま】に行ってくれ」と主人。
(だるま)はすすきので人気の常に行列ができるジンギスカン専門店だ。
届いた塩ジンギスカンはジンギスカン鍋ではなく目の前に用意された七輪を使ってセルフで焼く。
焼けたのを「からみネギ」を巻いて口に入れた。
野趣をかきたてる羊肉特有の臭いを、ぐっと飲むハイボールで流し去り、また肉を焼く。
「からみネギ」が羊肉と抜群の相性だ。
人気店が故に、(八仙)の席は2部制。
2部後の21時半頃を狙ってくる常連は、さすがよく心得ていると思わせる。
メニューはない。
「営業時間18:00～23:30/日休」
