るらら科学の子 教室の廊下は走るな!渡り廊下はバタバタと走れ、
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理系・文系を重ねて見る光景は
教室の廊下は走るな!渡り廊下はバタバタと走れ、
学校における廊下の存在って独特なところがあるような気がするなあ。教室などを繋ぐ通路でもあるけど、わずかな休み時間に教室を出るだけでも、また友達とおしゃべりをしたりするのはちょっと開放感があるというか。大勢がざわざわしたり、時にはひとりぼっちだったり、誰もいなかったり。
さらに渡り廊下ともなると別棟の校舎や体育館などを繋いだりするもので、僕たちの頃はコンクリート地にすのこのような板が敷かれていて、走るとバタバタと大きな音がした。
教室の廊下は走るな!とも言われたけど、渡り廊下はどうだったかな。けっこうバタバタと大きな音ばかりが記憶に残っているから走っていたのだろう。なんでだろうなあ。

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渡り廊下走り隊のように5人で「青春のフラッグ」目指して廊下を駆け抜ければ怖くない!?

ところで、最近の一部の小学校の校舎にはオープン型校舎というのもあるらしく、もう、廊下と教室の壁もないというから自由な多目的スペースみたいで、一時は話題になって導入が進むかのようにも思えたけど、たぶん開放感ばかりではよくもあり、悪くもあって、結局、オープン型校舎の話題は聞かなくなった。
教室という空間は廊下と隣り合わせながら学習時間と休み時間を明確に分けていて、学習のための結界みたいなものかもしれないなあ。廊下はその結解と隣接する微妙な場所でもあるから結解を張るもの(先生)にとっては走らせたくない(逃げ出させない)ために「廊下は走るな」ってことかもしれない。ゆえに廊下って生徒は思わず走りたくもなるけど、走ってはいかんのだ。
その点、渡り廊下は教室と体育館、武道場などのさらに異界に繋ぐ微妙なところともいえ、バタバタと大きな音を立ててしまうのは異界に連れて行かれないように無意識な自己防衛なのかもしれない。
いずれにしても、学校は教室をはじめ、トイレ、音楽室、美術室、化学標本室など結解、異界的な場所の宝庫で、いちばん多感な生徒たちが通うわけで、かくして妖しい物語が生まれる。ふつうは弾けるような青春の物語なんだろうけど。まあ、中学生の妄想ですよ。

テーマ:日本文化 - ジャンル:学問・文化・芸術

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