『無限の住人』(むげんのじゅうにん)は、沙村広明による漫画作品。講談社「月刊アフタヌーン」にて1994年から連載されている。作者のデビュー作であり代表作。
「剣道とは勝つことへの道」を標榜する剣客集団・逸刀流。彼らに両親を殺された少女・凛は仇討ちを遂げるため、不死の肉体を持つ男・万次に用心棒を依頼する。
無限の住人 1話「罪人」
無限の住人 2話「征服」
無限の住人 3話「恋詠」
無限の住人 4話「天才」
無限の住人 5話「執人」
無限の住人 6話「蟲の唄」
無限の住人 7話「三途」
[予備]
無限の住人 8話「爪弾」
[予備]
無限の住人 9話「夢弾」
[予備]
無限の住人 10話「變面」
[予備]
無限の住人 11話「羽根」
[予備]
無限の住人 第一巻 初回限定版
◆サンプルレビュー :
【プラスマイナス0】
『無限の住人』はアニメ化は無理だろうと思っていました。
過去にも話は出ていたけど、すべて頓挫してしまったという原作者の話からも察するに、それは内容的な面の問題ではなく、技術的な面でも多々なる問題が山積していたと思われます。(内容的な理由だけならば、原作知っていれば最初からアニメ化しようなんて話も上がらないわけで)
連載開始から10年以上の月日が経ってのようやくのアニメ化。
今の技術ならばなんとかなる……という結論に至ったのでしょう。
私は原作ファンなので、正直な所アニメ化には反対でした。
過去の漫画のアニメ化で、満足の良く出来の物などほとんど見たことが無いからです。
特にこの作品は、原作の見事な作画をどこまでアニメ画で表現できるのか?
戦いの壮絶な場面を、どこまで表現できるのか?
とても難しいと思うからです。
先日第1話の試写会を見に行きました。
行く前から、自分の予想を物凄く低い位置に置いていました。
結果として、1話を見た感想は「結構絵は綺麗だ!」という感動。
逆に「綺麗すぎて、あの原作のザラッとした独特の質感が無い」のは残念ですが、絵が崩れているよりは何倍も良い。
キャストも、発表で声優陣の名前を見た時は、「イメージと違う」と思っていましたが、見てみると意外と良い感じ。
最も良かったのはOPで、これが最初は本当に衝撃を受けたというか、感動したというか、むしろこのOPのままで本編をやって欲しいと思うほどの出来。
よく動くし、絵も綺麗だし、迫力がある。
ただし、ダメだった点は、やっぱり戦いのシーン。
さすがのAT-Xでも、放送的にマズイのか、リアルな殺戮は避けられていて、お茶を濁すような中途半端な殺陣に見えてしまったのが残念。
もっとうまい誤魔化し方もあると思うのですが…
総合評価としては、「プラスマイナス0」という所です。
星も3つ。
ただし当初、私の中では「マイナス1000」くらいを覚悟していたので、評価としては良いつもりです。
そして2話以降も見てみたくなったので、DVDを買うことにします。