ロレックスほか。オンオフ万能な、秋に重宝するドレスカジュアル時計を集めてみた。
夏はTシャツ+短パンで過ごしていた方も、そろそろ長袖のシャツやデニムなどを引っ張り出してくる頃合いでしょうか。
時計好きの皆さんは、そろそろスポーティな時計やダイバーズウォッチからドレッシーな時計へと”衣替え”をしたくなっているかもしれませんね。
しかし一方で、「まだ完全に寒いと言うほどでもないし、たまに暑い日もある。完全なドレスウォッチではなく、ある程度のカジュアルさを含んだ綺麗目でドレッシーな時計があったらなあ。」そう思っている方も多いのではないでしょうか?(私がそうです。笑)
今回は前半の3本です。それではいってみましょう!
1. ロレックス デイトジャスト
1本目はロレックスのデイトジャストです。
デイトジャストはロレックスの三大発明と言われている「オイスターケース(防水構造)、パーペチュアル(両方向回転式自動巻機構)、デイトジャスト(日付瞬時切り替え機構)」の3つ全てを搭載したロレックスを象徴する時計です。
また、サイズ、文字盤の色、インデックス、ベゼル、ブレスレット、金属の種類などの選択肢が非常に豊富になっており、選ぶ楽しさと見つける難しさを持つ時計と言えるでしょう。
例えばuyttihaysiesさんの写真のデイトジャストは、清潔感ある白文字盤に気品あるローマ数字インデックス、煌びやかなフルーテッドベゼルにフォーマルな印象のジュビリーブレスという組み合わせで、とても綺麗でドレッシー寄りなデイトジャストに仕上がっています。
逆に、例えば黒文字盤のバーインデックス、スムースベゼルにオイスターブレスという組み合わせだと、同じデイトジャストであってもかなりスポーティな印象になると思います。
このように、組み合わせるパーツによってフォーマル度合いを調整できるのが面白いですよね。
ロレックスなので、100m防水はきっちり備わっていますし、精度の高さも時計界トップクラス。
オンでもオフでも活躍すること間違いなしの一本です。
2. グランドセイコー SBGL005 ”白樺”
@yas.oniheadさんの#腕時計魂のポストより
2本目はグランドセイコーの今年の新作、SLGH005”白樺”モデルです。
グランドセイコーは「THE NATURE OF TIME」というコンセプトのもと、日本の時のうつろいを匠の技と誇りを持って時計に落とし込んでいます。
この白樺モデルは、グランドセイコーの機械式時計が作られている岩手県雫石町の近くにある白樺の美林を文字盤で表現しているモデルです。
グランドセイコーならではのザラツ研磨されたケース、シャープで立体感ある針とインデックスが相まって、光と影のコントラストがとても美しく、ずっと見ていても飽きないでしょう。
搭載されたキャリバー9SA5は、10振動のハイビートでありながらも80時間のパワーリザーブを保持し、精度も抜群。しかも、日本の工業美が詰まったかのような洗練されたルックスは一見の価値ありです。
グランドセイコーの時計は比較的背の高いモデルが多いのですが、こちらは11.7mmと薄く、なおかつケースが弧を描くように造形されているため、腕の乗りが非常によくなっています。
ブレスレットが22mmと太いこともあり、時計全体の外観は意外にもスポーティさを感じさせますが、細部の仕上げはとても丁寧で綺麗なので、ドレッシーさも感じさせます。
車で例えるならクーペタイプでしょうか。
強さと美しさ、スポーティさが同居するMade in Japanのスーパーマシンな時計、それが白樺モデルだと思います。
3. オーデマ・ピゲ CODE 11.59
@____mm7____さんの#腕時計魂のポストより
3本目はオーデマ・ピゲのCODE 11.59です。
CODE 11.59は、世界三大時計ブランドに数えられるオーデマ・ピゲから2019年に発表された新しいラインナップで、約26年ぶりとなる同ブランドの新ラインナップということで世界中を沸かせたモデルです。
ちなみにその名前の由来は、C (Challenge/挑戦)、O (Own/継承)、D (Dare/追及心)、E (Evolve/進化)、11.59 (23:59/新しい日付に変わる直前)から成っており、オーデマ・ピゲの過去を大切にしつつも未来を切り拓こうとする挑戦心が伺えますよね。
一見するとシンプルな3針時計なのですが、そこには独創的なアイデアとそれを可能にする卓越した技術が各所に散りばめられていることに気がつきます。
例えば、三層構造のケースの上下は円形でありながらも、ミドルケースは同ブランドの象徴的モデルであるロイヤルオークを思わせるような八角形になっており、横から見たときに気がつくでしょう。
横から見ると言えば、中がくり抜かれたかのような空洞を持ち、美しいアーチを描くラグの形状も特筆すべきものがあります。
さらに驚くべきことに、サファイアクリスタルの風防は内側と外側で異なる曲線を描き、独創的な光の演出をしてくれます。
シンプルな3針時計をここまで複雑に、しかも美しくバランスを取って完成させられるのは流石の所業です。
見るたびに新しい発見に満ちている、そんな凄みと深みの時計は滅多にあるものではないと思います。
ドレッシーな3針時計でありながら、どこか柔らかい雰囲気もあり、カジュアルな服にも似合いやすい一本です。
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