魔法少女まどか☆マギカ 第7話「本当の気持ちと向き合えますか?」
魔法少女の正体がソウルジェムであるという事実を知った美樹さやかは、騙していたとキュゥべえに詰め寄る。
「僕は魔法少女になってくれって、きちんとお願いしたはずだよ。
実際の姿がどういうものか、説明を省略したけれども」
教えなかったのは、ただ聞かれなかったからであり、知らなくとも不都合はないからだと悪びれた様子すら見せないキュゥべえ。巴マミですら最後までこの事実に気付かなかったと嘯く。
もちろんわざと省略して説明して、少女達が気付かないようにしているのでしょうが。
まぁ、マミも知っていれば死ぬ前にまどかにあんな台詞を口にしたりはしないよな。願いをする時にはもっと慎重に行わせていただろうし。そもそも魔法少女になる事も勧めなかったかもしれない。
魂というものをきちんと理解できていない人間は、心臓が止まっただけで魂まで死んでしまうため、そうならないために魂を実体化して守れる形にして、少しでも安全に魔女と戦えるようにしたのだと告げる。
肉体が佐倉杏子との戦いで強い一撃を受けても平気だったのは、肉体と魂が切り離されていたからであると語る。
「なんでよ、どうしてアタシたちをこんな目に……」
「戦いの運命を受け入れてまで、君には叶えたい望みがあったんだろ。
それは間違いなく実現したじゃないか」
あくまでも責任は願いをしたさやかたち少女にあるのだと言わんばかりのキュゥべぇ。
オープニングに少し変化があったかな? ラスト直前にシリアスな雰囲気が加わってる気がする。
「僕は魔法少女になってくれって、きちんとお願いしたはずだよ。
実際の姿がどういうものか、説明を省略したけれども」
教えなかったのは、ただ聞かれなかったからであり、知らなくとも不都合はないからだと悪びれた様子すら見せないキュゥべえ。巴マミですら最後までこの事実に気付かなかったと嘯く。
もちろんわざと省略して説明して、少女達が気付かないようにしているのでしょうが。
まぁ、マミも知っていれば死ぬ前にまどかにあんな台詞を口にしたりはしないよな。願いをする時にはもっと慎重に行わせていただろうし。そもそも魔法少女になる事も勧めなかったかもしれない。
魂というものをきちんと理解できていない人間は、心臓が止まっただけで魂まで死んでしまうため、そうならないために魂を実体化して守れる形にして、少しでも安全に魔女と戦えるようにしたのだと告げる。
肉体が佐倉杏子との戦いで強い一撃を受けても平気だったのは、肉体と魂が切り離されていたからであると語る。
「なんでよ、どうしてアタシたちをこんな目に……」
「戦いの運命を受け入れてまで、君には叶えたい望みがあったんだろ。
それは間違いなく実現したじゃないか」
あくまでも責任は願いをしたさやかたち少女にあるのだと言わんばかりのキュゥべぇ。
オープニングに少し変化があったかな? ラスト直前にシリアスな雰囲気が加わってる気がする。
翌日、さやかは学校を休んだ。
鹿目まどかは暁美ほむらに知っていたのかと訊ねる。
話さなかったのは、これまで誰に説明しても信用などしてもらえなかったからだという。
おそらくはただ自分が魔法少女になるのを妨害しようとしている、としか思われなかったのだろう。
確かに、たぶん以前の状態に説明されてもさやかたちは信じてくれなかっただろうね。
キュゥべえが何故こんな酷い事をするのか、と疑問を感じるまどか。
「あいつは『酷い』とさえ思っていない。
人間の価値観が通用しない生き物だから。
何もかもが奇跡の正統な対価だと、そう言い張るだけよ」
ま、事実さやかにはそう言っていますからね。
「全然釣り合ってないよ!
あんな体にされちゃうなんて……
さやかちゃんはただ好きな人の怪我を治したかっただけなのに」
「奇跡である事に代わりはないわ」
上条恭介の体を治したのは確かに奇跡の成せる技であり、さやかがどれほど介護しても恭介が演奏できる事はなかったという事実を突き付ける。
「奇跡はね……
本当なら人の命でさえ購えるものではないの」
奇跡を安売りして歩いているのがキュゥべえ。
もはやさやかは元に戻る事は出来ないというほむらに、まどかはさやかが自分や志筑仁美を助けてくれたのだと語る。
「感謝と責任を混同してはダメよ」
まどかにさやかを救う力はなく、引け目を感じないために借りを返そうという出過ぎた考えは捨てるように言い放つほむら。
「ほむらちゃん、どうしてもいつも冷たいの?」
「そうね……きっともう人間じゃないからかもね……」
自嘲とも取れる皮肉めいたほむらの答え。
本当はそれだけでなく、おそらく他の魔法少女たちよりももっと辛い体験を重ねてきたため、色々と諦めてしまっているところがあるのだろう。
そんな中で唯一ほむらが執着しているのが、まどかを魔法少女にしないという事。
ほむらにとってそれは何よりも大事な事なのだろう。ただワルプルギスの夜に集まる魔女達を倒すだけなら、強い魔力を持つだろうまどかの存在は強い味方を得る事になる筈なのに、まどかを魔法少女にしたくないという思いがあるのは、ほむらにとってまどかが何者にも代え難く大切な存在であるからという事。
ほむらが体験しただろう1巡目の世界などでまどかとの間で何があったのか。まどかと親友だったのか、それともまどかがほむらを助けるために死んだとかなのか。
真実を知って落ち込み続けるさやかを杏子は話があると呼び出す。
後悔しているさやかに対して、自分は仕方ないと思っていると語る。
何もかも自分自身のためにしていれば、何もかも自分のせいであり、後悔などする事もない。全てを受け入れられると語る。
杏子はある意味でほむらに近しい考えの持ち主で、全てに対して諦めを持ってしまっているのだろうな。
杏子が案内したのは朽ち果てた教会だった。
さやかが杏子の投げ渡した林檎を捨てた途端、杏子はさやかを締め上げて食べ物を粗末にするなら殺すと感情的になる。
この教会はさやかの父親の教会だった。
正直過ぎて真面目な父親は、新しい時代を救うには新しい信仰が必要だと考えていた。彼は教会の教義にもない事を説教し出した父親は、やがて本部に破門され、信者も去っていった。
さながら新興宗教のような彼の言葉に誰も聞こうとせず、杏子たちは食事にも困っていった。
確かに、信者たちからすれば、教えに無かったり反したりする事を言い出した胡散臭い男を信じようとは思わないのは仕方ないことだろうな。
父親は間違っていないのに、誰1人として父親の言葉に耳を貸すことなく、さやかはそれが悔しかった。
みんなが父親の話を真面目に聞いてくれるように、とキュゥべえに願った。
杏子はそんな幼い頃から魔法少女を続けていたのか。一体何年魔法少女やってるんだ……と、一応肉体は年月と共に成長をする事は確かなようだ。
父の下には翌日から人々が詰めかけ、信者達は次々と増えていった。
魔女と戦い続けていた杏子は「私と親父でこの世界を表と裏から救うんだ」と信じていたが、やがて真実は父親の知れるところとなってしまった。
信者達が教えでなく、魔法によって従っているだけだと知った父親は杏子を責め、人の心を惑わす魔女だと罵った。そして耐えきれなくなった父は壊れ、酒に溺れて家族を道連れにして無理心中を図り、杏子だけが生き残ってしまった。
「私の祈りが、家族を壊しちまったんだ。
他人の都合を知りもせず、勝手な願い事をしたせいで、
結局、誰もが不幸になった……」
杏子はそれ以来、自分のためだけに魔法を使うようになったのだという。
杏子が必要以上にさやかに絡んで、誰かのために戦おうとするさやかをバカにしていたのは過去の自分を見ているようで辛かったからなんだな。その先に待っているのは幸せでなく、不幸しかないと感じているからこそか。
その思いが強ければ強いほど、裏返った時の衝撃は強くなってしまうからな。
「奇跡ってのはタダじゃないんだ。
希望を祈れば、それと同じ分だけの絶望がまき散らされる。
そうやって差し引きをゼロにして、世の中のバランスは成り立ってるんだよ」
開き直って好き勝手やれば良いと告げる杏子は、自分と同じ間違いをしたさやかが好きに生きれば良いと告げる。
未だに間違いを続けようとしているさやかを見てられない、自分と同じように好きにいる事を薦める杏子。
杏子を誤解していたさやかだが、人のために願った事を後悔しない、その気持ちを嘘にしないために後悔はしないと決めていた。高すぎる代償だとは思っていないと告げる。魔法の力は使い方次第で素晴らしいものに出来るという考えを捨てないさやか。
杏子は持っている林檎の入手方法を問うさやかに答えに詰まる。
働いてもいないし、魔法少女としてどれほど戦ってもお金は稼げない。と、なると彼女の食料の入手経路などは自然と限られてしまうわけだ。
あくまでも自分のやり方を貫くことを決めたさやかは、それが気に入らないなら殺しにくれば良いと告げる。
杏子と話す事で少しは前へ進む気持ちの出来たさやかですが、まださやかの方は杏子のような絶望を見ていない、というのもあるのでしょう。
杏子にとってはさやかの言葉に腹が立つというより、やがてさやかが絶望を味わうかもしれない事が苛立たしいのか。
登校してきたさやかかは元気に振る舞うが、そこで上条恭介が登校してきている姿を目にして言葉に詰まる。
相変わらず学校へ登校する時もさやかに一言の連絡も無しか……毎日のようにお見舞いに来てくれた幼馴染みに対して随分と冷たいよな。
クラスメイトに来週には松葉杖無しで登校するのが目標だと語る恭介。
そんな彼らを見つめるさやかを厳しい瞳で見つめる志筑仁美は、さやかを呼び出すと恭介に思いを寄せていたと告白する。
てっきり実はもう付き合ってます、という告白かと思ってしまった。
対して作り笑いを浮かべて戯けるさやか。
「自分に嘘は吐かない」と決めたという仁美は、さやかの本心を問い掛ける。
さやかが自分の大切な友達だから、も抜け駆けも横取りもしたくないという仁美は、自分よりも早くから恭介を見ていたさやかに先を譲ると、自分は翌日に告白するからと、さやかに恭介に気持ちを伝えるかどうか一日の猶予を与える。
果たしてこの仁美の言葉は真実なのか、それともさやかに対して発破を掛けようという友人としての思いやりなのか。
これで仁美と恭介が付き合ったら、まさに不幸のどん底。
その夜、パトロールに出るさやかのところに「さやかちゃんに独りぼっちになって欲しくない」からと現れたまどかに、さやかは仁美を助けなければ良かったと一瞬思ってしまい、後悔しそうになったと語る。
「正義の味方失格だよ……
マミさんに顔向け出来ない」
仁美に恭介は取られたくないが、自分はもう死んでいるから何もできないのだと泣きじゃくるさやか。
自分が願って健康な体を取り戻した恭介と、魔法少女になって助けた仁美が付き合うかもしれない。魔法少女にならなければあり得なかった出来事を前にしてしまい、さやかの心も折れてしまいました。
一泣きして気持ちを晴らしたさやかはパトロールへと向かう。
魔女と対峙するさやかを結界の外で見守り続ける杏子。
今日のさやかは魔女と戦っており無駄な狩りではない、と手出ししようとしない杏子の事が意外だとほむらは語る。
魔女を相手に手こずるさやかを助けに現れた杏子だが、さやかは1人で戦えると杏子の助力を拒んで1人で戦う。
攻撃を受ける事を顧みずに攻撃を仕掛け、痛みを感じる事なく戦える事を確認するさやかは、傷つきながらも笑いながら魔女を攻撃し続ける。
「やめて……もう、やめて……」
友人の戦いぶりに耐えきれないように悲痛な声をあげるまどか。
さやか、壊れ始めてしまいました。
さやかは果たしてこの先どうなるのか。いくら肉体が無事でも、こんな戦い方をしていては長く持たないだろう。
わざと攻撃を受けた戦い方をしたのは、自分がもう人間ではない、というのを改めて実感して恭介への想いを捨てようと思ったからかな。
次回 第8話「あたしって、ほんとバカ」
見返りを求めない魔法少女であろうとするさやか。
その思いが強すぎるほどに悲壮感が漂う。
まどかはこのままワルプルギスの夜まで魔法少女になりそうにないな。
あの夢のシーンまで再現されるんじゃないのか?
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鹿目まどかは暁美ほむらに知っていたのかと訊ねる。
話さなかったのは、これまで誰に説明しても信用などしてもらえなかったからだという。
おそらくはただ自分が魔法少女になるのを妨害しようとしている、としか思われなかったのだろう。
確かに、たぶん以前の状態に説明されてもさやかたちは信じてくれなかっただろうね。
キュゥべえが何故こんな酷い事をするのか、と疑問を感じるまどか。
「あいつは『酷い』とさえ思っていない。
人間の価値観が通用しない生き物だから。
何もかもが奇跡の正統な対価だと、そう言い張るだけよ」
ま、事実さやかにはそう言っていますからね。
「全然釣り合ってないよ!
あんな体にされちゃうなんて……
さやかちゃんはただ好きな人の怪我を治したかっただけなのに」
「奇跡である事に代わりはないわ」
上条恭介の体を治したのは確かに奇跡の成せる技であり、さやかがどれほど介護しても恭介が演奏できる事はなかったという事実を突き付ける。
「奇跡はね……
本当なら人の命でさえ購えるものではないの」
奇跡を安売りして歩いているのがキュゥべえ。
もはやさやかは元に戻る事は出来ないというほむらに、まどかはさやかが自分や志筑仁美を助けてくれたのだと語る。
「感謝と責任を混同してはダメよ」
まどかにさやかを救う力はなく、引け目を感じないために借りを返そうという出過ぎた考えは捨てるように言い放つほむら。
「ほむらちゃん、どうしてもいつも冷たいの?」
「そうね……きっともう人間じゃないからかもね……」
自嘲とも取れる皮肉めいたほむらの答え。
本当はそれだけでなく、おそらく他の魔法少女たちよりももっと辛い体験を重ねてきたため、色々と諦めてしまっているところがあるのだろう。
そんな中で唯一ほむらが執着しているのが、まどかを魔法少女にしないという事。
ほむらにとってそれは何よりも大事な事なのだろう。ただワルプルギスの夜に集まる魔女達を倒すだけなら、強い魔力を持つだろうまどかの存在は強い味方を得る事になる筈なのに、まどかを魔法少女にしたくないという思いがあるのは、ほむらにとってまどかが何者にも代え難く大切な存在であるからという事。
ほむらが体験しただろう1巡目の世界などでまどかとの間で何があったのか。まどかと親友だったのか、それともまどかがほむらを助けるために死んだとかなのか。
真実を知って落ち込み続けるさやかを杏子は話があると呼び出す。
後悔しているさやかに対して、自分は仕方ないと思っていると語る。
何もかも自分自身のためにしていれば、何もかも自分のせいであり、後悔などする事もない。全てを受け入れられると語る。
杏子はある意味でほむらに近しい考えの持ち主で、全てに対して諦めを持ってしまっているのだろうな。
杏子が案内したのは朽ち果てた教会だった。
さやかが杏子の投げ渡した林檎を捨てた途端、杏子はさやかを締め上げて食べ物を粗末にするなら殺すと感情的になる。
この教会はさやかの父親の教会だった。
正直過ぎて真面目な父親は、新しい時代を救うには新しい信仰が必要だと考えていた。彼は教会の教義にもない事を説教し出した父親は、やがて本部に破門され、信者も去っていった。
さながら新興宗教のような彼の言葉に誰も聞こうとせず、杏子たちは食事にも困っていった。
確かに、信者たちからすれば、教えに無かったり反したりする事を言い出した胡散臭い男を信じようとは思わないのは仕方ないことだろうな。
父親は間違っていないのに、誰1人として父親の言葉に耳を貸すことなく、さやかはそれが悔しかった。
みんなが父親の話を真面目に聞いてくれるように、とキュゥべえに願った。
杏子はそんな幼い頃から魔法少女を続けていたのか。一体何年魔法少女やってるんだ……と、一応肉体は年月と共に成長をする事は確かなようだ。
父の下には翌日から人々が詰めかけ、信者達は次々と増えていった。
魔女と戦い続けていた杏子は「私と親父でこの世界を表と裏から救うんだ」と信じていたが、やがて真実は父親の知れるところとなってしまった。
信者達が教えでなく、魔法によって従っているだけだと知った父親は杏子を責め、人の心を惑わす魔女だと罵った。そして耐えきれなくなった父は壊れ、酒に溺れて家族を道連れにして無理心中を図り、杏子だけが生き残ってしまった。
「私の祈りが、家族を壊しちまったんだ。
他人の都合を知りもせず、勝手な願い事をしたせいで、
結局、誰もが不幸になった……」
杏子はそれ以来、自分のためだけに魔法を使うようになったのだという。
杏子が必要以上にさやかに絡んで、誰かのために戦おうとするさやかをバカにしていたのは過去の自分を見ているようで辛かったからなんだな。その先に待っているのは幸せでなく、不幸しかないと感じているからこそか。
その思いが強ければ強いほど、裏返った時の衝撃は強くなってしまうからな。
「奇跡ってのはタダじゃないんだ。
希望を祈れば、それと同じ分だけの絶望がまき散らされる。
そうやって差し引きをゼロにして、世の中のバランスは成り立ってるんだよ」
開き直って好き勝手やれば良いと告げる杏子は、自分と同じ間違いをしたさやかが好きに生きれば良いと告げる。
未だに間違いを続けようとしているさやかを見てられない、自分と同じように好きにいる事を薦める杏子。
杏子を誤解していたさやかだが、人のために願った事を後悔しない、その気持ちを嘘にしないために後悔はしないと決めていた。高すぎる代償だとは思っていないと告げる。魔法の力は使い方次第で素晴らしいものに出来るという考えを捨てないさやか。
杏子は持っている林檎の入手方法を問うさやかに答えに詰まる。
働いてもいないし、魔法少女としてどれほど戦ってもお金は稼げない。と、なると彼女の食料の入手経路などは自然と限られてしまうわけだ。
あくまでも自分のやり方を貫くことを決めたさやかは、それが気に入らないなら殺しにくれば良いと告げる。
杏子と話す事で少しは前へ進む気持ちの出来たさやかですが、まださやかの方は杏子のような絶望を見ていない、というのもあるのでしょう。
杏子にとってはさやかの言葉に腹が立つというより、やがてさやかが絶望を味わうかもしれない事が苛立たしいのか。
登校してきたさやかかは元気に振る舞うが、そこで上条恭介が登校してきている姿を目にして言葉に詰まる。
相変わらず学校へ登校する時もさやかに一言の連絡も無しか……毎日のようにお見舞いに来てくれた幼馴染みに対して随分と冷たいよな。
クラスメイトに来週には松葉杖無しで登校するのが目標だと語る恭介。
そんな彼らを見つめるさやかを厳しい瞳で見つめる志筑仁美は、さやかを呼び出すと恭介に思いを寄せていたと告白する。
てっきり実はもう付き合ってます、という告白かと思ってしまった。
対して作り笑いを浮かべて戯けるさやか。
「自分に嘘は吐かない」と決めたという仁美は、さやかの本心を問い掛ける。
さやかが自分の大切な友達だから、も抜け駆けも横取りもしたくないという仁美は、自分よりも早くから恭介を見ていたさやかに先を譲ると、自分は翌日に告白するからと、さやかに恭介に気持ちを伝えるかどうか一日の猶予を与える。
果たしてこの仁美の言葉は真実なのか、それともさやかに対して発破を掛けようという友人としての思いやりなのか。
これで仁美と恭介が付き合ったら、まさに不幸のどん底。
その夜、パトロールに出るさやかのところに「さやかちゃんに独りぼっちになって欲しくない」からと現れたまどかに、さやかは仁美を助けなければ良かったと一瞬思ってしまい、後悔しそうになったと語る。
「正義の味方失格だよ……
マミさんに顔向け出来ない」
仁美に恭介は取られたくないが、自分はもう死んでいるから何もできないのだと泣きじゃくるさやか。
自分が願って健康な体を取り戻した恭介と、魔法少女になって助けた仁美が付き合うかもしれない。魔法少女にならなければあり得なかった出来事を前にしてしまい、さやかの心も折れてしまいました。
一泣きして気持ちを晴らしたさやかはパトロールへと向かう。
魔女と対峙するさやかを結界の外で見守り続ける杏子。
今日のさやかは魔女と戦っており無駄な狩りではない、と手出ししようとしない杏子の事が意外だとほむらは語る。
魔女を相手に手こずるさやかを助けに現れた杏子だが、さやかは1人で戦えると杏子の助力を拒んで1人で戦う。
攻撃を受ける事を顧みずに攻撃を仕掛け、痛みを感じる事なく戦える事を確認するさやかは、傷つきながらも笑いながら魔女を攻撃し続ける。
「やめて……もう、やめて……」
友人の戦いぶりに耐えきれないように悲痛な声をあげるまどか。
さやか、壊れ始めてしまいました。
さやかは果たしてこの先どうなるのか。いくら肉体が無事でも、こんな戦い方をしていては長く持たないだろう。
わざと攻撃を受けた戦い方をしたのは、自分がもう人間ではない、というのを改めて実感して恭介への想いを捨てようと思ったからかな。
次回 第8話「あたしって、ほんとバカ」
見返りを求めない魔法少女であろうとするさやか。
その思いが強すぎるほどに悲壮感が漂う。
まどかはこのままワルプルギスの夜まで魔法少女になりそうにないな。
あの夢のシーンまで再現されるんじゃないのか?
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theme : 魔法少女まどか★マギカ
genre : アニメ・コミック