狂犬病ワクチンの原価は100円です
2013年07月28日
☆日曜日☆
人間のワクチンも原価数百円のものも多いらしいので、まぁ、そんなにビックリすることでもないけどね。
病院への卸価格は200円~300円。
これに注射技術料を足した額を、飼い主は病院に支払っているわけです。
この「注射技術料」が病院によってピンキリです。
でも、さらに必要以上に払っている地域がありました。
今からもう7年も前になりますが、その地域の獣医師会がマージンで営利を得ようと、獣医師会を通してワクチンを購入するよう獣医に通達、それに従わず業者から直接購入する獣医師は獣医師会から除名すると通告し、公正取引委員会から独占禁止法違反事件として取り上げられました。
これは集団注射に関してだけど、必然的に、個人で動物病院での接種代金も高くせざるを得ない。
埼玉にお住まいの飼い主さん、あなたの地域ですよ~!
平成18年度における独占禁止法違反事件の処理状況について
(↑ズズ~と17ページまでスクロール!)
公正取引委員会の警告ってどこまで強制力があるかわかりませんが、是正されたんでしょうか…?
ところで、は、以前にも書きましたが(「狂犬病ワクチン接種を三年に一回にする運動」)、狂犬病ワクチン摂取、断固反対派。
オーストラリアやニュージーランドでは、動物愛護の趣旨から、狂犬病の予防注射は法律で禁止されています。
アメリカ、イギリス、フランス、オランダ、アイルランドおよび北欧諸国は、摂取義務を廃止しています。
しかも、2年、3年有効なワクチンが開発されているというのに、日本では、法律で毎年の摂取が義務付けられているから、というだけの理由で、そのワクチンは使われない、という本末転倒な事態に陥っています。
法的義務にない混合ワクチンは、今では獣医大学の教科書も「3年に1回」を推奨する記述になったと聞きました。
これからは、
○新しい考えを受け入れない年寄り
○ワクチンで儲けたい
○薬品会社の営業から聞いた受け売りの知識しか持たない不勉強
な獣医師でなければ、混合ワクチンの毎年の摂取をすすめることもなくなるでしょう。
アメリカでは7年に1度ですからね、しかも、10歳以上の仔に打とうものなら、「動物虐待」と言われます(冗談ではありますが、NY時代、獣医師に言われました。「日本人の飼い主は皆んなワクチンを打ちたがるがなぜ?」と聞かれたときに)。
おっと、狂犬病予防接種の話からズレてしましました
混合ワクチンの話は、それでまた話が長くなるので、別の機会にするとして…
狂犬病ワクチンの原価が100円というのは、もう3年前になりますが、「犬や猫などの殺処分を禁止する議員連盟」の勉強会 「2010年法改正に向けて(公益財団法事 どうぶつ基金)」からの情報です。
3年たっても、なんら大きな動きがないのが歯がゆいところですが…。
大好きなドッグランで遊べなくなるから、りれらも狂犬病の摂取してきましたよ。
ほんと、イタシカタナク、イタシカナシク、だけどね。
狂犬病ワクチンは摂取後に何かあってもすぐに病院に行けるよう、午前に打ってもらい、摂取後は、注射後の様子を見ながら、病院の近くのカフェでのんびり。
今回も、具合悪くなることなく無事通過。
パコの接種は秋です。
狂犬病ワクチンは10歳過ぎたら接種しない、と決めていますが(この考えについての反論コメはご遠慮願います)、パコはいったい何歳なんだ? (最近ますます若返っているんだが。。)
**************************************************************************
テーマ : ペットの健康・病気・怪我
ジャンル : ペット