ある人が道元さま(曹洞宗)に訊ねました。「安心して修行するためには、ある程度の財産が必要なのではないでしょうか」すると道元様は「不然(しからず)=そうではない」いわれました。
「少しでも財産を蓄えようなどと思うことがそもそも大問題。あっという間に消える命を維持する程度の財産など、あれこれ心配して蓄えなくても自然に何とかなってしまうもの。人には皆それぞれ一生の持ち分が備わっていて、天地がこれを授けている。だから私が奔走して求めなくても、その分の食事は必ず得られることになっているのだ。」
【人に皆食分(じきぶん)あり、命分(めいぶん)あり、非分の食命を求むとも来たるべからず (人には皆それぞれ一生の間に口に出来る食物の量(食分)も、いわゆる寿命(命分)も決まっていて、限度を超えた食物や寿命を求めても、それは得られるものではない。】
亡くなられましたが、稲盛和夫さんは臨済宗でお得度されたお坊さまでしたね。不肖私も、パパが亡くなったことで、正式ではないけれどお得度を受けて生前戒名(天台宗)を戴きました。汲眞瑤世(きゅうしんようぜい)です。
入院中のblog(12/6〜2/3)には"Lee"の名前は多分使っていないはずです。なんか、お怪我をしたのは"Lee"ではないような気がしていました。みなさんが呼んでくださるのはLeeでいいのですよ。ではなくて、足首のお骨が折れて、深海魚みたいになっちゃいましたけど、またこうして元気に復活することができましたが、お怪我したのは、"汲眞瑤世"の卵だったのではないかと思うのです。そういえば"ヒヨコ"の時も確かにありましたね。
これからは"瑤世"を名乗ることもあると思います。院号は実照院ですが、甚だ生意気なので"不遜院"が良かったかなあとよろしくお願いします。