日本ペンクラブ(阿刀田高会長)が昨年9月に東京都内で開いた「国際ペン東京大会」の決算報告を巡り、本来の会計とは別の「簿外口座」や「簿外現金」が存在するなど不適切な会計処理があったとして、顧問の公認会計士から「不明朗な資金移動で、ずさんな管理と言わざるを得ない」と指摘されていることがわかった。ペンクラブは28日の臨時理事会で、会計処理問題について協議する。
関係者によると、不適切な会計処理は2月15日の理事会に報告された。それによると、ペンクラブ事務局幹部の大会実行委員会事務局責任者が、理事会の承認など適切な手続きを経ずにペンクラブ事務局長名の口座を開設。ペンクラブは大会費用として10年度に約1億8000万円を予算化(実際の支出は約2億3400万円)し、入出金などの決済口座として使ったという。
4月に会計士が聞き取り調査したところ、支払先が通帳に明記されない現金引き出しが少なくとも3回あり、2000万円以上に上ることが判明。大会経費の精算過程では肩代わりした外国からの招待客に対する旅費負担の領収書がなかったり、領収書があっても明細の不明な支出が数多く発覚したという。
会計士がペンクラブに提出した今月14日付の文書は「管理体制、指揮命令系統が確立していないことから法人としての態様をなしていない」と指摘。(1)理事に会計が重要との認識が薄い(2)印鑑管理は法人にとって重要事項で十分留意する必要がある−−など6項目の改善を助言した。
阿刀田会長は財務室長ら2人をけん責処分とし、室長には進退伺を提出させたという。理事に対する処分も検討するという。
浅田次郎専務理事は簿外口座について「イベント会社の要請に基づき外国の参加者からの入金を管理するため設けた」と説明。「経理を事務局任せにしていたのは良くなかった。会計上に不備があり、非常に問題なことであることの認識がなかったのはまずかった」としたうえで「職員による着服や別目的の支出など不正な流用はない」と話した。
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