ポコアポコヤ 映画倉庫 「すべてうまくいきますように」「冬の旅」
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「すべてうまくいきますように」「冬の旅」
フランス映画 2本
640 (1)
すべてうまくいきますように

オゾン監督だし、安楽死というテーマは長年ずっと私の最大の興味の一つでもある事だし、キャスティングも良かったので凄く見たかった映画。

うーん、、期待したのと違っていました。
お父さん、段々回復してきて、車いすに乗ってではあるけれど孫のコンサートに行けたり、レストランで食事もがっつり食べられる。日々凄く痛みで苦しんでいるとか、そういうのも無い状態で安楽死認めてもらえるのかな・・・?
医者の許可やサインとか厳格だと聞いた事があるのだけれど・・・

ソフィー・マルソーは久しぶりに見たけど、かわいらしかった。
体は常に鍛えているようで、過度な整形もしておらず年相応以上に綺麗にキープされていてさすがでした。

ちょっと残念だったのはシャルロットお姉様。
出番が凄く少なくて、インパクトもそれほど無い役で・・・友情出演なのかな・・・。

途中で解って来るのだけれど、冴えない中年男性がお父さんのゲイのお相手なのね。

すべてうまくいきますように(2021年 仏)
Tout s'est bien passé/Everything Went Fine
監督 脚本 フランソワ・オゾン
出演 ソフィー・マルソー  アンドレ・デュソリエ ジェラルディン・ペラス シャーロット・ランプリング ハンナ・シグラ

あらすじ
芸術や美食を楽しみ、ユーモアと好奇心にあふれ、何より生きることを愛していた85歳の父アンドレが突然、安楽死を願う。脳卒中で倒れたことによって、身体の自由がきかなくなったという現実が受け入れられず、人生を終わらせるのを手伝ってほしいと娘のエマニュエルに頼んだのだ。小説家のエマニュエルは妹のパスカルと、父の気が変わることを望みながらも、スイスの合法的に安楽死を支援する協会とコンタクトをとる。

・・・・・・・・・・・・・・・・

冬の旅

サンドリーヌ・ボネールが好きなのと、この映画見た事がなかったので鑑賞。
うわ・・・ 普段は気品あって美しいイメージの彼女が、若い頃に汚い浮浪者な役をやっていたことに驚きます。

1985年映画だから、なんと40年も前なのね。
こんな不用心な若い女性の一人浮浪者、危険過ぎるわー。この当時だと平気だったんでしょうか・・・、いや、そんな事はないよね・・・。

自由きまま、好き勝手に生きている彼女に感情移入できず、どちらかというとあまり好きになれないキャラだった。
彼女に魅力があるのか、臭い汚い彼女でも、出会う人が彼女のためにお金を使ってくれたり、色々良くしてくれるのよね。
若くて綺麗だからなのかな。これが60歳のおばあさんだったら、こうはいかないんだろうな・・・

冬の旅 1985年 仏
出演 
モナ サンドリーヌ・ボネール
監督 脚本 アニエス・ヴァルダ

あらすじ
冬の寒い日、フランス片田舎の畑の側溝で、凍死体が発見される。遺体は、モナ(サンドリーヌ・ボネール)という18歳の若い女だった。モナは、寝袋とリュックだけを背負いヒッチハイクで流浪する日々を送っていて、道中では、同じく放浪中の青年やお屋敷の女中、牧場を営む元学生運動のリーダー、そしてプラタナスの樹を研究する教授などに出会っていた。警察は、モナのことを誤って転落した自然死として身元不明のまま葬ってしまうが、カメラは、モナが死に至るまでの数週間の足取りを、この彼女が路上で出会った人々の語りから辿っていく。人々はモナの死を知らぬまま、思い思いに彼女について語りだす。
【2024/10/14 07:49】  コメント(10) | トラックバック(1) | フランス・ベルギー カナダ
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コメント

こんばんは。
「すべてうまくいきますように」コメント&TBいつもありがとう。

このお父さん、好きなように生きてきたんだろうなあ~っていうのがわかるのよねぇ。思ったまま口にするし、やっちゃうし。
でもそんな父親を姉妹はすごく愛してるのよね。こういう時、兄弟や姉妹がいつのっていいな~って思いました。
ソフィー・マルソー、素敵よね。とっても素敵に年を取ってるよね。
シャルロットさま、シーンは少なかったね。でもあの一言はさすがの貫禄だったわ。

ところで(話は全然違うけど笑)latifaさんところ、今月が結婚記念日なのね。おめでとうございます。実はうちもなんだけど、若い時はお花もらったり、食事にも行ってたけど、今はもう、主人は言わないと忘れてる~(笑)私、ちゃっかりと、自分で結婚記念日プレゼントポチっとしちゃうのよ~(笑)
  【 編集】  URL |   2024/10/14 21:30   |  TOP ▲ |


瞳さん、こんにちは!
こちらこそ、いつもありがとう!

そうそう、アランドロンも申し込みしていたらしいよ。
実行は何時になるのかな?って思っていたから、今回の訃報は、え?ってなった。
具体的にどういう経緯で亡くなったのか、詳しく書かれてなかったっぽい(私が知らないだけかも)から、ちょっと気になってるんだけど・・・

瞳さんちも10月なのね? 長いこと一緒にずっと別れずに暮らしてるってすごいよねー。
アメリカなんかは別れる人の方が断然多いみたいだよね。
そもそも結婚記念日って、結婚式の日とは違うし、その日から一緒に暮らし始めた訳でもないから、なんか思い入れがあまり無いのよね(私自身も)

そうそう、家も若い頃は、そういうのあったー。

で、彼岸花だけど、あの白とかオレンジって昔は無かったよね? 最近品種改良で出来てきたのかな?
北海道では、めったに見かけないお花だったんだけど、四国では子供が遊べるほど身近に咲いていたお花だったんだね。
羨ましいなー。1980年頃、百恵ちゃんの「マンジュシャカ」って歌で、実物をその辺で見たい!って強く願ったものだったよ。
latifa  【 編集】  URL |   2024/10/15 14:23   |  TOP ▲ |


latifaさん☆
自宅で執り行う病み上がりの三回忌も何とか終わりました…ふぅ
私も安楽死については以前から気になっていたので、この映画気になってたんです。でも思っていた映画とは違うのね…体力戻って色々落ち着いたらゆっくり見ようかな。

そしてlatifaさん結婚記念日おめでとうございます〰️覚えやすくて良いな〰️
私もスルーされがちな記念日をゴリゴリ押して何とかランチ行ってる感じ(笑)
記念日からの1年が新しい発見のある年になると良いですね~☆
ノルウェーまだ~む  【 編集】  URL |   2024/10/15 16:46   |  TOP ▲ |


ノルウェーまだ~むさん、こんにちは!
えー!ご自宅で三回忌をとり行われたのですか・・・
まだ体調も戻ってない時なのに、、、、
普通の体調の時でも、ヘトヘトになるのに・・・
それはそれはお疲れ様でした。
ちなみに私のところも今年父親の三回忌でした。

これはオススメしません。
ずっと見たくて、やっと見たため、せっかくだからと感想はアップしましたが・・

結婚記念日にも反応して下さって、ありがとうございます。
そうなのー、覚えやすくて、縁起も良いだろうとその日に当時したのでした。

家も昔はちょっと奮発したレストランーとかやってたのですが、
最近2人とも、昔では信じられないくらい食が細くなって食べられなくなっちゃったのです・・・悲しい。
latifa  【 編集】  URL |   2024/10/16 09:35   |  TOP ▲ |


latifaさん☆
お父様三回忌でいらっしゃったのね?そうそう、田舎だから自宅でやるのよ〰️昨年は前の日に姪っ子が子供達を連れてきて、掃除やり直ししたりとめちゃめちゃ大変だったけど、コロナだから隔離中とお伝えしたからそこは楽だったわwww
もう庭も草ボウボウでもいーやって腹くくって…
お食事あまり気が進まないと楽しめないですものね?いつまでも食べてるから私痩せないのね〰️(笑)
ノルウェーまだ~む  【 編集】  URL |   2024/10/16 10:14   |  TOP ▲ |


ノルウェーまだ~むさん、再度コメントありがとうございます!
そうなのね・・・親戚沢山集まるから、掃除とか色々すんごい大変よね・・・。
でも今年はコロナで、っていうのがあったから、むしろ少しだけ楽だったか 笑
良かったー。

庭の草取り 
あっという間に伸びるし、きりがないのよね。
うちも夫の実家が庭の草がすごいことなっちゃって、業者に草刈をお願いしたけど、
お金もかかるし、その他もろもろ管理が大変なのよねー。
実家の処分等に、ここ最近てんてこまい中。
latifa  【 編集】  URL |   2024/10/16 10:50   |  TOP ▲ |


latifaさん こんばんは。
どちらもフランス映画らしさを感じる作品ですね。
私は実は安楽死肯定派なの...醜い姿を見せたくないし、家族に迷惑をかけたくないと思ってしまって...実際その時になったら生きていたくてじたばたしてしまうかもしれないけれど。そういう話をすると、夫にはすごく怒られます。
安楽死がテーマの映画といえば「世界一キライなあなた」を思い出します。これはまだ若い美しい若者(サム・クラフリン)が死を選ぶ話で、さすがにこれには賛同できなかったけれど、命の重さはみんな同じなのですよね。

「冬の旅」は見るのが辛そうな作品ですね。
グレン・クローズの「アルバート氏の人生」が、女性がひとりで生きていくことがたいへん(危険)で男性として生きていく話でしたが...
今も昔も女性が一人で生きていくのは危険がいっぱいですね。だから私は夫より先に死ぬか、もしも残ったら信頼できるパートナーが欲しいところですが、こればかりは都合よくいきませんね。
セレンディピティ  【 編集】  URL |   2024/10/16 22:06   |  TOP ▲ |


セレンディピティさん、こんにちは!
コメントありがとうございます。安楽死の件、私も同じです。

私の夫もそういう話をするのが嫌いみたいでね・・・両親もそういう話題を避けたがる人でね・・・私は子供の頃から真剣にそういう事を考えて来たし、ざっくばらんに腹を割って家族とそういう話をしたかったんですけど、なかなかできないのが残念です。

私の強い希望(無駄な治療はしない!など)は常時それを記載したものを持ち歩いていて、いざという時に(私が倒れたり意識不明とかになったら)医師などに告げてくれるようにはお願いしていますが・・・

世界一キライなあなた
私も見ています。富豪の彼って設定でしたよね・・・。
私個人的には、基本的に本人の強い希望があれば、どんなに若くても安楽死は認められて良いと思うのですが、なんだかこの映画はいまいち感情移入が出来ませんでした。

「アルバート氏の人生」
これは面白く見ています。だいぶ忘れてしまったけれど・・・。
それと私も夫より先に死にたいと思っています。
latifa  【 編集】  URL |   2024/10/17 09:07   |  TOP ▲ |


こんばんは。再びお邪魔しまーす。

彼岸花って北海道ではあまり見かけないのね!?彼岸花って温度が重要?みたいなので、そういうのが関係するのかしら。
こちら地方では、この時期土手があったら花盛りです(笑)

お花の色、白は書いてなかったけど、黄色は園芸種なんですって。
最近はほかのお花もいろんな色が増えてますよね~。

百恵ちゃんの歌、懐かしいな~。
  【 編集】  URL |   2024/10/17 19:58   |  TOP ▲ |


瞳さん、こんにちは!
再度コメントありがとうー!

彼岸花話題について、色々教えてくれてありがとう!
嬉しかったよー。
園芸種、なるほど。
やっぱり色々な色が品種改良?技術?で増えているっぽいんだね。

土手に一杯咲いてた? いいなあ、、、。
なんか羨ましいよ。

私ね、ずっと北海道人だったから、秋に修学旅行で本州に行った時、朝起きて寝台列車で見た風景に衝撃を受けたんだ。
瓦屋根の家が一杯だー、一番驚いたのは柿がなってる木があちこちに! みかんもなってたはず
(北海道には、そういう果実の木がそのへんには存在し無い)
latifa  【 編集】  URL |   2024/10/18 11:16   |  TOP ▲ |


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