ラ・ターシュに魅せられて 2009年06月
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「日本がウソをついていることは明らかです」 元外務次官

日中、街をうろついていたら、 「不幸がどうのこうの」 って政党が 「害宣車」 を走らせていました。笑いましたね。 「我々は、北朝鮮のミサイルから皆さんを守りますっ!なぜなら、北朝鮮がミサイルを打つ前に、基地を攻撃するからです」 ですって。
知人と二人で指差して笑い転げました。
害宣車のウンちゃんとウグイス嬢が、「気弱な地上げ屋」達を訝しげに見ていましたが、いくら言論の自由と言っても、こうした狂った連中に好き勝手させてると、国益を損なうばかりではなく、それでなくても、今の日本は、ナチが台頭してきた頃と状況が酷似しているのに、極右の台頭、ひいては、ファシズムの台頭を招かないか、心配になってきます。

狂った連中と言えば、こういう事件が起きると、「人間の狂気」 ってものを考えさせられますね。

「自殺原因はパワハラ」 佐川急便のニュースです。

佐川急便新潟店の男性係長(42)が自殺したのは、上司によるパワーハラスメントが原因だった、との報道です。
この上司。 北朝鮮拉致被害者曽我さんに 「何らかの類似点がある」 課長代理だそうですが(笑)、おそらく刑事罰まで行くと思います。

何しろ、ご遺族から 「見て見ぬ振りをした」 と名指しされた五十嵐店長を除く同支店従業員約200人のうち、130人が会社に対し、連名で原因究明を求める嘆願書を提出しており、そのうち、115人がパワハラの実態を証言する文書を遺族に寄せているそうです。
遺族側は、労災認定を受けたうえ、この曽我さんに良く似た課長代理と佐川を相手に損害賠償請求するようです。
私が佐川の危機対応担当だったら、たとえ何億払ってでも 「速やかな和解」 を目指しますね。
こうした事件は、担当役員が無能だと、会社存亡の危機にまで発展する可能性があります。
この会社の顧問弁護士は、代わっていないようでしたら 「嫌いな弁護士」(笑) なので、もし彼の性格が変わっていないようでしたら、会社にとっては 「茨の道」 を歩むこととなるでしょう。
今後の展開に注目です。

お亡くなりになった故人とご遺族には哀悼の意を表します。

それでは、本日のメインエントリー。
「核持ち込み密約」はあったのニュースです。

1960年の日米安保条約改定の際、核兵器を積んだ米艦船の日本寄港や領海通過に事前協議は必要ないとする秘密合意を日米両政府が結んだとされる問題です。

この 「密約」 については、米側公文書などで、すでに存在がバレちゃってますが、国民を欺くことしかアタマに無い自民党政権は一貫して、その存在を否定してきました。
しかし、肝心要の外務省元事務次官経験者が証言しちゃいました。

この証言自体は評価すべき勇気ある行動だと思います。
しかし、証言の 「動機」 が胡散臭い(笑)。
こんなふうに言っているとの報道です。

「代々の外相に歴代の次官が伝えてきた一方、国会答弁では核の持ち込みはないと言う。それはおかしいと思う」
これは、正論です。
問題は、このあと。
「安保ができたばかりの時は、外交交渉の結果を表にできなかったこともある。だが今は50年がたち、核の持つ意味も変化した。北朝鮮も核を持っているのだから」とも語ったそうです。

何のことはない。
この古巣を裏切ったオトコ。
核武装論者なんですね。

しかし、返す返すも情けないのは、このカエルとトカゲを親戚に持つような顔した、このオトコ。
官房長官やってるそうですが、「ご指摘のような密約は存在しない」と改めて否定しました。
「事前協議がない以上は核持ち込みがないと、まったく疑いの余地を持っていない」と述べたそうです。

「情報公開」 ってのは民主主義の基本です。
公開できない外交情報があることも勿論承知しています。
しかし、アメリカ側が既に公開していて、更に今回 「担当者」 がカミングアウトしちゃった 「情報」 など、隠す必要がどこにあるのでしょうかね。
彼らにあるのは 「自分のメンツ」 だけです。

明々白々のウソをつき、国民を欺き続ける政府が良いのか。
情報公開を基本政策にする政党に政権を任せるのか。

近々行われる選挙は、そうした観点からもご判断なさったほうが良いかもしれません。

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