夢と幻の散歩道2 2010年07月
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夢と幻の散歩道2

夢と幻の散歩道 第2章 _手に届かないお月様を求めて 心は はるかに遠く 切符をなくしてしまったまま 旅は今日も続いている

2010-07-31 [ Sat ]
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まだ暗闇の中

潮風に

潮騒に

包まれて・・・

でも闇の中

・・・
4時前
岩場で世界が白み始めるのを待つ

待ちながら「果て」という言葉を思い出す

涙の果て
恋の果て

果てという言葉は何か切ない響きがある

一途に夢中で突き進んで
ふと立ち止まったところが
世界の果て

一方で
「果てしない」という言葉は、

何か希望に溢れている・・・

心の中の無限の力を信じている素晴らしさ



この地点を果てと考えるのか
果てしなく続く海を思うのか

今が一番深い昨日の終わりなら
ここは夜中走ってたどり着いた「果て」。

今が一番早い今日の始まりなら
「果てしない」海の広がりを

おもう・・

(茨城県ひたちなか市平磯海岸)

2010-07-31 [ Sat ]
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アラームの前に目覚めて

後先考えず出かける支度

どこに行こうか・・・

家の前の国道を右に行けば渡良瀬
左に行けば海のほう

気づいたら左に曲がっていた


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着いたのは平磯海岸

湿った潮風と

磯の匂い



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立ち込める霧は静けさのイメージだけど

繰り返す波の音

ここはもちろん
何の変哲もない海だけど

現実にあるものと
そう見えるものと
そうなって欲しいものとが

一枚のフォトに織り込まれる

(撮影 茨城県ひたちなか市)
2010-07-30 [ Fri ]
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セミは竹林は好まないのか

蝉時雨は遠い過去から聴こえてくる

遠い蝉時雨ほど静けさをもたらすものはない

何か今という地点がふわっと宙に浮くような感覚・・・

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斜陽は

夜が来ることを
闇の世界が訪れることを

その美しさをららにイメージさせてくれる

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竹に寄り添うヤマユリ

この土の下には
死者が眠っているの??

(撮影 茨城県石岡市)

2010-07-30 [ Fri ]
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強風の中ヤマユリを撮りに・・・

強風を選んだわけではなくて

今逢いにいかなければもう萎れてしまいそうだったから



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風でユリは大きく揺れる

遠くに筑波山

ここから見る筑波山は形がいい

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こんな風でも
林の中は甘い香りがただよう

西に傾いた真夏の陽射



最悪のコンディションのなか

夏という圧倒的な力に包まれた記憶を
残して

・・・
これはフラワーパークのなか。
薔薇の花で有名な公園だが、園内の山に入ると福寿草、シャガ、紫陽花、ヤマユリが
四季折々、自然のままの姿で咲き誇る・・・

年間フリーパスがあるので、気楽に行っています


(撮影 茨城県石岡市)



2010-07-29 [ Thu ]
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光と霧

見る見る変わりながら


時は流れない

時は空間に深く広がる



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朝の日の光はこの方角にはあまり入らないけれど、

不思議な色の重なりに

夢中でシャッターを切っていた

(撮影 栃木県藤岡町)

2010-07-29 [ Thu ]
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小さな林があるという

その場所にいってみた

そのとき

霧で閉ざされていた草原に朝日でオレンジに耀く

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ほんのりオレンジ色の草原

切り取ってしまったのは
その向こうの鉄塔が気になったから



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更に南側はかすかな色

向こうは記憶の光

そして

あそこのもっと遠くが

未来

鳥の楽園

・・・
車一台分の狭い道に車を止めて・・・
でも誰も通らない


(撮影 栃木県藤岡町)


2010-07-28 [ Wed ]
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ゆっくりと夜明け

朝霧の中を

時は

ゆっくりゆっくり

流れる

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西の空

お月様は

夜の終着点へ

ゆっくりと向う

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恐ろしいくらいの

この静けさ


ここは

遠い記憶の中



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東の空は

朝の予感

遠く光の兆し

(栃木県藤岡町)


・・・・・
今日、浴衣の帯結びに挑戦したけれど、

胸とお腹をしめて、結ぶのに腕に力を入れて、帯を見るのに下を向いて・・
一生懸命やっていたら
気持ち悪くなってしまった・・・
二度ともだめ・・

立体折り紙みたいでおもしろいのだけど・・・
前途多難


2010-07-28 [ Wed ]
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10時前だけど、陽射は炎天の昼間

イメージとは違うけれど

蓮のお花はこの暑いお日様の光が

大好きなの

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六本の足で蕾にしっかりつかまって

羽の模様
葉脈にも似てるし
血管にも似ているし

いのちのもよう



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露出アンダーで

何かを大切に守るような花びらの形

慈しみの心のかたち

(撮影 茨城県石岡市)


今試しに・・
浴衣を着て、
帯を結ぼうと悪戦苦闘

気持ち悪くなって撃沈・・・
これからまた再挑戦・・・


2010-07-27 [ Tue ]
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日が昇って
川面が一面輝く

たくさんの小さな
光の欠片


遠い記憶と
先日の旅の記憶と

遠い人と近くにいる人と

そんな遠近感が

今のこの耀きに意味を失う

(撮影 栃木県藤岡町)



今日教育センターの研修があった・・・
行かなければ行けないのに
忘れてしまった
ショック・・・




2010-07-27 [ Tue ]
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朝焼けしない単調な日の出
がっかりして
帰りかけたとき

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川面にお日様が写りこみ
急に流れの色がオレンジに変わる

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しまいかけたカメラを出してもう一度撮影

川面は金箔が流れているよう

(撮影 栃木県藤岡町)


蜂に刺されたところが
びっくりするくらい腫れてきた><

熱をもっていて硬くなっている
やっぱり何回か刺されると症状は重くなるのかも・・・
2010-07-26 [ Mon ]
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この蕾を撮るとき

蓮の蕾は息を吐いた

天上の静けさが

辺りに広がる

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葉脈を見ると

血管と同じ

生命の力を感じる


きっと天上も命の力で溢れている


・・・
暑いと
暑さの中に閉じ込められているような変な感覚になる。

ふと

置き忘れてしまったような不安

手を伸ばしても届かない幻の笑顔

すべてが記憶の深淵に沈むとは
思いたくない

(撮影 茨城県石岡市)

2010-07-26 [ Mon ]
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同じ場所で。

時折できる波紋が

水面を滑っていく

蓮の花にはどんな音が似合うだろう・・

涙の雫が落ちる音

(撮影 茨城県石岡市)



友達のお父様が亡くなった・・・
献体すると聞いた。
さだまさしの『眉山』を読んだ。
そのなかでも母親が献体する。
決心の底にある思い・・・
そして家族の葛藤・・
そんな辛い思いにきっと蓮の花はやさしい。




2010-07-25 [ Sun ]
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午前4時半くらい

響くのは
カエルのファゴット

見守り続けてくれた眼差しはもうないけれど・・・

今日はあなたのために世界一美しく開いてみせる・・・

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開くときは
一枚一枚

ポンと音がする??
音は聞こえないけれど

心の中で

朝がはじける



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ちょっと曲がっていてすいません・・・

今日の日常が始まる前の

曙のドラマ


・・・
今日・・・蜂に刺されてしまった
2匹同時に
熱い針を刺したような
電気に感電したような痛みだった

あまりの痛さのせいか毒のせいか
気分が悪かったけれど
しばらくしたら復活
薬は前にたくさんの蜂に刺されたときにお医者さんからもらってあるし・・・
もう大丈夫・・・

(撮影 茨城県石岡市常陸風土記の丘)



2010-07-24 [ Sat ]
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カヤの平の北ドブ湿原

機材を背負って30分以上歩いた気がする

汗かいて疲れて

やっとたどり着いた湿原とこの青空

青空の下に今いる

その今自分がいるのだという実感が

理屈なく気持ちいい

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一日かぎりの美しさ

萎れる明日を憂えても虚しい

ありったけの心を耀くこの瞬間に・・

なんと屈託ないオレンジ色なのだろう


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青空に向うその姿

ね、明日も暑いけど、楽しく過ごそうね。

元気パワーをあなたにプレゼントです。

(撮影 長野県木島平村)

2010-07-24 [ Sat ]
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おもいきり晴れたとき

遠くばかり見つめていたら

三脚とららの影が映ってしまった・・・

車も通っているし・・・

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とつぜん霧に包まれる

少し遠くを切り取って・・・


いろいろな表情を見せる一沼

秋はどんなだろう・・・

(撮影 長野県山ノ内町)


・・・・

例えば大切な記憶も
歳月に風化してしまう・・

風化しない記憶もある

大切な記憶というわけでもなく
小さな日常の一つの場面だったり・・・

人の脳は…なんだか切ない





2010-07-23 [ Fri ]
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一沼のヒツジグサ


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たゆたう時が

ここにはある




以下
どうでもいいこと
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2010-07-23 [ Fri ]
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一沼に着いたとき

まだ
ヒツジグサは閉じて眠っていた

鳥の声に少しずつ花開く
その時間を

張りつめた感動のなかですごす

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鏡のように世界を閉じ込めながら


水は静まりかえっている

でも

見えない沼の底には

一体どんな思いが

どんな情熱が・・・

どんな悲哀が・・・

沈んでいるのだろう

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ミツガシワの葉っぱ



この沼は

音を吸い込んでしまうのか

人の時間を沈めてしまうのか


(撮影 長野県山ノ内町)


2010-07-22 [ Thu ]
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色のプレリュードの後に

光と雲の即興曲

狂詩曲



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朝のドラマのフィナーレは

柔らかに

色づいた霧が包む金色の世界



世界の果てをじっと見つめると

その同じ視線が

世界の果てからこの今の自分を見据える

(撮影 群馬県草津町)

2010-07-22 [ Thu ]
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4時少し過ぎ



予感

確かなものが

宇宙には


ある




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日はまた昇る

明日もその次の日も


曇りの日も雨の日も

雲の向こうの青い空に

日はまた昇る

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新しい今日に

新しい心で


世界に満ちる光に

感謝の心で

(撮影 群馬県草津町)




2010-07-21 [ Wed ]
撮影紀行の記事の中に割り込みで・・・

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りりちゃんのお墓の脇に植えたカサブランカ

今年も蕾が開いて

りりちゃんの魂が天国から戻ってきました

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白くてやせて小さな捨て猫だった、

あれから10数年ずっと夜は一緒だった

今でも覚えている

柔らかくて
暖かい毛並み

後ろ足のしなやかな力強さ

朝は律儀にかならず5時に起こしてくれた。



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りりちゃんお帰りなさい

天国では
りりちゃんのホントのお母さんにあえたかな~
ららのパパさんやお母さんと仲良くしてるかな~

満月ももうすぐ・・・


2010-07-21 [ Wed ]

夕方激しい雷雨
稲光と轟く雷音

空で神様が怒っている
怒られるようなことないのに・・・

すべてを洗い流してくれる夕立は好き
「田園」の4楽章を聞いてからもっと好きになった

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(彩度を一段階上げています)

待って
待って

ほんのひと時現れた光

あの青空の向こうに天使が住んでいる


聴こえませんか?

天使たちの神秘の合唱

地上のたくさんの悪の中からひたむきな魂を救い出す天使たちの恩寵の詩
ゲーテ『ファウスト』の最後の短い詩。

すべて移ろいゆくのは、
永遠なるものの比喩にすぎず。
かつて満たされざりしもの、
今ここに満たさる。
名状すべからざるもの、
ここに遂げられたり。
永遠にして女性的なるもの、
われらを引きて昇らしむ。

       (高橋義孝訳)

(撮影 長野県山ノ内町)


2010-07-20 [ Tue ]
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滝のすぐ脇

岩に細い筋のように落ちる水

この水の流れに何となく生命を感じる

みどりが揺れる

みどりが写る

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滝つぼの水が勢いよくながれる

ただの岩だけど

なまずとかえるに見えたりして・・・


この滝は異次元空間で
さむかった・・・

(撮影 群馬県中之条町) 

2010-07-20 [ Tue ]
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流れる水と

落ちる水


流れる音と

落ちる音



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頬を包むような飛沫の霧

頬を撫ぜる涼風



風にゆれ、

光が揺れる


流れ去るものと

とどまるもの



形あるものと

流れ


流れる水は時

落ちて流れて

包んで過ぎる



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一つ一つの瞬間が

耀く

はじける



(撮影 群馬県中之条町)


2010-07-19 [ Mon ]
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この咲き方

思い切り自由

梅雨明けしたこの日に咲いた歓び

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夏の涼風

湖面にささやく

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ひたむきに生きるあなたに

愛の光が降り注ぎますように


一時の不運は

時とともに流れ去る


(撮影 群馬県中之条町)



今日、写団渡良瀬の写真展を見に行って
素晴らしいお写真を撮っている方々と会えました
いろいろ教えていただきまして、ありがとうございました





2010-07-19 [ Mon ]
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風で揺れるキスゲ

ネットで見るとノゾリキスゲとも言うらしい

この白い花は何だろう・・・

風にはリズムがある

そろって風に靡く白い花の穂

その中で

気ままに踊るキスゲたち



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盛夏到来

梅雨はそのうち明ける、当たり前なことだけど

待っていたものの訪れは

嬉しい



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人の世で

待っていたものが訪れることなど

ほとんどない

だからなおのこと

当たり前に巡る季節が
うれしい

未来の空間に歩いてくのは怖いから

おもいきり走っていってみようか・・・

(撮影 群馬県中之条町)


上のフォトの白い花←イブキトラノオでした。教えてくださったたけまーさんありがとうございました。
2010-07-18 [ Sun ]
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目で見たときは虫に気づかなかった・・・

たくさんの花
この花の命はたった一日

明日には萎れてすぐとなりに新しい花が咲く

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命の力の一番初めは

こんな雲の感じ・・・そんな気がする

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初めの一日で
最後の一日

この今日の今の瞬間の

この風の感覚・・・

お花になった気分で一緒に味わってみる

(撮影 群馬県六合村)


2010-07-16 [ Fri ]
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町を歩いていて見つけた紫陽花

涼しげに日陰に咲いている

はじけるような陽射
焼けるような暑さ
ああ、真夏のそら

白い雲が東の地平線からもくもく湧き上がる

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海に行ったらすてきだろうな~

そう思いながら、仕事帰り
暑さで頭痛、、、


2010-07-15 [ Thu ]
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ららが小さいころは
空っぽのお仏壇で扉が閉められたままだった

今こうしてふたりここにいて

お盆さん、どうすればいいかな・・・
いろいろネットで調べて
藁の馬と牛を飾って
ちょうちんを出して
お膳を出して

おままごとして・・・


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今日親類が来て、やっと行事は終わり

生きてる人のためのセレモニー



以下ニーチェ
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2010-07-14 [ Wed ]
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葉っぱの影から

世界をのぞく

初めて見上げるお空は

何となく不機嫌そう・・・

ちょっと不安

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雨の一夜を過ごしたお花たち


雨の記憶があるから

こんなどんよりしたお空でも

ほっとできる。


打たれるほど強くなる??

でも

その傷跡は消えない



花壇のこぼれ種から芽が出て咲いた日々草の呟きでした


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ユリが咲くとりりちゃんを思い出す

ここに眠ってもう何年になるだろう・・

今年も優しく静かにつぼみがふくらんだ


2010-07-13 [ Tue ]
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最近写真を撮っていなくて
蔵出しを考えたけど、その蔵が離れていて面倒で
今撮ってきた・・・

カメラを持ってお庭に出る

誰にも見られないまま
ギボウシは花を咲かせて
そして萎れて
カモミールももう終わりそう・・・
ラベンダーももう終わり・・・


今日はちょっと池袋までお出かけ

きょうもまるくまるくまんまるく

そんな気持ちで・・

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プロフィール

らら

Author:らら
月へ帰る道が分からなくなったららです

フォトの中に時を閉じ込めて

心の扉の鍵をそっとあけて


忙しいあなたの心が癒されますように

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