夢と幻の散歩道2
夢と幻の散歩道 第2章 _手に届かないお月様を求めて 心は はるかに遠く 切符をなくしてしまったまま 旅は今日も続いている
2010-04-26 [ Mon ]
撮って・・
お花たちのそんな声が聞こえた
造花のように変わらないものなら
こんな慌てて撮らないけれど
開ききったチューリップは花びらが落ちてしまいそう・・
暖かい日差しを受けてお庭で草むしり・・
野原でなら、ホトケノザもオオイヌノフグリもみんな大好きなのに
何で今、芝生の間の健気な子達を
取ってしまうのだろう・・・
命を愛でながら、命を簡単に捨ててしまう
小さな動物の命も大切なのに、毎日その命を口にする
当たり前の
理にかなった
矛盾
だけど
やっぱり矛盾
自然淘汰、闘争は強い子孫を残すための自然の掟
だけど
人の争いはエゴとエゴのぶつかり合い、憎しみや怒りの闘いのような気がして、
自然のおきてとは思えない
人が人を裁くことはなぜ許されるのか
法が裁くのではなく、なぜ市民も参加して人を裁くのか
市民感覚で人を裁くと言うのは市民感情を判断の一つとして加えること
なんだか草を抜きながら取り留めなく考えたり・・・
昨日出かけた河で魚釣りをしているおじさんと話した
仕事がないという
東京で写真学校を出て、プロの助手をして、
不況の波をまともに受けたという
今でもフィルムカメラは宝物らしい
フィルムの味わいを語るとき
きらきら目が光る
世の中にいろいろな流れと荒波があって
運と不運にもてあそばれる
それでも
空に太陽があって青空があって
分かり合える人と話し、ともに笑う・・生きる勇気はそこから沸いてくるのかも
2010-04-26 [ Mon ]