夢と幻の散歩道2 2009年06月
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夢と幻の散歩道2

夢と幻の散歩道 第2章 _手に届かないお月様を求めて 心は はるかに遠く 切符をなくしてしまったまま 旅は今日も続いている

2009-06-30 [ Tue ]
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雨上がりの昼下がり

野原で見つけたピンクのお花

昼顔・・・

柔らかなツル

生きるしなやかさが美しい


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同じピンクのお花

お散歩で玄関さきで見かけた

ペチュニア

柔らかく開く花びらは

夏の風にひらひらと
美しく揺れる



両方美しい花

でも

昼顔は草刈で刈り取られて

ペチュニアは肥料をもらえる

すごく違う
不公平・・・・

でもそう思うのは人だけで

昼顔もペチュニアも
同じように
与えられたところで一生懸命生きるだけ・・・


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アガパンサスと
蜂さんと
らら
みんな友達・・・

そう思ってみたけれど
この蜂さんはちょっと怖そう・・・
そっと逃げてきました

・・・・・
使えるもので使えないものを
リサイクルショップへ

そこはららが前に働いていた精神障害者の自立支援センター
そこの利用者さんともスタッフとも笑顔で話しができた・・・
そして
少し元気をもらえた・・・




2009-06-29 [ Mon ]
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日々草に朝日が当たる
雨上がりの青い空


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滑り落ちそうなのに
笑いながらかすかに震える

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刻々と変わる自然と自分の関係性は
包まれるような優しさと
計り知れない怖さとの混ざったような
畏敬の気持ち

刻々と変わる人の心と自分の心との関係性
私とあなたを隔てるものの向こうには何も見えず
あなたは私の心に映ったあなた
それは関係そのもの
かけがいのない大切な大切なもの

刻々と変わる体と心
心はよく暴走する、反対の可能性を吟味する
迷う
でも身体は愚直なほど正直
心よ、体といい関係を築いてほしい

目の下がピクピクといつも動くのは
疲れすぎ?

・・・・・


2009-06-29 [ Mon ]
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とても小さな妖精になって
飛んでいると・・・

自分の羽の音も聞こえる

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ココに降りてみようか・・・

空中に浮かんでいると
風がとっても怖い
吹き飛ばされそう・・・

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可愛いダリア

あの花びらの中がいい

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えっと・・・

あ、ここがいい
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ここでやさしく
花びらに包まれて
ひと休み

・・・・

毎日少しずつ片付け

両親のもののほかに
父の父のタイの国王様からもらったものとか
父の父のそのまた父の描いた油絵とか・・
父の母が10代の頃に書いた詩とか

それから母の10代20代の頃の短歌や随筆や小説や・・・

もうどうしようもない、
ただ呆然と時間が過ぎる




2009-06-28 [ Sun ]
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偶然の糸と必然の糸が

木漏れ日のように

事象の横糸に織り込まれていく


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紬のような

地味な布地

あぁ、時間ってこんなものなんだ、

ダリの絵のような
薄っぺらい曲がった時計は

もうとっくに止まってしまった。

・・・・・

金色と紫の布で飾った四角い箱は

助手席で

シートベルトをした

昔みたいにね

向ったところは病院ではない


からんと手入れされた墓地の中で
お墓のふたが開けられて

到着を待っていたもう一つの陶器の入れ物が
チラッと見えた。

・・・・・

こういうときに
祈る対象があることは幸せかも

・・・・
ベガはアルタイルを見つけられるの?

ららには永遠のときはない

七夕に

願い・・・もう思いつかない





2009-06-28 [ Sun ]
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ムラサキクンシラン

でもクンシランとは違う響き

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アガパンサスの鐘のような響きが聴こえる
そう、
音楽

コンチェルト

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いつから人間は

自分たちの世界を

社会と名づけたのだろう・・・

いつから人間は

自然を観察する対象にしてしまったのだろう・・・

観察することで

自然に対峙して

いつのまにか

利用することを考えて


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でも、
それじゃ、

なにかがこぼれおちちゃう


つちの匂い

草の吐息

頬をなでる風の感触

包まれる感覚に

幸せを感じる感性



どんなに沈んだときですら
幸せだと思える


人間はこの感覚を忘れてしまう・・・


社会の人間力学の中の

一瞬の均衡の安心と

一瞬の和の楽しさを

求めるようになったから・・・






2009-06-27 [ Sat ]
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ゆっくりと夜が白みはじめる頃

早起きのうぐいすが
ニワトリより先に空に歌う

そのころ
つぼみの中でも
花の心が明るくなりはじめる

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曖昧の表情の奥に

花の願いがかすかな詩のように
風の中で見え隠れ




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もう迷いはしない

小さなハマユウの心に
白く
もっと白く

白くひかる夏の陽ざし


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・・・・・
また法要がある

そして今度は

小さな部屋から
もっと小さな石のお部屋に

まだ新しい陶器にはいっている父が
そこで待っている






2009-06-26 [ Fri ]
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シロツメグサで何かを編んでいるかな・・・・



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7月に近いのに純白な清らかさに
足を止める


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梅雨の晴れ間の光は
色を変えてしまうほど強烈だけれど

ずっとずっとこの白さが好き



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このお花をよけて歩くのは



よけながら「おはよう」

このお花の声は猫にしか聞こえない


猫はヒトよりずっと多くのものを認知しながら歩く

猫はきっと

真剣に今を生きている

・・・・・
シロツメグサで首飾りを最後に作ったのはいつだっただろう・・・・
靴が露でぬれても一生懸命編んだの・・・・

そういえば、ちょっとだけ心に刺さることがあった・・・・
小さな子がシロツメグサを摘んで編んでいて
それを見た母親が少女に言った
「だめじゃない、お花には命があるのにそんなに採っちゃ、
かわいそうよ、やめなさい」
少女は作りかけの首飾りを捨てて、母親と一緒に行ってしまった・・・

ららの心に残った後味の悪さを
この少女もかみ締めている・・・きっと。



2009-06-26 [ Fri ]
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緑のハート

黒いゴミ?は残念だけど
ハートの形が嬉しくて

ライラック
マフマニノフの映画で
この花と花の香りと花にさす光が
心に残った

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これもよく分からないお花
山椒の葉を大きくしたような葉のある木

その白い優しさに
癒されます・・・

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ピンボケ写真(笑)
暗かったのと
緊張してしまったのと・・・
でも、天使のような表情がかわいい

・・・・・
今日
少しだけ中学校で問題があったりして・・・
さて、どういう一日にあるのか・・・

2009-06-25 [ Thu ]
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一日ブルーで
やはりブルーの花が好きなんです

それにキキョウは桔梗という漢字が好き

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よく何かにつけて「何で?」と聞く人がいる。
でも、ほとんどのことは理由に基づいて行動しているわけじゃない。
後から行動の理由付けをするだけ。

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好きに理由はない
好きだから好き。ただのトートロジー
それで充分

記憶の戸棚に入れるために感覚が言葉に置き換わったとき
生の感覚が失われる

大切なものが消えてしまうかもしれない。

でも、言葉は生きもののように他の人の生命に入り込んで
その心の中で
もっと素晴らしい感覚を引き起こすこともある

言葉の
魅力

言葉は力
呼び起こされる感動と
癒しの力

傷つけることもあるけれど・・・
人と自然の関係と
人と言葉の間柄
何か似ているような

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記憶の向こうのガクアジサイ


・・・・
きょうはファミリーキッチンに
写真3枚現像して飾りました
ネジバナと花菖蒲と睡蓮

患者さんが季節を感じてくれるように・・・



2009-06-25 [ Thu ]
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花びらの柔らかさは
アジサイと対照的

色合いはアジサイと同じ
落ち着く

この色

開きかけたつぼみから
柔らかな薄い花びらが

空気に触れるときの感触

雨の日と粒の重さの感触

そんなことを感じながら・・・・・

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不思議
外界と遮断された感覚
何をしても
誰と話をしても
自分から抜け出せない

行動してみる・・・・
これから落ち着いたら
福祉系のボランティアをほかでもはじめようと考えている

今日は緩和ケア病棟のボランティア
季節の写真を現像して飾っている。
きょうまた新しいフォトを持って行こう・・・
病院にはどうしても季節感がなくなってしまうから

・・・・・
人と人
心と心

その関係の温度はやっぱり自分自身の作り出したもの

だいぶ後になって
そのときのその人の気持ちが見えてきたり・・・

・・・・

人って思い込みの中で関係を気づいているのかな~
それも何か哀しいし
自分を突き抜けてじかに人の心に達する
無理。。。
だってそう思ったって思い込み。。。。

・・・・
でも意識しない心の内面が
全く気づかないまま

人の心に伝わることもある

自分のことは自分で分る・・・これもおごり



2009-06-24 [ Wed ]
個性
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わたしとあなた
ぜんぜんちがうけれど
けっこう相性いいよね


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彼女のよさ
少しだけ距離をおくと
はっきり見えてくるよ




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わたしとあなた
ずっと近くにいたのに
いつも反対
違う夢を見てる・・・




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ネジバナのお母さん
やさしい微笑み
温かいまなざしは宝物


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信じあうこと
私はあなたの中に生きる

あなたは永遠


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あれはあなたじゃない
鏡の中のわたし

わかっているよ
もう随分前からあなたはほんとは
いなかったことを





2009-06-24 [ Wed ]
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言葉が

雨に打たれて

融けてしまう


瞬間くっきりと形を持って

瞬間くっきりと喜びに充ちて

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それから静かに倒れる心地よさ




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2009-06-23 [ Tue ]
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睡蓮のすぐ近くにあったホタルブクロ

・・・・・

ただ家にいると困惑する
何にどう向き合っていいのかわからない

セレモニーの処理とかそういうことではなくて

朝起きられない
何も出来ない
何が哀しいのか虚しいのかわからないけど、

前に公園で拾った青い梅をキッチンに飾った
それが真っ黒にシワシワに干からびていて
それがショックで
しばらくぐったりと横になったり、

ゴミは捨てなくちゃと思いつつ
外に出るまでに大変な心の葛藤

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どうしたの?
だるい

母は旅立った・・・・分ってる
雲が灰色・・・・梅雨だしね
昔大好きな人と別れた・・・・むか~しね
バラの花が枯れた・・・・それはしかたない
花壇に出来ていたアリの巣に殺虫剤を入れた・・・・アリは害虫だし
ラフマニノフのDVDをみた

すべてが何だろう・・・
苦しいのはなぜだろう

べつに泣きたいわけじゃない



すべてが突然重たくて仕方なくて

すべてが突然どうでもよくなる


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自分は純粋ではない
透明ではない

すいません・・・
取り繕う必要のないここだから
呟いてみました



2009-06-23 [ Tue ]
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すっと伸びる細いつぼみは
何となく着物のイメージ

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今心を開いたら
雨に打たれて
傷ついてしまうのに・・・

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そんなことはお構いなし
何かを愛して
何かを求めるように

花開く

まっすぐ伸びた茎に先に
大きな花びら

そのバランスはとても危うい
もういくつ倒れてしまっているか・・・

それでも
夢見て
憧れて

求める

あなたを


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それは

リアルな

メルヘン



2009-06-22 [ Mon ]
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動きのない風景に
リズミカルに動きを添えてくれる雨

まむしとザリガニがいるというこの辺り
睡蓮が綺麗に咲いていました

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にごった水のなかで
驚くほど純粋に

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花びらのピンクは泥水にも濁らない

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この花の生きる秘訣はなんだろう?

ららには出来ない・・・
弱いから

突付かれれば凹むし
泥をかぶれば汚れるし

いつの間にか
どうやって自分を守るか・・そんなことばかり
どうやっても好きになれない自分のこころ

・・・・
雨の中
泥水の水面に浮かぶ睡蓮が

まぶしかった



2009-06-22 [ Mon ]
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雨の中だから人はまばら

柔らかい花びらは
雨を
まともに受けて萎える

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花開く時期は
六月終わりごろ?
梅雨の時期を選んだなんて


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よく見ると虫さんもいる。
蝶が舞う、蜂が飛ぶ、
雨でも

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色のハーモニーが
アジサイ色

この色たちには彼らだけの音楽がある



2009-06-21 [ Sun ]
今日は滝の撮影は中止で花菖蒲の撮影に変更

雨の撮影は実は好き(*^_^*)
大好きな雫が一杯

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公園なのでいろいろなお花が
雨と語り合う

迷い戸惑いの空に
凛とたつその姿

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普段ららはあまり傘をささない
雨に濡れるときは
お花と同じ心になれるから

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全く違うもののアップからですいません
これはギボウシのつぼみ

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雨に濡れているのではなく
雫に包まれている
雫の中に
心を解き放つ
植物

やがて
花びらは雨に融けて
無くなってしまうのに

満ち足りた即自的存在・・・


・・・・
小口さん、撮影ツアーの企画ありがとうございました。
そしてお世話になりました


2009-06-21 [ Sun ]
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名前は分からないけど
緑の中のオレンジ色が
鮮やかに誇らしく

この花は緑の葉を愛しているの


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小さなつぼみは円弧を描く

左右のつぼみがゆっくりひらく

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梅雨空をバックに下から

どんよりした空だから、
私がお日様

優しく微笑む

愛されている緑の葉っぱたちは
きっと幸せ

・・・・・・
お友達
退院できました
彼女のお母さんからお礼にと
大きなかぼちゃときゅうりとじゃがいもを頂きました
かぼちゃは堂々としていて
その重さ
硬さ・・・

かぼちゃを持ったことってあまりなかった・・・
そのたくましさに圧倒・・・




2009-06-20 [ Sat ]
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郷愁の漂うピンク

ねじれる向きに決りはないみたい


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曇のすきまから
わずかに光が差して
花びらがひかる

地上10cm

154cmの高さで見たら何も見えない
何も聴こえない


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空に向って開いて
お日様の光を求めているのは
カタバミ

空に向って
種の一杯入った腕を掲げる


地上5cmの世界


・・・・
夜中の空は
ぼんやりと薄明るい

雲が地上のライトを反射しているためか・・・

・・・・

澄んだ夜空が見たい








2009-06-19 [ Fri ]
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目標を何となく定めているのは
安心だからかも
しれない

これをしなければならない
課題というのは
意識を現実に留めておくために
有効

でも今

目標を阻む得体の知れない
ブルーな気分を

じつは

見つめている



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初めとなる終わり

コバンソウの実は
時が充ちれば
ちぎれて種をまく

種がこぼれたあとの

終焉

すべてを終えた身体は
驚くほど軽い

たとえば

蜂やセミの死骸

もう動物も植物も終わりの姿は変わりない


軽く消えるために

消えてまた新しい生命の誕生のために

風と土になる



2009-06-19 [ Fri ]
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ナンテンの花
つぼみ

つぼんでいるうちのほうが
綺麗に揃ってる

でも、つぼみ一つ

個性を咲かせる

苛立ちそうな
不安なような
こころを抱えて
みんなといつもいる中学生のよう

・・・・・
給食はいろいろなクラスに
グループでテーブルクロスをしいて

でも
同じ空間と時間を共有するという感覚がうつろ
みなそれぞれ自分の時間を自分で楽しむ。

まるで、電車。
電車ではそれぞれ音楽を聴いて本を読んでうとうとして・・・
こんなに近くにいるのに他の人の存在を意識から抹殺
当然よね、不自然な近さだもの

でも学校の中でも人と時間と空間を共有したくないといった感じの子たち・・・
ひょっとしたら、家でもあたりまえのようにテレビが
空間の意識を壊しているのかも



ららもいつのまにか
「私たち」という言葉を
会話の中で
使わなくなってしまった気がする
2009-06-18 [ Thu ]
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薄紅色を添えたアジサイ

風雨を耐える強さと
日陰でも花を咲かせる力と

環境に馴染むしなやかさと

人の心に優しさを育むアジサイ


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小さな花
よく見ると開いているのと開いていないのと

ホトケノザも同じ・・・咲いているのと咲かない花と

咲かない運命の花もある
花と生まれたら咲きたいだろうに

つぼみのまま枯れてしまうのは切ないだろうに
そんなつぼみは花咲くつぼみに夢を託して枯れていくのかしら・・・・


・・・・
お友達のお見舞いに

まだICU
人工呼吸器をつけている

飲んだ薬の影響で呼吸不全になるのを防ぐため・・・

・・・
今日は特にインフルエンザに対する警戒が・・・
ほかでは収束に向っている今頃
つくばで感染が確認されたから

今度の冬が怖いかも・・・

・・・・
8月上旬アメリカに行こうかな~
叔父と叔母が住んでいるから。
下旬はスクーリングで戻ってこなければならないけれど・・・

計画中・・

・・・・
今日は太宰治が生まれて100年
津軽ではどんなイベントがあるのだろうか

100年前!変わらない、人の心は。

・・・・・
ひとり密かに夢見ること
もちろんそれだけでは夢は現実にはならないけど
それは心の故郷のように
癒してくれる

夢も持って夢を抱いて
友達と語り合って、影響しあって、
励まされて、
そういう夢は実現するもの



2009-06-18 [ Thu ]
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どこか無秩序

ごちゃごちゃ

惹かれるのはそのエネルギー

流れたい方向に心のままにほとばしる力

乱れた力

・・・・これは栗の花



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乱れた緑

草だけじゃない葉っぱだけじゃない

緑が乱れて距離を失って
心に入り込む

芝生のみどり

そこに水がたまって苔が生えて
苔にみどり

雨ばかりで浮き草が広がって
浮き草のみどり

そして林の木々を映して
木々のみどり

みどり

みどりは言葉すくなく

優しく

心の中で


どうしようもない心の子どもに

寄り添って

ゆっくり包んで


そして光になって消えていく


・・・・・
お友達、意識回復しました。
そのうち呼吸器もはずしてもらえそう・・・

今日はボランティア行くので様子を見に行くけれど・・・
面会は出来るかな~

2009-06-17 [ Wed ]
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コバンソウの故郷は
地中海の見えるところ

観賞用に日本にやってきて
今は荒地にかさかさ揺れる

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コバンソウの向こうにはヒメジオン、ドクダミ、・・・・
夏の野原

・・・・
同じ3次元を生きているけれど
人はアリを見て
その2次元みたいな限られた視界を哀れに思う

それと同じように
カラスは人を見て
その狭い視野を哀れんでいるかもしれない


・・・・
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クズがツルを伸ばす
旺盛に生きる

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巻きついて生きる
そういう生き方もあるけれど

ららは人に巻きつかない

巻きつかれた人はたぶん苦しいから


自分ですっとまっすぐ立っていたい


・・・・
今日は1時間だけ
特別頼んで特別支援学級の授業を見学

一人一人との関わり
その深さがさすが専門の先生
だからそこの生徒もみんなのびのび

・・・・
2009-06-17 [ Wed ]
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野原で


つぼみので
お花の妖精が眠っている
目覚めるまでは
花は開かない

おはよう・・・
目が覚めた?

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お花が開いたとき
ふわっと空に飛んでいって
光に溶けていった妖精


誰も知らない秘密の出来事


・・・・・
病院に運ばれた友達に
心の隅にいた自暴自棄の自分を見たような・・・

心のバランスを崩さないように

心は自分の中だけでは完結はしない開放系
思い込みや羨みを捨てて
素のままで
関係性の中に
一歩



2009-06-16 [ Tue ]
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大地の夢

大地に根付いた紫陽花の花が
空を仰いで見た夢

花びらの上の虫の赤ちゃんが
しっかり花びらにつかまって見た夢

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じっとそれを見つめたららの夢

みんな同じ
6月の夢

・・・・・

疲れた・・・

また友達から電話

大量の薬を飲んでいた

リスカの跡が
まるで模様のように腕に刻まれていて
一つ一つが苦しみの痕跡

救急車を呼んで病院へ

そこはららがボランティアをしている病院
いつもは
生きたくても生きられない末期がんの患者さんと話しをするけれど
今日は生きられるのに死んでしまいたい彼女に寄り添って。
いぇ、ほんとは生きたいのに、生き方がわからないの。

意識はないからハナシできなかったけれど、
付き添って、ららは
何を考えていたんだろう

どうやって生きたらいいのかということ

放たれた風船が
お月様に向って飛んで行く前に
注射針で夢を割ってしまえばいいか・・・

流れの速い世の中を生きるには
したたかな梶も必要か・・・・

速く集中治療室を出られればいいけれど・・・





2009-06-15 [ Mon ]
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丸いつぼみ


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そっと開いて


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花びらのフリルが
昔のブラウスの思い出


・・・・

・・
「しかしこの世の善だの悪だの
容易に人間には分りはせぬ
人間に分らない無数の理由が
あれをもこれをも支配しているのだ

山蔭の清水のやうに忍耐ぶかく
つぐむでいれば愉しいだけだ

汽車からみえる 山も 草も
空も 川も みんなみんな

やがては全体の調和に溶けて
空に昇って 虹となるのだろうとおもふ・・・」


中原中也「山羊の歌」より




2009-06-15 [ Mon ]
激しい雷雨は止んで
曇り空の朝

濡れてしまった餌をついばみにすずめが来る

あのバラは?

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一晩を耐えたそのバラの姿

このバラがららを

黙って見下ろしている

分っている、もう大丈夫だよ



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この世界を曲線で閉じて

その中に永遠を閉じ込める


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美しく

儚く

消えゆくまえに

かすかに震える

震える









2009-06-14 [ Sun ]
夕方の暗雲

鳥もひっそり息を潜める

不気味な雷鳴は

不安

畏れ



突然の爆発のような雷

怖いわけじゃない
心配なわけでもない

毎日の平静さに耐えられなくなったように
泣く

雷鳴に包まれて泣きじゃくる


どう考えるか
何をすべきか

周りへの配慮
笑い

心の表面が風に囁いて微笑んで歌っているのに

くらい冷たい深い静けさ




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ひと月

長いひと月


あぁ、いくら休んでも疲れてる


このバラは夕方の雨に打たれて
もう散ってしまっているだろう

脳裏をかすめる人は皆

去っていく後姿


それでも振り切るように
テキスト見て
出来ない暗記

忘れては覚えすぐ忘れる




2009-06-14 [ Sun ]
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本当の花は真ん中に
ちゃんと開くのもある紫陽花の花


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繊細な花びら

きっと

野に渡る風を花びらに感じながら
小さく小さく踊ったり頷いたり、

その心もしなやか

ヒメジオン


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矢車草

いつもの散歩道に

いつものように

「露の世は露の世ながらさりながら」
一茶にしては哀しげな句

Renounce nothing.............Cling to nothing......

そして時は過ぎていく




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プロフィール

らら

Author:らら
月へ帰る道が分からなくなったららです

フォトの中に時を閉じ込めて

心の扉の鍵をそっとあけて


忙しいあなたの心が癒されますように

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