京の道 今日の道 第87回 東福寺から泉涌寺へ~月輪散策~その4
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第87回 東福寺から泉涌寺へ~月輪散策~その4

87-1.jpg
ここは、東福寺の日下門です。
今回はここを出て、裏道を抜けて泉涌寺の方に向かいます。
途中、臥雲橋や勝林寺に寄ります。
撮影日は、2012年11月8日木曜日午後3時半。
急がないと、泉涌寺が閉まってしまいます。


87-2.jpg
東福寺の日下門を出て、北を向きました。
本来は、こちらが東福寺の観光コースです。
(今までの東福寺取材は、全てこちらを通っていました)
実は、ここは自分の高校時代の通学路です。今からここを通ります。


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東福寺の日下門から北に約20m進みました。
日下門前の北西角の天得院の前で、焼餅を売っています。
東福寺保育園があるところですね。


87-4.jpg
……で、焼餅を買いました。
これは米由来の「餅」ではなく生麩を焼いたものでした。
(小麦粉のグルテンを固めたものに、ヨモギが入っています)
表面が香ばしく、中はモチモチでした。
それが、中の小豆あんと合います。


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東福寺の土塀横に植えられたカエデの木が、
だんだん紅葉に染まっていました。
ここは、そこそこ染まっています。


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東福寺西側の道をさらに北に進みます。
目の前に、だんだん臥雲橋が近づいてきました。
この臥雲橋も、偃月橋・通天橋同様三ノ瀬川に架かる橋です。
では、いよいよここを渡ります。


87-7.jpg
臥雲橋から、三ノ瀬川を東に向いています。
向こうに見えるのは通天橋で、
その向こうに東福寺の方丈が見えます。
お気づきの方もいるでしょうが、
自分は「ブログ村」のアバターの代わりに、
この構図の写真を使っています。
この写真は、クリックすると拡大されます。


87-8.jpg
同じ位置で、ちょっと引いて撮りました。
人混みには程遠いですが、そこそこ混んでいました。
(紅葉最盛期にはたくさんの人で、立ち止まると危険になります)
ここを通る人は、自分と同じように写真を撮っていました。
幼稚園児くらいの女の子がここに来るなり、
「わぁ、きれいきれい」
を連発していました。
個人的には、ここが京都一の絶景だと思っています。


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臥雲橋の北側に来ました。
右(北)側は東福寺ですが、左(西)側は東福寺の末寺が続きます。
この道も、紅葉に染まります。


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臥雲橋から東に約100m進むと、右(東)側も末寺が続きます。
さらに北に約100m進むと、右(東)側に明暗寺が見えます。
ちょっとここに寄り道します。


87-11.jpg
明暗寺の本堂には、「大弁財尊天」と書かれてありました。
ということは、ここの本尊は「弁天さん」でしょうか?
もともとこの寺院は、禅宗の一派普化宗の総本山です。
普化宗といえば、
尺八を吹きながら行脚する虚無僧で知られています。
ここは、尺八の根本道場でもあります。


87-12.jpg
本当はここの庭園は苔とか萩とかが綺麗なのですが、
枚数の都合で割愛します。
代わりに、こちらを撮りました。
この猫は、よく見ると片目が失明していて大きな傷がありました。
屋根から降りられなくて困っている様子でしたが……


87-13.jpg
自分で塀伝いに降りてきました。
その姿を撮ろうとしたのですが、動きが速くて速くて。
結局、こんなブレた写真しか撮れませんでした。
野良ネコではなく、ここに住んでいる飼い猫のようでした。


87-14.jpg
では、明暗寺を出て、さらに北に向かいます。


87-15.jpg
明暗寺の前で、北を向きました。
約50m先で、突き当りになります。
ずっと向こうに見える大きな建物は、「第一日赤病院」です。


87-16.jpg
東福寺の日下門の前から北に進む道も、
ここでT字路の突き当りになります。
その看板は、T字路の北東角にありました。
お気づきの方も多いでしょうが、
自分のブログのアバターは、この構図の写真を使っています。



87-17.jpg
このT字路で東に向きました。
元来の観光コースは、ここを西に「東福寺」駅方面に向かいます。
泉涌寺へ向かうコースもそちらに向かうのですが、
ここは地元民ならではの近道を通るために、東に進みます。
ここから急な上り坂になります。
ちなみに、自分の高校の通学路もこちらになります。
(母校は、この道の突き当りです)


87-18.jpg
さきほどのT字路から東に約100m坂を上りました。
この辺りから、周囲が少しずつ末寺に変わって住宅になります。
左(北)に向かう脇道に、このような看板がありました。
次は、この勝林寺に寄ってみます。


87-19.jpg
細い道を北に、約100m進みました。
この石段を上って、勝林寺に入ります。


87-20.jpg
勝林寺の門をくぐりました。
小さいながらも、紅葉がきれいな寺院です。


87-21.jpg
勝林寺毘沙門堂前に小さな庭があります。
東福寺より日がよく当たる分、こちらは紅葉が進んでいます。
本当はとてもきれいなところなのですが、
枚数の関係でこれだけになります。


87-22.jpg
勝林寺の毘沙門堂(本堂)です。
ここは、東福寺の北側に当たり北を守護する毘沙門天が本尊です。
他にもいろいろ秘仏があるのですが、
11月17日~12月9日に公開されているそうです。


87-23.jpg
名残惜しくはありますが、ここ勝林寺を出て先に進みます。


87-24.jpg
勝林寺の門を出ると、石段を降ります。
100mほど細い道を進むと突き当ります。
そこを左折(東に曲がり)して、急な坂道を上ります。


87-25.jpg
勝林寺から南に進み、突き当りで左(東)を向きました。
ここは、急な上り坂です。あと150mほどで突き当ります。


87-26.jpg
先ほどの角から、約50m進みました。
東福寺の僧堂には、こちらから入ります。
東福寺の僧侶の修行の場ですね。


87-27.jpg
急な上り坂も、いよいよ突き当りです。
京都市立日吉が丘高校の校門は、この脇にあります。
ここも、紅葉がきれいになってきました。
ちょうど下校時間で、この直後にたくさんの生徒が出てきました。


87-28.jpg
京都市立日吉が丘高校の校門前で、右(南)を向きました。
上り坂は、さらに急になります。
左側に日吉が丘高校を見ながら高校沿いに道を進みます。


87-29.jpg
日吉が丘高校の校門前から、南に約50m進みました。
上り坂は続きますが、ここから急に左にカーブします。


87-30.jpg
さらに南東に50mほど進みました。
分かりにくいですが、左側は京都市立日吉が丘高校です。
ちなみに、このままこの道を進むと稲荷山山中に入り、
さらに進むと四辻に到達します。


87-31.jpg
日吉が丘高校の校門前から、敷地沿いに約200m進みました。
日吉が丘高校の端まで来ました。


87-32.jpg
先ほどの地点で、左を向きました。
ここは、京都市立日吉が丘高校の裏門です。
目の前に、体育館があってその横に運動場があります。
右手に石段があって、細い道が伸びています。
今度はここを進みます。


87-33.jpg
石段を上ると、今度は平坦になります。
左(北)に見えるのは、京都市立日吉が丘高校の体育館です。
ここは1Fが剣道場で、
2Fがバスケットボールなどができる体育館になっています。
ちょうど剣道部が活動をはじめていました。


87-34.jpg
さらにこの道を歩き続けると、
今度は左(北)側に運動場が見えてきました。
分かりにくいですが、この真北にピッチャーズマウンドがあります。
この辺りはアスファルトに落ち葉が敷き詰められていて、
この時期はとてもきれいになります。
昔からこの道は、自分のお気に入りでした。


87-35.jpg
この細い道は200mほどで終わり、
後は北へ急な石段を上ることになります。
「こんなん、山登りやわ」
と前を歩いていた二人連れの女性が息を切らせていました。
(自分は、高校時代ここを体育の時間に走っていたのですが)


87-36.jpg
急な石段は、約50mで終わり、あとは平坦になります。
日吉が丘高校は、左(西)側のはるか下になります。
ちなみに、右(東)側は京都市立月輪中学校の運動場です。


87-37.jpg
平たんな道は、約50mで突き当ります。
そこから右(東)に行くとすぐに泉涌寺ですが、
ちょっと左(西)を向いてみました。
ここから道が二手に分かれていて、
左の急な下り坂の先には京都市立日吉が丘高校の運動場があります。
(柵の先です)
このまままっすぐ行く道に、寄り道をします。


87-38.jpg
先ほどの道を20mほど行くと、
突き当りに悲田院という寺院がありました。
ここにも寄っていくのですが、それは次回とします。

今回は、ここまでです。

~次回は、泉涌寺に入っていきます~



~追記~
2012年11月19日に
訪問者が9000人を突破いたしました!
最近は、さらにペースアップして
2週間で1000人くらいの方に訪問していただいています。
また、その11月19日には
このブログ初の1日の訪問者数が100人を突破しました。
これも、みなさんのおかげです。
本当に、ありがとうございました!


~追追記~
今回のブログの近辺の地図を貼り付けます。
詳しくは、こちらをご覧ください。
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ジャンル : 地域情報

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東福寺から泉涌寺への行き方

3年前、京都の紅葉を観に行きました。東福寺からだと、泉涌寺方面は日赤病院の方から行くしかないと思っていて、遠回りでもあり、断念しました。

こういう地元の方の詳細な写真解説があればショートカットで行けましたね。近々また行く予定なので、今度こそ使わせて頂きます、この道を。

痒いところに手が届くブログですね、ありがとうございます。

Re: 東福寺から泉涌寺への行き方

araigakiさん、こんにちは。
コメント、ありがとうございます。

このブログでも書きましたが、
ここに出てくる京都市立日吉が丘高校は、
自分の出身校です。
そういう訳で、この辺は詳しくなります。
……実はこの辺りを体育の時間によく走らされました。
学校の校門からいったん泉涌寺の前に出て
そこから泉涌寺道を下って行って今熊野で折り返します。
ただ、それよりももっと大変なのは
裏道を抜けて稲荷山を登って、四辻で引き返すコースです。
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ぴのぴなと申します。
生まれたときから50数年
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「清水寺から平安神宮」
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「祇園散策」
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毎年更新した記録です。
ゆっくり回ったので、
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参考にしてください。

「節分」
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「京都のお祭り」
春から初夏を中心に
京都市内各地のお祭りを
記録したものです。

「松尾散策」
地蔵院や鈴虫寺、
松尾大社や法輪寺など
松尾を散策します。

「嵯峨野嵐山」
嵯峨野嵐山周辺散策です。

「京都駅前散策」
京都駅から
五条通にかけて
あちこち回りました。

「蹴上・鹿ヶ谷散策」
南禅寺のある蹴上や
哲学の道がある鹿ケ谷を
散策しています。

「太秦散策」
蚕ノ社や広隆寺、
映画村など太秦周辺を
散策しました。

「花園散策」
JR「花園」駅から
北側の衣笠山手前の
「きぬかけの路」に
かけて散策しました。
妙心寺や等持院など
並んでいます。

「松原通東から西」
清水寺~西小路間の
松原通を東から西へと
写真で追いかけます。
京都盆地を輪切りにして、
地域ごとの違いを
楽しんでください。

「松原通東から西」EX
松原通が終わる西小路から
京都盆地の西の端の
松尾までを書いています。
松原通の記事と
併せて読むと、
京都盆地の東西の様子が
よく分かります。

「三条通西から東」
嵐山から始まり、
名神高速道路
京都東インターまでの
三条通を西から東に
書いていきます。

「本町通北から南」
京都盆地の東側を通る
本町通を南から北に
進みます。

「寺町通南から北」
河原町通の1本西
寺町通を
五条通から北大路通まで
散策します。
[六原」経由で、
「本町通編」と
つながっています。

「烏丸通北から南」
「寺町通編」の最終回
今宮通から南に
十条通まで続きます。

「大和大路南から北」
本町通より1本東にある
大和大路を北上します。

「鞍馬口通東から西」
室町時代に
京都最北端の道だった
鞍馬口通を下鴨神社から
金閣寺まで進みます。

「きぬかけの路散策」
その金閣寺から西に
龍安寺や仁和寺経由で
北嵯峨まで進みます。

「塩小路東から西」
京都駅前の北側を
東西に貫く塩小路を
東端の智積院から
西端の梅小路公園まで
進みました。
そのあと、
七本松~佐井西通間の
{西塩小路編」も
続きます。

「千本通南から北」
平安時代の中心
旧朱雀大路である
千本通を
七条通から、
鷹峯まで進みます。

「高倉通南から北」
京都中心街を縦断する
烏丸通と河原町通の
中間を貫く高倉通を
北上していきます。
神社仏閣よりも、
飲食店の取材が中心に
なってしまいました。

「上立売通東から西」
今出川通の北側に伸びる
東西の道を散策します。
京都市街地屈指の
桜がきれいな通りです。

「若宮通南から北」
西本願寺と東本願寺の
中間点を通る小路を
北上しました。
京町家と古い商店街の
京都らしい町並みです。

「若宮通南から北」EX
「若宮通編」の最後から
三条通まで
若宮通の真北の通りを
北上していきます。

「釜座通南から北」
若宮通を真北に
延長した先の釜座通で
三条通~京都府庁間を
北上しました。
途中、二条城に
立ち寄りました。

「錦小路東から西」
四条通の1本北に伸びる
錦小路を東から西に
進みます。
錦市場から祇園祭鉾町へ
最終的に住宅街に
移動していきます。

「五辻通東から西」
上立売通と今出川通の
中間に伸びる五辻通を
東から西へと進みます。

「正面通東から西」
脳卒中のリハリビがてら、
比較的ウチに近い
正面通を
東から西に進みます。
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