京の道 今日の道 第745回 上御霊神社の桜~上京桜散策~その15
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第745回 上御霊神社の桜~上京桜散策~その15

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「今出川堀川」交差点から京都市上京区を東西に蛇行しながら、
京都市上京区最北端の上御霊神社まで北上しました。
京都市上京区北部の桜の名所を巡る「上京桜散策」ですが、
目の前の上御霊神社散策で最終回となります。
撮影日は、2020年3月29日日曜日午後5時半。
もう30分ほどで、日が沈みます。


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先程の上御霊神社鳥居の目の前で、南を向きました。
上御霊前通はこの上御霊神社で突き当たっているように見えますが、
実際はこのように南に折れてまだまだ続きます。
上御霊前通はこのまま左(東)側にカーブして
上御霊神社南側に沿って伸び、約500m先の鴨川で突き当たります。
なかなか面白い神社仏閣が並ぶ通りですから、
先述の寺之内通同様この上御霊前通もいつか特集したいです。


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今度は上御霊神社鳥居の前で、北を向きました。
南側から北側に道が繋がっていますが、
ここからの道は、特に名称がありません。
この道は約200m北で鞍馬口通と交差し、(第236回ブログ参照)
約500m先の紫明通で突き当たります。


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ではこの鳥居をくぐって、上御霊神社に入っていきます。
ちなみに第162回ブログにお邪魔した下御霊神社に対して
通称「上」御霊神社と呼ばれますが、
本当は「御霊神社」(みたまじんじゃ)と呼ぶのが正しいです。
鳥居の脇に書かれているように、
こちらは応仁の乱の前哨戦上御霊合戦の舞台です。


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上御霊神社境内で、鳥居をくぐり東を向いています。
京都市街地で比較的古い神社には、
このように鳥居とは別に楼門があることが多いです。
楼門の左右には、それぞれ左大臣・右大臣がいらっしゃいます。


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上御霊神社楼門をくぐり、境内で東を向いています。
手水舎の手前(東側)に、満開のソメイヨシノが立っています。


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そのソメイヨシノを撮りました。
奥(北側)に社務所があって、参拝者が何組かおられました。


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さて、こちらが神御霊神社の手水舎です。
まぁご時世がご時世ですので、手水舎は使用できません。


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手水舎から西に向き、先程のソメイヨシノをまた撮りました。
こうして見ると、結構古い木ですね。


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上御霊神社手水舎前から、境内を東に向いています。
次は、この石畳の道を進みます。


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手水舎から、石畳の道を約30m東に進みました。
その石畳の道の突き当りに、上御霊神社拝殿があります。
この裏(東)側が、上御霊神社本殿です。


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上御霊神社拝殿の前で、境内を北に向きました。
手前の枝垂桜は、5分咲きですね。
さらに境内の北側に上御霊神社の末社が並びますが、
夕暮れ間近で時間がないので今回はとばします。


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上御霊神社拝殿の裏(東)側に、上御霊神社本殿がいらっしゃいます。
ご祭神は、早良親王橘逸勢などの六所御霊に
吉備真備と火雷神を加えた八所御霊です。
そもそも「御霊」(みたま)とは、非業の死を遂げた怨霊のことです。
奈良時代から平安時代には政争が多く、
多くの貴族が敗れ非業の死を遂げました。
ですから特に平安時代で疫病が流行ったり災害が起こったりすると、
全ては御霊の所業と多くの人々は考えました。
そして、その御霊を鎮めるために
京都市街地にいくつかの「御霊神社」が建立されました。
この「京の道 今日の道」でも、西京区上桂の御霊神社や
中京区の下御霊神社に訪れています。
この上御霊神社は元々は六所御霊の名の通り、
元々は別々の6柱の祠が合祀されたのが始まりです。
この辺りは応仁の乱の激戦地ですから、
15世紀にこの辺りは完全な焼け野原になりました。
こちらは、その後に再建されたものです。


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上御霊神社本殿前で、南を向きました。
約50m先に、上御霊神社南門が見えます。
この門を出ると、上御霊前通です。
第177回ブログではこちらの門から入ってきました。


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上御霊神社境内南東端には、福寿稲荷がいらっしゃいます。
実はご祭神や沿革がよく分かっていないのですが、
少なくとも江戸時代半ばにはいらっしゃったようです。


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上御霊神社境内の南西側には、絵馬殿が建っています。
第462回ブログではこの絵馬殿で惣菜を頂きました。


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その絵馬殿内の床几に座り、南を向きました。
この辺りのソメイヨシノも、どれも満開ですね。


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こちらは、上御霊神社境内の南西端です。
初めは梅の一種とも思ったのですが、よく見ると桜の一種ですね。


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こちらは、先程の写真の左(北)側です。
藤棚がありますが、この日は2020年3月29日です。
藤の花が満開になるのは、この1ヵ月後です。
この時点では、ただの枯れ枝でした。


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藤棚の北側に、先程の手水舎があります。
つまり、これで上御霊神社境内を1周しました。
では、手水舎の前から西側の楼門をくぐります。


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上御霊神社楼門をくぐり、西を向いています。
石製鳥居の先は、上御霊前通です。
つまり今回ブログ冒頭を逆側から見ているのですが、
もう夕暮れですので西向きの写真は暗く写ります。


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上御霊神社の鳥居をくぐり、上御霊前通を西に向いています。
左(南)側は、和菓子店の水田玉雲堂です。
こちらの名物からいたという焼き菓子が、
日本物のRPGのアイテムとして以前使われていました。
次は、この通りを西に進みます。


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上御霊神社の鳥居から、上御霊前通を西に約50m進みました。
左(南)側に末社の猿田彦神社が建っていますが、
そちらへは前回ブログで参拝しました。
この目の前で、上御霊前通は烏丸通と交差します。


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上御霊前通から、烏丸通を南に向いています。
この道を進むと、第193回ブログと同じルートです。


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今度は上御霊前通から、烏丸通を北に向きました。
さらに、こちらを北上していきます。


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上御霊前通から、烏丸通を約70m北上しました。
目の前に、地下鉄烏丸線「鞍馬口」駅1番出口が見えます。
ではここから地下鉄に乗って、京都駅経由で帰宅します。

これで、「上京桜散策編」は連載終了です。
~追記 その1~
この辺りの地図を貼り付けます。
詳しくは、ここをクリックしてください。
上御霊神社が、起点です。

~追記 その2~
次回以降、ちょっと変則的になります
これで2カ月弱続いた「上京桜散策編」が終了しましたが、
問題は次回からの記事をどうするかです。
いままでどおり道を散策して寄り道して……
ということがご時世からなかなか厳しい状況です。
さらにウチのブログはその性質上、
過去の記事を再掲するのには向いていません。
そこで、「道ブログ」は小休止して
ちょっと違うことをしようと思っています。
と言っても、京都市街地を取材して写真を撮って
脇にコメントを書くのは同じです。
ただ道そのものを取材するのではないので、
通し番号などは暫く控えます。
いろいろ落ち着いたら、また以前のままに戻します。

~追記 その3~
京都府も緊急事態宣言解除
2020年5月21日木曜日に、大阪府や兵庫県と並び
京都府もコロナウィルスによる緊急事態宣言が解除されました。
飲食店の幾つかが経営を再開していますし、
京都駅前地下街PORTAも5月16日から再開しています。
また5月23日土曜日と5月24日日曜日も、
鴨川畔や繁華街にだいぶ人出が戻ってきました。
とは言え、かつてのように「観光公害」と呼ばれるくらい
世界中から観光客が押し寄せてくるのは
相当未来のことでしょうし、
下手したらもうそのようなことは無くなるかもしれません。
ですから、京都市内の商店舖の在り方も
だんだんと変化していくのかもしれません。

~2020年5月27日追記~
ブンデスリーガ再開しました
次回ブログ以降あまり長々と追記が書けない形式なので、
更新から数日経ったこの時期に書き足します。

ちょっと前のことですが、2020年5月16日土曜日に
中断されていたドイツサッカーリーグのブンデスリーガの残り試合が
無観客試合で再開されました。
新型コロナウィルスの感染ピークが過ぎたドイツですが、
日本と比べたらまだまだ危険な状態が続いています。
そんな状況ですから、厳戒態勢の中のリーグ再開です。
毎試合ごとの検査はもちろん、選手やスタッフも
他の方々と接触を絶っての練習や移動の後試合です。
ただ、これが日本をはじめ様々な国のスポーツ再開の
モデルケースとなるようです。
日本も、プロ野球を初め様々なスポーツの再開が始まりそうです。
まぁ試合中継を見ていると、ホームチームより
アウェイチームの勝率が上回っているのはご愛嬌ですね。
(ホームチームの応援がないのが、こういう結果を後押ししています)

ただイタリアとかスペインとかがインバウンド観光客確保のために
外国からの入国を次々認めだしているのは、
さすがにまだ早いのではないでしょうか?
(毎年6月~8月が、バカンスシーズンとは言え……)
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ぴのぴなと申します。
生まれたときから50数年
ずっと京都住まいです。
中2のころから
自宅近くを中心に
寺社巡りをしてきました。
このブログで,
本当に京都に来たような
そんな気分を
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サイドバーの説明をします。
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京都市内の今の天気と
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各観光地の位置関係も
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京都観光に来られる前に、
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他の「道ブログ」とは
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「限定公開」
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うちの家族の
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こうなりました。
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東京に行った記事です。
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京都観光の
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ここをご覧ください。

「京都紅葉散策」
紅葉の季節にあちこち
散策してきました。
毎年11月23日に行く
紅葉散策は含まれません。
そういうものに含まれない
短いものを集めました。

「京都桜案内」
桜の季節にあちこち
花見に行きました。
毎年少しずつ増えます。

「祇園散策」
花見小路の花街や
八坂神社・建仁寺など
祇園各地の散策です。

「祇園祭宵山散策」
祇園祭宵山を
毎年更新した記録です。
ゆっくり回ったので、
次に祇園祭に来られた時の
参考にしてください。

「節分」
毎年少しずつ増えます。

「京都のお祭り」
春から初夏を中心に
京都市内各地のお祭りを
記録したものです。

「松尾散策」
地蔵院や鈴虫寺、
松尾大社や法輪寺など
松尾を散策します。

「嵯峨野嵐山」
嵯峨野嵐山周辺散策です。

「京都駅前散策」
京都駅から
五条通にかけて
あちこち回りました。

「蹴上・鹿ヶ谷散策」
南禅寺のある蹴上や
哲学の道がある鹿ケ谷を
散策しています。

「太秦散策」
蚕ノ社や広隆寺、
映画村など太秦周辺を
散策しました。

「花園散策」
JR「花園」駅から
北側の衣笠山手前の
「きぬかけの路」に
かけて散策しました。
妙心寺や等持院など
並んでいます。

「松原通東から西」
清水寺~西小路間の
松原通を東から西へと
写真で追いかけます。
京都盆地を輪切りにして、
地域ごとの違いを
楽しんでください。

「松原通東から西」EX
松原通が終わる西小路から
京都盆地の西の端の
松尾までを書いています。
松原通の記事と
併せて読むと、
京都盆地の東西の様子が
よく分かります。

「三条通西から東」
嵐山から始まり、
名神高速道路
京都東インターまでの
三条通を西から東に
書いていきます。

「本町通北から南」
京都盆地の東側を通る
本町通を南から北に
進みます。

「寺町通南から北」
河原町通の1本西
寺町通を
五条通から北大路通まで
散策します。
[六原」経由で、
「本町通編」と
つながっています。

「烏丸通北から南」
「寺町通編」の最終回
今宮通から南に
十条通まで続きます。

「大和大路南から北」
本町通より1本東にある
大和大路を北上します。

「鞍馬口通東から西」
室町時代に
京都最北端の道だった
鞍馬口通を下鴨神社から
金閣寺まで進みます。

「きぬかけの路散策」
その金閣寺から西に
龍安寺や仁和寺経由で
北嵯峨まで進みます。

「塩小路東から西」
京都駅前の北側を
東西に貫く塩小路を
東端の智積院から
西端の梅小路公園まで
進みました。
そのあと、
七本松~佐井西通間の
{西塩小路編」も
続きます。

「千本通南から北」
平安時代の中心
旧朱雀大路である
千本通を
七条通から、
鷹峯まで進みます。

「高倉通南から北」
京都中心街を縦断する
烏丸通と河原町通の
中間を貫く高倉通を
北上していきます。
神社仏閣よりも、
飲食店の取材が中心に
なってしまいました。

「上立売通東から西」
今出川通の北側に伸びる
東西の道を散策します。
京都市街地屈指の
桜がきれいな通りです。

「若宮通南から北」
西本願寺と東本願寺の
中間点を通る小路を
北上しました。
京町家と古い商店街の
京都らしい町並みです。

「若宮通南から北」EX
「若宮通編」の最後から
三条通まで
若宮通の真北の通りを
北上していきます。

「釜座通南から北」
若宮通を真北に
延長した先の釜座通で
三条通~京都府庁間を
北上しました。
途中、二条城に
立ち寄りました。

「錦小路東から西」
四条通の1本北に伸びる
錦小路を東から西に
進みます。
錦市場から祇園祭鉾町へ
最終的に住宅街に
移動していきます。

「五辻通東から西」
上立売通と今出川通の
中間に伸びる五辻通を
東から西へと進みます。

「正面通東から西」
脳卒中のリハリビがてら、
比較的ウチに近い
正面通を
東から西に進みます。
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