京の道 今日の道 第687回 渉成園は修復済み~正面通東から西~その8
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第687回 渉成園は修復済み~正面通東から西~その8

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正面通を背に(東に)、東本願寺庭園の渉成園入口に向きました。
今回は、こちらの渉成園を散策します。
撮影日は、2019年9月19日木曜日午後3時半。
そう言えば、約1年ぶりの渉成園です。


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渉成園の入り口をくぐり、受付で500円納めました。
その後受付に背を向け、北を向きました。
ちょっと先に、休憩所が見えます。
先ずは、そちらに向かいます。


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先程の位置から、渉成園境内を約10m北上しました。
こちらが、休憩所です。
紅い敷布に包まれた縁台と、自動販売機が並んでいます。


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こちらが、渉成園の自動販売機です。
「東本願寺のお茶」が、売られています。
実際に東本願寺の僧侶が日常的に飲まれているお茶を
ペットボトルに詰めたものです。


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縁台に座って、「東本願寺のお茶」を頂きました。
お味は……まぁお茶ですね。
この後東本願寺に参拝しますので、
自動販売機で何か購入する必要がありました。
(その釣り銭をお賽銭にします)


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渉成園の休憩所から、南を向きました。
お茶を飲み終えて、受付の前に戻ります。


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渉成園受付の前で、東を向きました。
こちらが、渉成園の象徴とも言える枝垂桜です。
満開時は相当絶景になりますが、
園内の他の桜の木よりも遅咲きになります。


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枝垂桜周辺の生け垣は、全て枳殻(カラタチ)の木です。
枳殻は、音読みでキコクと読みます。
渉成園の周囲はこの枳殻に囲まれているので、
渉成園自体を地元民は枳殻邸(きこくてい)と呼んでいます。
渉成園周辺の旅館や飲食店に「キコク」という屋号が多いのは、
こういう事情があるからです。


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枝垂桜と枳殻の生け垣との間の道で、北を向きました。
では、こちらを進み渉成園の内部に入っていきます。


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先程の道を約50m北上して、東に向きました。
次はこの棕櫚(しゅろ)の木と大桜の木の脇を通り過ぎ、
渉成園の庭内に入っていきます。


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先程の位置から、渉成園内を左(北)に進みました。
すると、すぐに渉成園北西端の臨池亭(りんちてい)が建っています。
第349回ブログではこの茶室で抹茶と茶菓子を戴きましたが、
通常はこのように閉鎖されています。


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臨池亭から、渉成園北西部を東に向かっています。
目の前の小川は、左(北)の臨池亭前の池から
右(南)側の大きな印月池へと流れています。
また、渉成園北西部は桜並木が続いていきます。


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渉成園内の先程の小川を渡り、進路を南に切りました。
この辺りは、印月池の手前まで桜並木が続きます。


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印月池畔まで南下して、東を向きました。
印月池畔は、一転してカエデ並木が続きます。
こちらは、あと2カ月すれば紅葉に染まります。


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暫く印月池畔を東に歩いて行きますと、
カエデ並木の間に小川が流れています。
この小川は石橋の下を通って、印月地に流れます。


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その先に、こちらの句碑が並んでいます。
左(西)から、高浜虚子・さらには大谷句碑(東本願寺元管主)
川東碧梧桐の句ですね。


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印月池ほぼ東端に、こちらの橋が架かっています。
この回棹廊(かいとうろう)は、昨年(2018年)に来襲した台風により
大きな被害を受けました。(第612回ブログを参照)
それが、約1年経って修復が完了しています。


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修復された回棹廊を南に渡り、東に向きました。
すぐ先に塀があって、その向こうが河原町通です。
(ちょうど前回ブログの最初の写真の位置です)
その手前の藤棚も、昨年の台風の被害を受けました。


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渉成園内の印月池に架かる回棹廊を南下しています。
回棹廊を渡ると、印月地の南岸に出ます。
こちらは、印月地に浮かぶ小島ですね。


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印月地に浮かぶ4つの島のうち人が入れるのは、
こちらの築島だけです。
こちらの築島の頂上には茶室がありますが、普段は非公開です。
その下にある穴は井戸です。(現在は、ほぼ涸れています)
こちらで水を汲み、上の茶室で頂きます。


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その井戸の前で、南を向きました。
昼下がりなので、少しずつ日が右(西)に傾くのが分かります。
正面に、京都タワーが見えますね。


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先程の井戸から、渉成園内を約10m南下しました。
右(西)側に印月地に架かる侵雪橋が架かっていますが、
そちらに向かわずもう少し南下します。


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さらにその小島を南下して、少し左(東)に折れました。
すると、この先にある小島の突き当りに行き当たります。


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この小島の最南端から、印月池を南に向いています。
すぐ右(西)側に別の小島が見えますが、
そちらはこの小島より小さくて人は渡れません。
その先(南)に、さらに小さな小島が浮かんでいますね。
池に浮かぶのは、蓮(はす)の葉です。
よく見ると池水に波紋が全くなく、まるで鏡のようですね。


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では、小島を北上して印月池に架かる侵雪橋の袂まで戻ります。
今度は、左(西)側のこの侵雪橋を渡ります。


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印月池に架かる侵雪橋を西に渡り、南を向きました。
印月池の遙か向こう(南西)に、ビル群と京都タワーが見えますね。
「都会の中の閑静な日本庭園」が、渉成園の特徴ですね。


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侵雪橋を西に渡り切りました。
では、こちらからさらに渉成園内を西に進みます。


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侵雪橋から、さらに小径を西に進んでいます。
目の前に、先程も渡った臨池亭脇の池から流れ出た小川が見えます。
こちらはその池から南進し、先程の印月池に流れ込みます。
ではこちらの小川を渡り、さらに西に進みます。


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小川を渡り、さらに渉成園内の小径を西に進みます。
夕方に真西に進んでいるので、ちょっとまぶしいですね。
この先に、渉成園最大の建物である閬風亭と広場があります。


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さらにさらに渉成園内のこの小径を西に進むと、
芝生が敷き詰められた広場に出ます。
さらに西に、閬風亭(ろうふうてい)の縁側があります。


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その閬風亭の縁側の前で、東に振り返りました。
芝生が敷き詰められた広場の先に印月地が見えますが、
そちらに浮かぶ小島がよく見えますね。
第613回ブログ取材時の2018年11月23日には、
この広場で野点が行われていました。

印月池に浮かぶ小島は、全てかつての御土居の跡です。
豊臣秀吉の都市計画では寺町通が京都市街地再東端で、
現在の河原町通には代わりに御土居が伸びていて、
その東側に伸びる現在の土手町通に高瀬川が流れていました。
(第685回ブログを参照)
それを今の形の京都市街地に変えたのが、徳川家康です。
御土居を撤去して河原町通を造営した徳川家康は、
寺町通以東に一大繁華街を形成させました。
それが「四条河原町」であり、「祇園」です。


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印月池の水面に、1羽の白鷺が浮かんでいます。
池の水が澄んでいるので、白鷺が水面に写っていますね。


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閬風亭縁側の前で少し休憩したのですが、
また南に向いて歩きだします。
芝生が敷き詰められた広場の南側に、小径が続きます。


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先程の小径を南下すると、渉成園の南東端に出ます。
その位置で、西を向きました。
ではこちらの門をくぐり、さらに西に進みます。


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先程の門を西にくぐり、すぐ左(南)に向きました。
こちらは厩舎で、150年以上昔は馬で渉成園に来られた方々は
こちらに自分の馬を繋げたのでしょうね。
この裏(南)の塀の向こうは、下珠数屋町通です。
(第401回ブログを参照)


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その厩舎の向かい(北)側に、閬風亭の入り口があります。
普段は閉鎖されていますが、
第349回ブログではこちらから特別に内部に入れました。
実は厩舎の脇にも下珠数屋町通から入れる門があって、
1990年頃まではそちらが正門でした。
(第401回ブログを参照)


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閬風亭の西隣に、小さな建物があります。
普段は閉鎖されていますが、
桜や紅葉の観光シーズンにはこちらに売店が開きます。
(第613回ブログを参照)


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その建物の西側で、順路が北に曲がります。
では、こちらを北上します。


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先程の地点から、こちらを北上しています。
すぐ先に、枳殻の生け垣が見えますね。
これで、渉成園を1周しました。


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枳殻の生け垣の前で、西を向きました。
枝垂桜も、こちらの門も、先程通り過ぎた場所です。
あちらの門から渉成園を出て正面通をさらに西に進ますが、
今回もだいぶ写真を貼り付けましたので、ここまでとします。

~次回は正面通を西に進み、東本願寺を参拝します~
~追記 その1~
この辺りの地図を貼り付けます。
渉成園が、起点です。

~追記 その2~
訪問者数23万人突破!
前回ブログ更新した直後に、当ブログ「京の道 今日の道」は
訪問者数23万人を突破しました!
2011年8月31日より開始されてから、8年が経ちました。
1年平均8,000人弱の方々が訪問されている計算ですね。
本当に、ありがとうございました!

~追記 その3~
やがて強くなります
ラグビーW杯日本来会も、2019年9月26日木曜日で
全ての国が対戦を終えました。
(中には、既に2戦目を終えた国もありますが……)
イタリアは、確実に強くなっていますね。
対戦国自体はナミビアもカナダもそれほど強くないのですが、
モールなどの突破力やタックルなど守備面が
4年前と比べて格段に上がってます。
やはり欧州の6カ国に参加して、
W杯優勝国や準優油症国と定期戦を行うことで、
約10年かけてここまで強くなりました。
Brave Blossoms(ラグビー日本代表)も、何人かが
現在Sun Wolvesとして、スーパーラグビーに参戦しています。
ですから、もう何年かしたら日本もさらに強くなるのでしょうね。

~追記 その4~
で、優勝候補は?
All Blacks(ニュージーランド代表)は、やはり強いですね。
4年前に主力選手がほぼ全員引退したのですが、
現役代表選手は、当時の英雄たちと遜色のない強さです。
守備も硬いですし、攻撃も強烈です。
また、Brave Blossomsと同じプールに入った
Green Boys(アイルランド代表)も、史上最強かもしれません。
初戦のスコットランドも十分に強豪国ですが、
その強さが霞んでしまう圧倒的な強さに
All Blacksと双璧になりえるという前評判も嘘ではありません。
正直、この2国のどちらかが優勝する可能性が高いです。
……他はWallabies(オーストラリア代表)が有力ですが、
個人的にはそれで打ち止めと思います。
まぁいい意味で調子に乗ったら、
Les Blue(フランス代表)も十分に可能性がありますが、
何よりロペス選手はもっとキックの精度を上げないと辛いですね。

~追記 その5~
やはり、基本が大事ですね
ラグビーW杯で、「強豪国」と呼ばれる国々の
うっかりミスが「強豪国」に多いようです。
各国キッカーのPKの精度もありますが、
何よりハンドリングエラーが多いです。
「緒戦だから」「日本は湿度が高いから」
いろいろな理由を解説者の方々がおっしゃっていますが、
ではAll BlacksやGreen Boysはミスの数が
4年前とさほど変わらない(ほぼミスなし)なのは
一体どういうことか?となります。
いろいろ理由はあるでしょうが、
それを撥ね退けて通常通りにプレーできることが
やはり大切なのでしょうね。
おそらく「強豪同士」の戦いでは、
ミスの数で勝敗が決まるでしょうね。
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「蹴上・鹿ヶ谷散策」
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「太秦散策」
蚕ノ社や広隆寺、
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散策しました。

「花園散策」
JR「花園」駅から
北側の衣笠山手前の
「きぬかけの路」に
かけて散策しました。
妙心寺や等持院など
並んでいます。

「松原通東から西」
清水寺~西小路間の
松原通を東から西へと
写真で追いかけます。
京都盆地を輪切りにして、
地域ごとの違いを
楽しんでください。

「松原通東から西」EX
松原通が終わる西小路から
京都盆地の西の端の
松尾までを書いています。
松原通の記事と
併せて読むと、
京都盆地の東西の様子が
よく分かります。

「三条通西から東」
嵐山から始まり、
名神高速道路
京都東インターまでの
三条通を西から東に
書いていきます。

「本町通北から南」
京都盆地の東側を通る
本町通を南から北に
進みます。

「寺町通南から北」
河原町通の1本西
寺町通を
五条通から北大路通まで
散策します。
[六原」経由で、
「本町通編」と
つながっています。

「烏丸通北から南」
「寺町通編」の最終回
今宮通から南に
十条通まで続きます。

「大和大路南から北」
本町通より1本東にある
大和大路を北上します。

「鞍馬口通東から西」
室町時代に
京都最北端の道だった
鞍馬口通を下鴨神社から
金閣寺まで進みます。

「きぬかけの路散策」
その金閣寺から西に
龍安寺や仁和寺経由で
北嵯峨まで進みます。

「塩小路東から西」
京都駅前の北側を
東西に貫く塩小路を
東端の智積院から
西端の梅小路公園まで
進みました。
そのあと、
七本松~佐井西通間の
{西塩小路編」も
続きます。

「千本通南から北」
平安時代の中心
旧朱雀大路である
千本通を
七条通から、
鷹峯まで進みます。

「高倉通南から北」
京都中心街を縦断する
烏丸通と河原町通の
中間を貫く高倉通を
北上していきます。
神社仏閣よりも、
飲食店の取材が中心に
なってしまいました。

「上立売通東から西」
今出川通の北側に伸びる
東西の道を散策します。
京都市街地屈指の
桜がきれいな通りです。

「若宮通南から北」
西本願寺と東本願寺の
中間点を通る小路を
北上しました。
京町家と古い商店街の
京都らしい町並みです。

「若宮通南から北」EX
「若宮通編」の最後から
三条通まで
若宮通の真北の通りを
北上していきます。

「釜座通南から北」
若宮通を真北に
延長した先の釜座通で
三条通~京都府庁間を
北上しました。
途中、二条城に
立ち寄りました。

「錦小路東から西」
四条通の1本北に伸びる
錦小路を東から西に
進みます。
錦市場から祇園祭鉾町へ
最終的に住宅街に
移動していきます。

「五辻通東から西」
上立売通と今出川通の
中間に伸びる五辻通を
東から西へと進みます。

「正面通東から西」
脳卒中のリハリビがてら、
比較的ウチに近い
正面通を
東から西に進みます。
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