京の道 今日の道 第604回 鼓月の生菓子~錦小路東から西~その6
FC2ブログ

第604回 鼓月の生菓子~錦小路東から西~その6

[鼓月] ブログ村キーワード
604-1.jpg
前回ブログ最後の錦市場最西端から、今回はブログを始めています。
目の前で、錦小路は高倉通と交差しています。
今回は錦小路を西に進み、鼓月を訪れました。
撮影日は、2018年10月4日木曜日午後3時。
涼しくなったら、雨の日が増えました。


604-2.jpg
錦小路から、高倉通を北に向いています。
こちらの鶏は、江戸時代の錦市場の町年寄で日本を代表する画家
伊藤若冲の代表作の模写です。
ここをそのまま北上すれば第429回ブログのルートで、
約400m進むと京都文化博物館ですね。


604-3.jpg
今度は、錦小路から高倉通を南に向きました。
ここから約100m先の四条通まで、ディスカウントショップなど
比較的小さいながらも価格が安いお店が続きます。
また、目の前に立ち食い寿司屋さんの「さか井」が見えます。
本当は立ち寄りたいのですが、
ここのところ(要するに錦市場で)の散財のため、
今回は低予算でいきます。


604-4.jpg
高倉通から、錦小路を西に向いています。
後ろに、錦市場のアーケードを背負っています。
今回ブログでは、こちらを進んでいきます。


604-5.jpg
高倉通から、錦小路を約5m西に進みました。
こちらは古い京町家を改装されたラーメン屋さんです。
土蔵だった部分の屋根が、まだ残っています。


604-6.jpg
こちらは、そのラーメン屋さんの向かい(北)側です。
高倉通以北でこちら(北)側の錦小路は雑居ビルが建ち並び、
そのテナントの大半が、飲食店です。
確かこちらのビルの1Fは、
20年ほど前まで「すぎむら」という洋菓子店でした。
当時の京都市市街地では一番おいしいケーキ屋でしたが、
老夫婦が店を閉めて以降は店舗が次々変わりました。


604-7.jpg
その雑居ビルの前で、錦小路を西に向いています。
左(南)側に見える白い建物は、百貨店の大丸京都店です。
対して、右(北)側は前述のように雑居ビルが続きます。


604-8.jpg
こちらも、その錦小路沿いの雑居ビルです。
1Fは質屋ですが、2Fはイタリア料理店です。
自分はこの辺りの飲食店には1軒しか通っていませんが、
こういう飲食店の密集地って
不味い店は自然淘汰されてすぐに潰れてしまいます。
ですから、こういうところの店は「隠れた名店」が多いのです。


604-9.jpg
その雑居ビルの一角に、肉バルのチェーン店がありますね。
自分も「七条東洞院」交差点のお店にたまに行っていますが、
ここ数年で一気に大きくなった店ですね。
いつの間にか、京都を代表する名店になりました。


604-10.jpg
その雑居ビルの前で、また錦小路を西に向きました。
大丸百貨店より西は、南側も飲食店が建ち並びます。
四条通をはさみ、この錦小路と綾小路が京都市内で
飲食店の密度が最も濃い地域ですね。


604-11.jpg
先程の地点から、さらに錦小路を西に進んでいます。
京町家の西隣に、京都東洞院錦郵便局があります。
その西隣は、ラーメン屋さんの一風堂です。
福岡県や東京都にある店というイメージが強いですが、
ここ以外にも京都駅前地下街PORTAに支店ができました。


604-12.jpg
その一風堂の前で、錦小路を西に向いています。
一風堂は決して小さな店ではないのですが、
入りきれないお客さんが向こうの公衆便所付近まで続いています。


604-13.jpg
その公衆便所の前で、錦小路を西に向いています。
ここで錦小路は、東洞院通と交差します。


604-14.jpg
錦小路から、東洞院通を南に向きました。
ここは、大丸百貨店京都店の最東端の道です。
ここから四条通の約100mは、ちょっと高めのお店が軒を並べます。
またこのまま四条通に出ると「四条東洞院」交差点があって、
祇園祭に長刀鉾が立ちます。
(第586回ブログを参照)


604-15.jpg
錦小路から、東洞院通を北に向いています。
約300m先に、六角堂があります。(第429回ブログ参照)


604-16.jpg
こちらは、「錦東洞院」の辻です。
分かりにくいのですが、辻の入り口に停車している自動車が
道幅を狭めたため、トラックが何度も切り返しをしました。
そのため後続車も動けなくなり、予期せぬ渋滞が発生しました。


604-17.jpg
東洞院通から錦小路を西に向きました。まだ渋滞が続いています。
左(南)側は、大丸百貨店の駐輪場ですね。


604-18.jpg
その駐輪場の西側に、こちらのお地蔵さんがいらっしゃいました。
こちらにお参りして、先を進みます。


604-19.jpg
こちらは、そのお地蔵さんの向かい(北)側です。
紅茶専門店なのですが、中国茶やハーブティーもあります。
いろいろウィンドウショッピングしたので、
給料が出たらこちらで買いたいと思います。


~2018年10月28日追記~
604-41.jpg
2018年10月25日木曜日にブログ取材に行った際、
こちらのお店に立ち寄りました。
だんだん寒くなるので、これからはセイロン茶ですよね。


604-42.jpg
ウバ茶を入れてみました。
ヌワヤエリアなどもそうですが、
セイロン茶はミルクティーが合いますね。


604-20.jpg
紅茶屋さんの西側に、ワイン屋さんの「タキノ」があります。
こちらのワインは「ミサ用」とあるように、
佐賀県伊万里市の修道院製のものが売られています。


604-21.jpg
「タキノ」の店内に入ってきました。
おっとりとした物腰の男性がいらして、応対して頂きました。
立ち振る舞いから、多分聖職者なのでしょうね。
店内には日本酒などが売られていましたが、
ワインはあまり品数が無いようでした。
その代わりクッキーなど洋菓子が豊富にあって、
こちらの510円のクッキーの詰め合わせを買いました。


604-22.jpg
箱の中には、ガレット3枚とクッキー8枚入っていました。
どれも、聖母トラピスチヌ修道院のロゴマークが入っていますね。


604-23.jpg
「タキノ」の前で、錦小路を西に向いています。
ここで錦小路は、烏丸通と交差します。


604-24.jpg
錦小路から、烏丸通を南に向いています。
約100m先が、「四条烏丸」交差点です。
祇園祭期間中は、この辺りは歩行者天国になります。


604-25.jpg
今度は錦小路から、烏丸通を北に向きました。
では、ちょっとだけこちらを北上します。


604-26.jpg
錦小路から、烏丸通を約50m北上しました。
こちらに石製鳥居がありますが、「御手洗井」という井戸です。
豊臣秀吉などの武将が、戦場に持ち込んだ名水ですね。
(お茶を飲むのに適した水と考えられています)
祇園祭期間中は開放されていてここの水も汲み放題ですが、
通常は閉鎖されています。


604-27.jpg
御手洗井から烏丸通を南下して、錦小路に戻ってきました。
こちらに、和菓子店老舗の「鼓月」烏丸店があります。
こちらもそうなのですが、この辺りの和菓子店は
祇園祭中に特別のお菓子を売り出しますね。


604-28.jpg
「鼓月」烏丸店の北側(錦小路側)から、2階に上る階段があります。
では、ここを上って鼓月直営の甘味処「茶房こげつ」に向かいます。


604-29.jpg
いろいろ悩んだのですが、結局こちらの抹茶と生菓子を頼みました。
抹茶は立てる方の腕前で味が異なるのですが、
こちらは泡が手ごろに出ていて旨味と甘味が前面に出ていました。


604-30.jpg
抹茶の茶請けは、こちらを頼みました。
小豆餡だけで作られたあまり日持ちがしない和菓子を
京都では「生菓子」と呼んでいます。
こちらはその生菓子の典型で、
白餡の周囲を着色された餡で成形されています。
要するに、「餡で皮を作ったまんじゅう」です。
とても柔らかいものなので、技量が伴わない職人が作ると
初めから左右非対称だったり、やがて自重で倒壊したりします。
牡丹のごとく球に近い花型で、放置しても形が変わらないのは
こちらのお店の職人さんが、
それだけ高い技量を持たれているということです。


604-31.jpg
「茶房こげつ」を出て、烏丸通から錦小路を西に向いています。
ここから烏丸通以西の錦小路を進みますが、
もうだいぶ写真を貼り付けました。
今回は、ここまでです。

~次回は、平日の祇園祭山鉾町を回ります~
~追記~
この辺りの地図を貼り付けます。
詳しくは、ここをクリックしてください。
「鼓月」烏丸店が、起点です。
関連記事

テーマ : 京都道案内
ジャンル : 地域情報

コメントの投稿

非公開コメント

検索フォーム
プロフィール

ぴのぴな

Author:ぴのぴな
ぴのぴなと申します。
生まれたときから50数年
ずっと京都住まいです。
中2のころから
自宅近くを中心に
寺社巡りをしてきました。
このブログで,
本当に京都に来たような
そんな気分を
味わってください。

リンク・カテゴリの説明
いい加減複雑になったので、
サイドバーの説明をします。
☆リンク
「京の天気」
京都市内の今の天気と
天気予報が分かります。

「京都桜100景」
ブログ用に
今まで撮った写真に
新たに撮ったものを加え
独断と偏見で桜の名所を
100選びました。
少しずつ更新して
ゆっくり完成させます。

「祇園祭の歩き方」
YAHOO知恵ノートを
こちらも利用して、
祇園祭宵山で回る
ポイントを書きました。
実際に回るときの
参考にしてください。

「京都市バス路線図」
京都市交通局発行の
京都市バスと市営地下鉄の
路線図を貼り付けました。
バス停や駅の位置以外に、
各観光地の位置関係も
これで分かります。

「京都市バス検索」
系統(「5系」とか)別に
市バスを検索できます。
各系統の停留するバス停や
バス停別時刻表が
貼り付けてあります。
京都観光に来られる前に、
今一度確認してください。

「嵐電(京福電気鉄道)」
京福電車(嵐電)のサイトを
そのまま貼り付けました。
電車の情報もありますが、
嵯峨野嵐山など
沿線の観光情報が
詳しく書いてあります。

「きょうもいろいろ」
ここと同じ
京都観光のブログです。
許可をいただいたので、
リンクさせて
いただきました。

「ひまわりパパの
ときたま日記」
ご家族のことを書かれた
ブログです。
こちらも
許可をいただいて
リンクさせて
いただきました。

「アマランサス☆
だいあり~」
いろいろなことを
書かれたブログです。
こちらも、
許可をいただいて
リンクさせて
いただきました。

「写真缶」
京都周辺の写真と
短いコメントの
写真ブログです。
こちらも、
許可をいただいて、
リンクさせて
いただきました。

「子連れ京都旅行」
ウチと同じ京都の
観光ブログです。
「幼児連れで
便利な店と
不便な点」を
詳しく
書かれています。
こちらは、
自分がお願いして
リンクさせて
いただきました。

「京都パワースポット
体験」
京都の様々な情報を
連載されています。
こちらも、
許可を頂いて
リンクをしました。

「京都散歩
日々の出来事と
三毛猫ブログ」
飼い猫と京都観光地の
様子を書かれた
ブログです。
こちらも許可をいただいて
リンクしました。

「京都に夢中!
古都・京都
お祭りナビ」
これから始まる
京都のお祭りや
イベントの
情報が載っています。
こちらも許可をいただいて
リンクしました。

布袋山保存会
祇園祭前祭の布袋山の
サイトです。
宵山でここに訪れて、
ここの方と親しくなって、
そのまま相互リンク
することにしました。

One-Shot Photo Blog
北関東と東京の下町の
写真ブログです。
自分の大ファンの
写真家さんが
運営されています。
こちらからお願いして、
リンクさせて
いただきました。

「春夏秋冬 京のくらし」
京都の季節の様子や
ご自身が経営されている
カフェの様子を
書かれたブログです。
この度、相互リンクさせて
いただきました。

☆カテゴリ
これまでの記事を
テーマ別に分けました。
記事は順番通り
並んでいますので、
観光コースをそのまま
追いかけられます。

「京のお店 今日のお品」
緊急事態宣言後の
京都市街地で
コロナ騒動下でも
頑張っておられる
さまざまなお店と
その商品を
紹介して宣伝します。

「未分類」
京都を書いては
いるのですが、
他の「道ブログ」とは
趣旨が違うものが
入ります。

「ここって、
何のブログなの?」
このブログの説明です。
記念すべき第1回です。

「限定公開」
パスワードがないと、
閲覧できません。
うちの家族の
個人情報満載なので、
こうなりました。
京都サンガの応援に、
東京に行った記事です。
(国立競技場と明治神宮)

「京都」
どのカテゴリにも
入らない記事です。

「京都サンガ」
Jリーグクラブの
京都サンガの 試合観戦や
イベントの様子を
記事にしました

「東福寺と泉涌寺」
ウチの近所なので、
一番よく行きます。

「伏見稲荷大社」
ウチの氏神様です。
初詣など
こちらも多くなります。

「ゑびす神社」
毎年参拝しているので、
独立させました。

「清水寺から平安神宮」
京都の東山周辺です。
京都観光の
一番有名なコースです。
これから京都観光を
考えておられる方は、
ここをご覧ください。

「京都紅葉散策」
紅葉の季節にあちこち
散策してきました。
毎年11月23日に行く
紅葉散策は含まれません。
そういうものに含まれない
短いものを集めました。

「京都桜案内」
桜の季節にあちこち
花見に行きました。
毎年少しずつ増えます。

「祇園散策」
花見小路の花街や
八坂神社・建仁寺など
祇園各地の散策です。

「祇園祭宵山散策」
祇園祭宵山を
毎年更新した記録です。
ゆっくり回ったので、
次に祇園祭に来られた時の
参考にしてください。

「節分」
毎年少しずつ増えます。

「京都のお祭り」
春から初夏を中心に
京都市内各地のお祭りを
記録したものです。

「松尾散策」
地蔵院や鈴虫寺、
松尾大社や法輪寺など
松尾を散策します。

「嵯峨野嵐山」
嵯峨野嵐山周辺散策です。

「京都駅前散策」
京都駅から
五条通にかけて
あちこち回りました。

「蹴上・鹿ヶ谷散策」
南禅寺のある蹴上や
哲学の道がある鹿ケ谷を
散策しています。

「太秦散策」
蚕ノ社や広隆寺、
映画村など太秦周辺を
散策しました。

「花園散策」
JR「花園」駅から
北側の衣笠山手前の
「きぬかけの路」に
かけて散策しました。
妙心寺や等持院など
並んでいます。

「松原通東から西」
清水寺~西小路間の
松原通を東から西へと
写真で追いかけます。
京都盆地を輪切りにして、
地域ごとの違いを
楽しんでください。

「松原通東から西」EX
松原通が終わる西小路から
京都盆地の西の端の
松尾までを書いています。
松原通の記事と
併せて読むと、
京都盆地の東西の様子が
よく分かります。

「三条通西から東」
嵐山から始まり、
名神高速道路
京都東インターまでの
三条通を西から東に
書いていきます。

「本町通北から南」
京都盆地の東側を通る
本町通を南から北に
進みます。

「寺町通南から北」
河原町通の1本西
寺町通を
五条通から北大路通まで
散策します。
[六原」経由で、
「本町通編」と
つながっています。

「烏丸通北から南」
「寺町通編」の最終回
今宮通から南に
十条通まで続きます。

「大和大路南から北」
本町通より1本東にある
大和大路を北上します。

「鞍馬口通東から西」
室町時代に
京都最北端の道だった
鞍馬口通を下鴨神社から
金閣寺まで進みます。

「きぬかけの路散策」
その金閣寺から西に
龍安寺や仁和寺経由で
北嵯峨まで進みます。

「塩小路東から西」
京都駅前の北側を
東西に貫く塩小路を
東端の智積院から
西端の梅小路公園まで
進みました。
そのあと、
七本松~佐井西通間の
{西塩小路編」も
続きます。

「千本通南から北」
平安時代の中心
旧朱雀大路である
千本通を
七条通から、
鷹峯まで進みます。

「高倉通南から北」
京都中心街を縦断する
烏丸通と河原町通の
中間を貫く高倉通を
北上していきます。
神社仏閣よりも、
飲食店の取材が中心に
なってしまいました。

「上立売通東から西」
今出川通の北側に伸びる
東西の道を散策します。
京都市街地屈指の
桜がきれいな通りです。

「若宮通南から北」
西本願寺と東本願寺の
中間点を通る小路を
北上しました。
京町家と古い商店街の
京都らしい町並みです。

「若宮通南から北」EX
「若宮通編」の最後から
三条通まで
若宮通の真北の通りを
北上していきます。

「釜座通南から北」
若宮通を真北に
延長した先の釜座通で
三条通~京都府庁間を
北上しました。
途中、二条城に
立ち寄りました。

「錦小路東から西」
四条通の1本北に伸びる
錦小路を東から西に
進みます。
錦市場から祇園祭鉾町へ
最終的に住宅街に
移動していきます。

「五辻通東から西」
上立売通と今出川通の
中間に伸びる五辻通を
東から西へと進みます。

「正面通東から西」
脳卒中のリハリビがてら、
比較的ウチに近い
正面通を
東から西に進みます。
サイトやブログのリンク
シリーズごと読むなら、こちらから
最新記事
最新コメント
月別アーカイブ
最新トラックバック
ブログの訪問者数
 
現在の訪問者数
現在の閲覧者数:
カレンダー
02 | 2025/03 | 04
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31 - - - - -
RSSリンクの表示
Powered By FC2ブログ

今すぐブログを作ろう!

Powered By FC2ブログ

ランキング参加バナー
ブログ村ポイント
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文: