第424回 曇り空の佛光寺~高倉通南から北~その11
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祇園祭や太秦散策も、ようやく連載が終わりました。
……というわけで、約2か月ぶりの高倉通です。
ここから、「高倉通編」の連載を再開します。
高辻通から、高倉通を北に向いています。
左(西)側の土塀は、佛光寺のものです。
今回は、こちらの浄土真宗佛光寺派本山佛光寺にお邪魔します。
撮影日は、2016年9月8日木曜日午後3時半。
今回は、全ての写真がクリックすると拡大されます。
「高辻高倉」交差点の北東角に、神具屋さんがあります。
佛光寺の前に神具屋さんとは、変わっていますね。
ショウウィンドウには、獅子舞の頭とお神酒用の盃がありました。
その脇の朝顔の花も盛りですね。
同じ場所で、南を向きました。
高倉通は筋違いのため、ここで突き当たっています。
ここより南の高倉通は、約30m西に伸びています。
(第406回ブログまで、歩いた道です)
ちなみに、こちらのピッツァ屋さんは
自分がインターネットでよく宅配注文するお店です。
(今、そのピッツァを食べながら書いています)
高辻通から、高倉通を約20m北上しました。
左(西)側に、佛光寺の阿弥陀門が見えます。
東本願寺同様、浄土真宗の本山は二つの正門を持っています。
佛光寺阿弥陀門の前から、高倉通を北に向きました。
約30m先に、佛光寺のもう一つの正門御影門が見えます。
その御影門から、佛光寺に入ります。桜の季節以来ですね。
正面に見えるのが、本堂の一つ御影堂です。
右(北)側に、佛光寺の寺務所があります。
佛光寺御影門の前から、南を向きました。
こちらの大きな桜の木を今年(2016年)に取材しました。
こちらが、佛光寺の境内最北端にある寺務所です。
立派な建物なので、初めて来たときに本堂と間違えて入りました……
寺務所の南西に、佛光寺の本堂の一つ御影堂があります。
東本願寺同様、御影堂は親鸞像をお祀りしています。
ただし、こちらも東本願寺同様に堂内撮影不可です。
ですから、撮影せずにお参りだけしました。
ちなみに、扁額には親鸞の別名「見真」と書かれていました。
写真は、御影堂からちょうど出てきたところです。
向こう(東)側に、御影門と大桜の木が見えますね。
先程と同じ場所から、南を向きました。
こういう黒光りした廊下がとても荘厳で、
これが仏教寺院の一番の見どころですね。
向こうに、佛光寺のもう一つの本堂阿弥陀堂が見えます。
御影堂の最南端から、阿弥陀堂へと続く渡り廊下があります。
こういうところも、東本願寺と同じ構造です。
その渡り廊下の途中で、東を向きました。
渡り廊下沿いに、3本の枝垂桜が並んでいます。
こちらは秩父宮・高円宮・三笠宮の3宮家からの寄進で、
この佛光寺の象徴でもあります。
ただ、枝垂桜はソメイヨシノとは開花時期が違います。
今年(2016年)ここを訪れたとき大桜は満開でしたが、
こちらの枝垂桜はまだまだつぼみが硬かったですね。
渡り廊下の最南端に、阿弥陀堂があります。
こちらも、堂内撮影不可です。
ですから撮影せずに、ご本尊の阿弥陀如来像を拝んできました。
確か阿弥陀堂内には重要文化財の
聖徳太子像もいらっしゃるはずなのですが、
秘仏なのかどちらにいらっしゃるかは分かりませんでした。
では、阿弥陀堂の階段を下りて佛光寺境内の散策に移ります。
ちなみに、向こうに見えるのは自分の靴です。
こちらの写真で妙に端だけを撮っているのは、
この右(南)側に10歳くらいの女の子が数人いらっしゃるからです。
時間的に小学校も放課後で(午後3時半)、
佛光寺の北隣に京都市立洛央小学校があるので、
この時間帯はここが小学生児童の遊び場になっています。
佛光寺阿弥陀堂前で、南を向いています。
ここから、直接高辻通に出ることができます。
半年前にここに来たときは、こちらから外に出ました。
今度は阿弥陀堂の前で、東を向きました。
ずっと向こうに、先ほども出てきた佛光寺阿弥陀門が見えます。
阿弥陀堂-阿弥陀門と御影堂-御影門と対になっているのも、
東本願寺など他の浄土真宗の本山と同じです。
佛光寺境内の東側に、佛光寺の茶所があります。
元来はここで参拝された門徒のために茶を出すところでしたが、
今はD食堂という仏間カフェ(?)です。
こちらが、そのD食堂の入り口です。
手前に茶釜が残っているのは、茶所の名残でしょうか?
では、また今回もこちらにお邪魔します。
また店員さんに許可を得て、こちらを掲載しています。
仏間カフェ(?)だけあって店内は総畳張りで、
阿弥陀仏がいらっしゃる仏壇に手を合わせました。
北側の窓から大桜が見えて、半年前はなかなか絶景でした。
窓の上には、この寺院所縁の聖徳太子像が飾ってあります。
半年前は抹茶を注文しましたが、
今回は「雲露」という水出し煎茶を頼みました。
どちらもここが提携している一保堂で売られている銘柄です。
ちなみに、この「雲露」は
自分が一保堂を訪れたときに実際に買ったものと同じお茶です。
今でも家で飲んでいますが、
それよりもこちらの方がおいしかったのに驚きました。
実はこのコップがとても薄く、それが味に影響しているようでした。
では、こちらのお店を出ます。
お客さんがいらっしゃらない一瞬を写したので、
店内の写真がブレてしまいました……
会計のときに、コップについて店員さんに訊きました。
どうも、こちらのコップは特注品だそうです。
限界まで薄く作った手作りの品だそうです。
D食堂の南側に(鐘楼の脇の建物です)
D食堂と同じ経営者の雑貨屋さんがあるのですが、
そちらでは売られていませんでした。
そのD食堂の前で、百日紅の花が咲いています。
こちらの花も、そろそろ終わりですね。
その百日紅の木の前から、北東を見ています。
では、こちらの御影門から佛光寺を出ます。
佛光寺の御影門から、東を向いています。
ここ(高倉通)から約80m先の柳馬場通まで、
こちらの小路が伸びています。
その両脇に、佛光寺の塔頭寺院が並んでいます。
ちょっと、宝塔寺に似ていますね。
次は、こちらに寄り道していきます。
その小路の途中に、こちらの看板がありました。
なんだか、興味が湧いてきました。
高倉通から、佛光寺の前の小路を東に向かっています。
小路の両脇に、小さな寺院が続きます。
そのうちの一つ長性院から、大きな松が見えますね。
長さが100mに満たない小路ですから、すぐに東端まで来ます。
こちらに、先ほど看板があった「おてらハウス」があります。
こちらが、その「おてらハウス」です。
その1Fに、和香という飲食店があります。
和香の店先に、こちらのお地蔵さんがいらっしゃいます。
「せんそうこじぞう」と書かれていますが、
それだけでどういうお地蔵さんかよく分かりますね。
和香の方にも、お邪魔しました。
看板の精進ランチも気になりますが、
この日(2016年9月8日)は何軒かこういうお店を回るので、
ここではケーキセットを頼みました。
この位置なら、佛光寺の塔頭寺院大善院の庭園を借景にできます。
セットのケーキは、日替わりのようです。
この日(2016年9月8日)は、シフォンケーキが出てきました。
クロテッドクリームとマーマレードを付けて食べます。
おてらハウスを出て、東を向きました。
この道は、目の前の柳馬場通で突き当たります。
この小路から、柳馬場通を南に向いています。
柳馬場通は五条通~京都御苑を結ぶ小路で、
高倉通より2本東の通りです。
お気づきの方もいらっしゃるかもしれませんが、
柳馬場通~高倉通間に堺町通が並行するはずなのですが、
高辻通~仏光寺通間は筋違いの高倉通に吸収されます。
今度は柳馬場通から、この小路を西に向きました。
ここから佛光寺に続く道が、自分のお気に入りです。
では、ここから高倉通に戻るわけですが、
もうだいぶ写真を貼り付けましたので、今回はここまでです。
~次回は、ここから四条通まで北上します。
佛光寺周辺の町屋を眺めていきます~
~追記~
この辺の地図を貼り付けます。
詳しくは、ここをクリックしてください。
佛光寺を起点としています。
~追記 その2~
実は、万里小路ではありませんでした
これまでの佛光寺の記事で、
佛光寺御影門~柳馬場通間の小路を
「万里小路」(までのこうじ)と書いていましたが、
いろいろ調べたところ
万里小路は、柳馬場通の別名と分かりました。
ですから、ここに訂正しておきます。
(他の記事も、随時訂正していきます)
祇園祭や太秦散策も、ようやく連載が終わりました。
……というわけで、約2か月ぶりの高倉通です。
ここから、「高倉通編」の連載を再開します。
高辻通から、高倉通を北に向いています。
左(西)側の土塀は、佛光寺のものです。
今回は、こちらの浄土真宗佛光寺派本山佛光寺にお邪魔します。
撮影日は、2016年9月8日木曜日午後3時半。
今回は、全ての写真がクリックすると拡大されます。
「高辻高倉」交差点の北東角に、神具屋さんがあります。
佛光寺の前に神具屋さんとは、変わっていますね。
ショウウィンドウには、獅子舞の頭とお神酒用の盃がありました。
その脇の朝顔の花も盛りですね。
同じ場所で、南を向きました。
高倉通は筋違いのため、ここで突き当たっています。
ここより南の高倉通は、約30m西に伸びています。
(第406回ブログまで、歩いた道です)
ちなみに、こちらのピッツァ屋さんは
自分がインターネットでよく宅配注文するお店です。
(今、そのピッツァを食べながら書いています)
高辻通から、高倉通を約20m北上しました。
左(西)側に、佛光寺の阿弥陀門が見えます。
東本願寺同様、浄土真宗の本山は二つの正門を持っています。
佛光寺阿弥陀門の前から、高倉通を北に向きました。
約30m先に、佛光寺のもう一つの正門御影門が見えます。
その御影門から、佛光寺に入ります。桜の季節以来ですね。
正面に見えるのが、本堂の一つ御影堂です。
右(北)側に、佛光寺の寺務所があります。
佛光寺御影門の前から、南を向きました。
こちらの大きな桜の木を今年(2016年)に取材しました。
こちらが、佛光寺の境内最北端にある寺務所です。
立派な建物なので、初めて来たときに本堂と間違えて入りました……
寺務所の南西に、佛光寺の本堂の一つ御影堂があります。
東本願寺同様、御影堂は親鸞像をお祀りしています。
ただし、こちらも東本願寺同様に堂内撮影不可です。
ですから、撮影せずにお参りだけしました。
ちなみに、扁額には親鸞の別名「見真」と書かれていました。
写真は、御影堂からちょうど出てきたところです。
向こう(東)側に、御影門と大桜の木が見えますね。
先程と同じ場所から、南を向きました。
こういう黒光りした廊下がとても荘厳で、
これが仏教寺院の一番の見どころですね。
向こうに、佛光寺のもう一つの本堂阿弥陀堂が見えます。
御影堂の最南端から、阿弥陀堂へと続く渡り廊下があります。
こういうところも、東本願寺と同じ構造です。
その渡り廊下の途中で、東を向きました。
渡り廊下沿いに、3本の枝垂桜が並んでいます。
こちらは秩父宮・高円宮・三笠宮の3宮家からの寄進で、
この佛光寺の象徴でもあります。
ただ、枝垂桜はソメイヨシノとは開花時期が違います。
今年(2016年)ここを訪れたとき大桜は満開でしたが、
こちらの枝垂桜はまだまだつぼみが硬かったですね。
渡り廊下の最南端に、阿弥陀堂があります。
こちらも、堂内撮影不可です。
ですから撮影せずに、ご本尊の阿弥陀如来像を拝んできました。
確か阿弥陀堂内には重要文化財の
聖徳太子像もいらっしゃるはずなのですが、
秘仏なのかどちらにいらっしゃるかは分かりませんでした。
では、阿弥陀堂の階段を下りて佛光寺境内の散策に移ります。
ちなみに、向こうに見えるのは自分の靴です。
こちらの写真で妙に端だけを撮っているのは、
この右(南)側に10歳くらいの女の子が数人いらっしゃるからです。
時間的に小学校も放課後で(午後3時半)、
佛光寺の北隣に京都市立洛央小学校があるので、
この時間帯はここが小学生児童の遊び場になっています。
佛光寺阿弥陀堂前で、南を向いています。
ここから、直接高辻通に出ることができます。
半年前にここに来たときは、こちらから外に出ました。
今度は阿弥陀堂の前で、東を向きました。
ずっと向こうに、先ほども出てきた佛光寺阿弥陀門が見えます。
阿弥陀堂-阿弥陀門と御影堂-御影門と対になっているのも、
東本願寺など他の浄土真宗の本山と同じです。
佛光寺境内の東側に、佛光寺の茶所があります。
元来はここで参拝された門徒のために茶を出すところでしたが、
今はD食堂という仏間カフェ(?)です。
こちらが、そのD食堂の入り口です。
手前に茶釜が残っているのは、茶所の名残でしょうか?
では、また今回もこちらにお邪魔します。
また店員さんに許可を得て、こちらを掲載しています。
仏間カフェ(?)だけあって店内は総畳張りで、
阿弥陀仏がいらっしゃる仏壇に手を合わせました。
北側の窓から大桜が見えて、半年前はなかなか絶景でした。
窓の上には、この寺院所縁の聖徳太子像が飾ってあります。
半年前は抹茶を注文しましたが、
今回は「雲露」という水出し煎茶を頼みました。
どちらもここが提携している一保堂で売られている銘柄です。
ちなみに、この「雲露」は
自分が一保堂を訪れたときに実際に買ったものと同じお茶です。
今でも家で飲んでいますが、
それよりもこちらの方がおいしかったのに驚きました。
実はこのコップがとても薄く、それが味に影響しているようでした。
では、こちらのお店を出ます。
お客さんがいらっしゃらない一瞬を写したので、
店内の写真がブレてしまいました……
会計のときに、コップについて店員さんに訊きました。
どうも、こちらのコップは特注品だそうです。
限界まで薄く作った手作りの品だそうです。
D食堂の南側に(鐘楼の脇の建物です)
D食堂と同じ経営者の雑貨屋さんがあるのですが、
そちらでは売られていませんでした。
そのD食堂の前で、百日紅の花が咲いています。
こちらの花も、そろそろ終わりですね。
その百日紅の木の前から、北東を見ています。
では、こちらの御影門から佛光寺を出ます。
佛光寺の御影門から、東を向いています。
ここ(高倉通)から約80m先の柳馬場通まで、
こちらの小路が伸びています。
その両脇に、佛光寺の塔頭寺院が並んでいます。
ちょっと、宝塔寺に似ていますね。
次は、こちらに寄り道していきます。
その小路の途中に、こちらの看板がありました。
なんだか、興味が湧いてきました。
高倉通から、佛光寺の前の小路を東に向かっています。
小路の両脇に、小さな寺院が続きます。
そのうちの一つ長性院から、大きな松が見えますね。
長さが100mに満たない小路ですから、すぐに東端まで来ます。
こちらに、先ほど看板があった「おてらハウス」があります。
こちらが、その「おてらハウス」です。
その1Fに、和香という飲食店があります。
和香の店先に、こちらのお地蔵さんがいらっしゃいます。
「せんそうこじぞう」と書かれていますが、
それだけでどういうお地蔵さんかよく分かりますね。
和香の方にも、お邪魔しました。
看板の精進ランチも気になりますが、
この日(2016年9月8日)は何軒かこういうお店を回るので、
ここではケーキセットを頼みました。
この位置なら、佛光寺の塔頭寺院大善院の庭園を借景にできます。
セットのケーキは、日替わりのようです。
この日(2016年9月8日)は、シフォンケーキが出てきました。
クロテッドクリームとマーマレードを付けて食べます。
おてらハウスを出て、東を向きました。
この道は、目の前の柳馬場通で突き当たります。
この小路から、柳馬場通を南に向いています。
柳馬場通は五条通~京都御苑を結ぶ小路で、
高倉通より2本東の通りです。
お気づきの方もいらっしゃるかもしれませんが、
柳馬場通~高倉通間に堺町通が並行するはずなのですが、
高辻通~仏光寺通間は筋違いの高倉通に吸収されます。
今度は柳馬場通から、この小路を西に向きました。
ここから佛光寺に続く道が、自分のお気に入りです。
では、ここから高倉通に戻るわけですが、
もうだいぶ写真を貼り付けましたので、今回はここまでです。
~次回は、ここから四条通まで北上します。
佛光寺周辺の町屋を眺めていきます~
~追記~
この辺の地図を貼り付けます。
詳しくは、ここをクリックしてください。
佛光寺を起点としています。
~追記 その2~
実は、万里小路ではありませんでした
これまでの佛光寺の記事で、
佛光寺御影門~柳馬場通間の小路を
「万里小路」(までのこうじ)と書いていましたが、
いろいろ調べたところ
万里小路は、柳馬場通の別名と分かりました。
ですから、ここに訂正しておきます。
(他の記事も、随時訂正していきます)
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