第300回 三十三間堂 桜庭園~七条桜散策~その3
塩小路から三十三間堂回りを北上して、七条通付近まで来ました。
ここで西を向くと、三十三間堂に入れます。
今回は、ここ三十三間堂の庭園を散策します。
撮影日は、2015年3月30日月曜日午後2時半。
周辺寺院よりも日がよく当たるのか、
法住寺よりも養源院よりも桜が咲いていました。
三十三間堂の駐車場辺りから、チケット売り場付近を撮っています。
この日は平日でしたが、チケットを買うのに行列ができていました。
こちらの千手観音像が目当ての方も多いでしょうが、
「三十三間堂の桜」もだんだん浸透してきたのでしょうか?
受付を通り抜けて、三十三間堂境内に入ってきました。
本堂に入るには矢印の通り右(東)に進むのですが、
今回は庭園が目当てなので反対(西)側に進みます。
三十三間堂の東側は「法住寺殿庭園」と言って、
かつて後白河上皇が院政を行った法住寺殿の庭園跡です。
(三十三間堂は、元々前回ブログで紹介した法住寺に
たくさんあったお堂の一つでした)
そして、ここの桜並木は京都でも屈指の絶景ポイントになります。
では、三十三間堂の東側庭園を南下していきます。
先ほどの場所から南へ進むと、最初にこちらの桜が目に入りました。
この写真は、クリックすると拡大されます。
第287回ブログで紹介した妙法院の写経供養塔と
法然の念仏記念碑の手前にある枝垂桜も満開でした。
掲載していませんが、この周辺は椿や木瓜も満開でした。
この写真も、クリックすると拡大されます。
勅使門と手水舎の前の桜も、満開でした。
日光がよく当たる所は、桜の生育も早くなります。
三十三間堂の手前にも、桜の木があります。
この辺は、桜の木に囲まれています。
この写真も、クリックすれば拡大されます。
こちらは勅使門の向かい(西)側で、
この障子の向こうにご本尊の千手観音像がいらっしゃいます。
手水舎から、三十三間堂庭園の南側を見ています。
こちらの方にも、たくさんの桜が咲いています。
ただ勅使門南側の枝垂桜は、まだつぼみも固いままでした。
地面を見ると「きれい」なのですが、
この辺りの花びらは全てここの職員が「掃除」してしまいました。
本当は桜以外にも椿や木瓜の花びらも落ちているはずなのですが、
全て「掃除」してしまえば情緒もなくなってしまいます。
勅使門の南側にも、小さな池泉庭園があります。
北側はカエデが中心なのですが、南側は枝垂桜が中心です。
この写真も、クリックすれば拡大されます。
三十三間堂の南側にも、桜の木が並んでいます。
この日は、白人の高齢者のカップルと
若い中国人の(恐らく新婚)カップルが多かったですね。
南側池泉のさらに南側は、三十三間堂の鐘楼があります。
第287回ブログではシートが掛かって修復中だった場所ですね。
その鐘楼に上って、さらに南側を見ています。
桜の枝の向こうには、太閤塀(三十三間堂の南側の塀)が見えます。
向こうに、その太閤塀の碑と標札がありますね。
三十三間堂の南東端から、西側を見ています。
南西端に、警察車両が何台か見えます。
とは言え、警察官の様子から緊急性はないようです。
携帯電話で、写真を撮っておられる方もいらっしゃいましたし。
今度は三十三間堂の南西端に立ち、北を向きました。
ここから、三十三間堂の西側庭園が見えます。
毎年1月に「通し矢」が行われる場所です。
向こうの桜の辺りから、
今立っているこの場所に向けて矢が飛んできます。
三十三間堂の桜は東側に集中し、西側にはほとんどありません。
そのため参拝者も東側に集中し、西側庭園は閑散としています。
その代わり、こちら側にはたくさんのハトが遊んでいました。
こちらは、その数少ない西側庭園の桜です。
第287回ブログでも紹介したお墓の前ですね。
ずっと歩いて、西側庭園の北端まで来ました。
こちらの桜に、たくさんの方々が集まっています。
こちらは、大和大路に通じる門(閉鎖中)の前の休憩所です。
こちらの桜も、満開でした。
これで、三十三間堂境内を一周回ったことになります。
では、ここから三十三間堂の中に入っていきます。
堂内の撮影が不可なので、いつも通りパンフレットを写します。
湛慶(たんけい)は他の慶派の仏師同様に、
信仰に裏打ちされた仏像を作ります。
それは、この世界を作り出した情熱によく表れています。
確かにここは平安時代に作られたものですが、
修復と補充を繰り返した湛慶の作品と言ってもいいでしょうね。
自分の横にいらした10歳前後の男の子は、
中央の巨大な千手観音像をただただ口を開けて眺めていました。
中央の千手観音像の脇で、
ここの僧侶がこちらを配っていらっしゃいました。
自分は近所に住んでいる関係でここには時々来ますが、
こういうものをもらうのは初めてです。
堂内の千体観音像と二十八部衆にお参りした後、
こちらに出てきました。
堂内は撮影不可ですが、外側のここは撮影可になります。
こちらは先程も写した西側庭園の北端なのですが、
たくさんの方が集まっていました。
三十三間堂の玄関付近に売店が並んでいるのですが、
こちらは和菓子屋さんで買いました。
上から、柚・イチゴ・抹茶味の金平糖です。
金平糖は大好物なので、よく買ったりします。
この日は京都サンガのレプリカユニフォームを着ていたせいか、
ここの売り子さんと京都サンガの話に花を咲かせました。
ただ、こちらの方は柳沢敦選手や渡辺大剛選手がいらした
2010年シーズン以降(つまりJ2に降格以降は)
ほとんど試合を見ていないそうです……
つまり、中山選手の闘将ぶりも大黒選手のゴールも
ご存知ないのでしょうね。
玄関で靴を履いて、三十三間堂の本堂を出ました。
では、ここから外に出ていきます。
出口から出て、駐車場の前で東を向きました。
今回ブログ最初の写真は、
向こうの病院の手前からこちらを撮りました。
今度はそちらに向かいます。
今回ブログ最初の地点から、三十三間堂回りを南に向きました。
前回ブログでは約200m南にある南大門からこちらに来ました。
今度は、同じ地点で北を向きました。
七条通越しに、京都国立博物館が見えますね。
赤レンガの建物は、パリのルーブル美術館を模しています。
その京都国立博物館では、狩野派展が開かれています。
面白そうですが、この日は時間がなくて立ち寄りませんでした。
ルーブル美術館を模した赤レンガの塀の向こうから、
桜並木が覗いています。
最近博物館が改装されて結構な日本庭園ができたそうなのですが、
改装後に入ったことがありません……
「三十三間堂前」交差点から、七条通を西に向いています。
この辺りは、急な下り坂ですね。
約50m先に、「博物館三十三間堂前」バス停が見えます。
今度は同じ場所で、七条通を東に向きました。
ここから東に進み、七条通を突き当ります。
「三十三間堂前」交差点から、七条通を東に約50m進みました。
法住寺や三十三間堂のある「三十三間堂回り」北東部に、
「ハイアットリージェンシー京都」というホテルが建っています。
さらに七条通を東に約50m進みました。
こちらに、また「東山七条」バス停がります。
前のバス停とは、150mくらいしか離れていません。
そのバス停の前で、七条通を東に向きました。
智積院の勅使門の前で、七条通は突き当ります。
「東山七条」交差点に辿り着きました。
七条通から、東大路を南に向いています。
見ての通りの大渋滞です。
さすが「観光シーズン」と思っていたら、どうも違うようです。
暫らくして、厳重に警護された車両が通り過ぎていきました。
皇族や外国からの来賓が来られたわけではなく、
そういう想定のシュミレーションだったそうです。
(近々外国の王族が来られるようです)
そういう車両が通り過ぎるまで、ここで時間待ちです。
この後は智積院に行ったのですが、それは次回に書きます。
今回は、ここまでです。
~次回は、智積院の桜並木を見に行きます~
~追記~
祝!300回!
2011年8月31日から書き始めた「京の道 今日の道」も
今回で300回となりました。
これも、みなさんが読み続けていただいた結果です。
どうもありがとうございました。
~追追記~
この辺の地図を貼り付けます。
詳しくは、ここをクリックしてください。
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