第210回 曇り空の仏光寺~烏丸通北から南~その22

柳馬場通から、万里小路を西に向いています。
約80m先に、浄土真宗仏光寺派総本山仏光寺が見えます。
今回はこちらを参拝した後、烏丸通に出て平等寺を目指します。
撮影日は、2014年5月15日木曜日午前10時半。
さらに雲が厚くなってきました……

万里小路柳馬場の北西角に、お地蔵さんがいらっしゃいました。
お賽銭を入れて、お参りしました。
その左(西)側にあるのは、高林庵です。
万里小路沿いには仏光寺の末寺がたくさん並んでいて、
それらが独特の雰囲気を作り出しています。

今度は、万里小路柳馬場の南西角を向きました。
末寺の一つ大善院の左(東)側に、
「おてらハウス」と書かれた建物があります。
こちらはこの辺りの寺院の集会所のようなところで、
いろいろ催物も行われているようです。

大善院の西隣にある長性院の前から、万里小路を西に向いています。
だんだん仏光寺が近づいてきました。
万里小路は柳馬場通から仏光寺山門までの短い道ですが、
その両脇に末寺が並んでいます。
ちょっと伏見区深草の宝塔寺に似ていますね。
この写真は、クリックすると拡大されます。

万里小路を西の端まで来ました。いよいよ仏光寺に入っていきます。
写真が傾いているのは……まぁご愛嬌ということで……

仏光寺境内に入ってきました。
面積的には同じ浄土真宗の東本願寺の半分くらいですが、
建物の配置はかなり似ています。
それは、おいおい説明します。

こちらは、仏光寺境内の最北端の建物です。
「ここは寺務所なので、ご覧になられても何もありませんよ」
職員の方が、そうおっしゃいました。

境内の砂利の上に、つがいのハトが歩いていました。
六角堂ほどではありませんが、ここのハトも人に慣れています。

仏光寺山門から、左(南)を向きました。
向こうに百日紅(さるすべり)の木があって
その下に手水舎があるのですが、水は枯れています。

手水舎から、東を向いています。
この手水舎と隣接して、「お茶所」があります。
要は、門徒さんたちの休憩所です。
ただ、普段は近所の方や近くに勤めている方の
憩いの場になっています。

その「お茶所」から、南を向きました。
仏光寺境内の南東角に、鐘楼があります。

「お茶所」から、仏光寺境内を西に向きました。
向こうに見える枝垂桜は、いずれも宮家からの寄進です。
ここも2カ月前までは、なかなかの絶景を見せていました。
その背後に見えるのは、阿弥陀堂(左)と御影堂(右)です。
この配置も、東本願寺と同じですね。

先ずは枝垂桜の右(南)側を参拝します。こちらは阿弥陀堂です。
浄土真宗の総本山は、本堂が二つあることが多いですね。

では、阿弥陀堂に参拝します。
こちらのご本尊は、その名の通り阿弥陀如来です。
さすがに、ここから先は撮影を自粛しました。
まぁ浄土真宗ですから、中は金細工の装飾が見事でした。

阿弥陀堂から砂利道に下りず、そのまま廊下を進みます。
この構図も、東本願寺に似ていますね。

阿弥陀堂と御影堂とは、渡り廊下でつながっています。
では、ここを通って御影堂に向かいます。

御影堂に着きました。では、ここに入っていきます。
こちらのご本尊は、親鸞上人像です。
ちなみに扁額の「見真」とは、親鸞の諡名です。

御影堂の参拝がおわて、東を向いています。
先に見えるのは先ほど通った山門ですね。

仏光寺の山門です。
では、ここから仏光寺を出ます。

仏光寺山門を出て南を向きました。約50m先の高辻通で突き当ります。
目の前に、宅配ピザ屋が見えます。

今度は、北を向きました。60m先に仏光寺通が見えます。
次は、ここを進みます。

仏光寺通まで戻ってきました。
こちらは、浄土真宗仏光寺派大光寺です。(仏光寺の末寺ですね)
ここは1821年の創建で、火災などで何度か移転しました。
ご本尊の阿弥陀如来と石製仏足跡が重要文化財ですが、
残念ながら非公開です。(仏足跡は、入り口から見えます)

大光寺の前から、仏光寺通を西に向いています。
ちょっと写真がぼけているのは、自分のミスです。
(曇りの日によくやってしまします)

大光寺から、仏光寺通を西に20m進みました。
前回ブログでは紹介しませんでしたが、ここはT字路です。
仏光寺通から北に伸びているのは、高倉通です。
四条通(繁華街)が近いので、ここにも飲食店が集中しています。

高倉通から、仏光寺通を西に約50m進みました。
ここは、前回ブログでも出てきた京都市立洛央小学校ですね。

京都市立洛央小学校から、仏光寺通を西に約70m進みました。
ここは、東洞院通との辻です。
北西角の郵便局は、前回ブログにも出てきました。

東洞院通から、仏光寺通を西に約80m進みました。
こちらは、かなり古い表札ですね。
(フジイダイマルは、寺町四条下がるにある百貨店です)
その向こうに、烏丸通が見えます。

烏丸通から、仏光寺通を西に向いています。
ここを約300m進むと、祇園祭のときに木賊山が立ちます。

仏光寺通から、烏丸通を南に向いています。
では、ここを進んでいきます。

仏光寺通から、烏丸通を約50m南に進みました。
こちらは、八坂神社の大政所御旅所です。
元々大政所(スサノオノミコト)の神輿が安置されていました。
1532年に焼失後ここには祠のみが残りましたが、
今も神輿巡行のときにはここに立ち寄ります。
(神輿巡行は山鉾巡行より地味なので、観光化されていません)

大政所御旅所の向かい(西)側に、下京警察署があります。
元々ここには五条署があったのですが、
七条署などと統廃合されて建物も新築されました。

大政所御旅所の前から、烏丸通を南に向いています。
高辻通との交差点に、京都銀行本店の建物がいくつかあります。

烏丸通から、高辻通を西に向いています。
北西角ににガソリンスタンド、南西角に京都銀行本店があります。
(実は、大丸百貨店発祥の地です)
ここをずっと進むと「梅津」に着き、(上野橋付近)
以前嵐山に行ったときはここを通りました。

烏丸通から、高辻通を東に向いています。
少しだけ、ここを進みます。

京都銀行本店東館の南側に、「匂天神」がいらっしゃいます。
元々は大政所御旅所の末社でしたが、
今では洛陽二十五天神の一柱でもあります。

匂天神の祠の前から、高辻通を東に向いています。
東隣に「日航プリンセスホテル」があり、
ずっと先に先ほど訪れた仏光寺の看板が見えます。

今度は、匂天神の祠名前から南を向きました。
向こうに見える屋根瓦は、次に訪れる平等寺のものです。

烏丸通に戻り、高辻通から南に向いています。
「烏丸高辻」バス停横に、左(東)に曲がる道が見えます。

その道を、烏丸通から見ています。
左側に、「因幡薬師」(いなばやくし)と書かれた石碑があります。
これは、平等寺の別称ですね。
では、ここから平等寺に入っていきます。

先ほどの場所から、約20m進んで南を向きました。
ここから平等寺の塀沿いに歩いていきます。

さらに20m南に進んで、東を向きました。
「因幡薬師」平等寺の山門が見えますね。
ただ、そろそろ写真もいっぱいになったので、
ここから先は次回とします。
今回は、ここまでです。
~次回は、平等寺に参拝した後五条通を目指します~
~追記~
この辺の地図を貼り付けます。
詳しくは、ここをクリックしてください。
京都駅からなら地下鉄「四条」駅から南に徒歩約5分の後、
仏光寺通を東に約200mで仏光寺です。
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