第103回 八坂の塔を目指して~八坂通西から東~その2
建仁寺の南東端の出口から南を向いています。
この先に見えるのが、八坂通です。
今回はここから東に進み、八坂の塔のある法観寺へ向かいます。
撮影日は、2013年1月27日日曜日午後3時。
画面ではわかりにくいですが、小雪が舞っています。
先ほどの写真から、約30m進みました。
砂利道は、NTT西日本祇園支局の前で突き当ります。
ここは、八坂通です。
建仁寺勅使門からは、50mほど東になります。
今から左(東)の方を目指します。
先ほどの写真から西を向きました。
人力車が停まっているところは、建仁寺の勅使門の前です。
その向かいも、前回紹介した市村一房堂です。
(浮世絵の博物館ですね)
突き当りに京都市立新道小学校が見えますが、
前回ブログからこれだけ移動したことになります。
今度は同じ地点から東を向きました。
ここから、かなり急な上り坂になります。
ずっと向こうに、法観寺の「八坂の塔」が見えます。
この八坂通は、八坂の塔に続く通りになります。
先ほどの地点から、東に約10m移動しました。
ここから南の方に道が伸びています。
(ここはT字路です)
突き当りに見えるのは、松原通です。
(第19回ブログで紹介した辺りです)
実はこの道は松原通よりさらに南にずれた後、
五条大路まで続いていて、途中に六波羅蜜寺があります。
先ほどの写真の地点から、八坂通を東を向きました。
またこの急な坂道を上ります。
先ほどのT字路から八坂通を東に約20m進みました。
この辺りはぎりぎり祇園なのですが、
高級な飲食店が何軒か並んでいます。
枝垂桜が下がっているこの店も、その中の一軒です。
先ほどのT字路から、東に約80m進みました。
このタバコ屋の脇から、また南に道が伸びています。
(ここも、T字路です)
この道を南へ松原通へ進むと、
「ハッピー六原」という地元スーパーの前に出ます。
(詳しくは、第19回ブログ参照)
タバコ屋のT字路から、八坂通を東に向きました。
両脇には、てんぷら「圓堂」という看板が出ています。
高級な飲食店がずっと並んでいます。
その南側の「圓堂」の脇に、寺院の裏門があります。
ここは、六道珍皇寺です。
この門は閉じているので、松原通から入らないといけません。
(第19回ブログで詳しく説明しています)
さらに、その向かいにはおでん屋さんがあります。
ただ、この辺りはおでん屋でも高いのでしょうね。
この辺りで、また八坂通を東に向きました。
八坂の塔が、だいぶ近づいてきました。
ただ、急な上り坂はまだまだ続きます。
八坂通を東にだいぶ進んできました。
東大路通も、もうすぐです。
北側に建仁寺の末寺大統院があります。
ただ、境内よりも駐車場の方が大きいようです。
八坂通をさらに東に進み、東大路通との交差点まで来ました。
この辺りで、上り坂が少し緩やかになっています。
八坂通から、東大路通を北に向いています。
向こうに見える信号の地点から右(東)に進むと、
高台寺や霊山観音の前に出ます。
今度は東大路通を南に向きました。
相変わらずの渋滞で、松原通がよく見えません。
京都銀行の前に、「清水道」バス停があります。
東大路通から、八坂通を東に向いています。
道幅が急に細くなり、両脇に土産物屋さんが並んでいます。
この辺りから急に、観光地らしくなってきます。
東大路通から、八坂通を東に約100m進みました。
八坂の塔まで、もうすぐです。
ここまでは平坦だったのですが、また急な上り坂になります。
急な上り坂は、約50m先のタバコ屋で終わります。
タバコ屋さんの左(北)から道が伸びているので、
ここもT字路です。
タバコ屋の前から北を向きました。
ここをずっと進むと、八坂神社に出ます。
途中に「ジュバンセル」があります。
(和菓子の材料を使った洋菓子店です)
今度はタバコ屋の角で、南を向きました。
こちらの寺院に立ち寄ります。
「八坂庚申堂 金剛寺」というのが、ここの名前です。
東大路通から東側にこのようなものがよく吊り下げられていますが、
これは「くくり猿」といいます。
これは願い事を書いて絵馬のように使ったり、
お守りとして所持したりするものです。
(猿のぬいぐるみみたいで、可愛いですね)
ここで一つ500円で売っています。
金剛寺の中に入ってきました。
南天の木の脇に、お墓があります。
とりあえず、お参りしました。
境内の中央に、「べんつるさん」がいらっしゃいました。
[京都の矢田寺・法輪寺にもいらっしゃいましたね]
こちらの方は、「くくり猿」に囲まれています。
一番奥に、本堂があります。
その脇にろうそくが置いてあったので、
お金を払って灯明を上げさせていただきました。
金剛寺の本堂です。
ここにも「くくり猿」がたくさんいます。
下の方にも、「見ざる・聞かざる・言わざる」がいます。
庚申信仰の寺院だけに、「猿」関係のものが多いです。
境内の東側に、寺務所がありました。
こちらでたくさんの方が、「くくり猿」を求めておられました。
境内の西側には、お地蔵さんがいらっしゃいました。
こちらにも、お参りしました。
では外に出て、先に進みます。
八坂通に戻ってきました。
では、いよいよ法観寺の八坂の塔に向かいます。
八坂の塔のある突き当りまで来ました。
ただ、ここからは法観寺の中には入れません。
同じ地点から、南を向きました。
この法観寺を回り込むように、八坂通が続きます。
そちらの方に、回ってみます。
法観寺の南側に来ました。
もう少し、八坂通が続いています。
ここは普通の塀に見えますが、実はここが法観寺の入り口です。
(ガラガラと曳いて開けます)
ただ、この日は(日曜日だったのですが)
カギがかかっていて入れませんでした。
どうやら、終日閉山のようです。
仕方がないので、ここで入るのは諦めます……
法観寺は今は建仁寺の末寺ですが、
もともとは聖徳太子関連の寺院で、
この辺一帯を境内とする巨大寺院でした。
(9世紀の頃です)
それがたびたびの戦乱で焼失して、
だんだんと小規模化していきました。
法観寺の八坂の塔を通り過ぎましたが、
八坂通はもう少し続きます。
この辺りは、ドラマなどで
「京都の風景」として一番撮られているところです。
先ほどの曲がり角から、八坂通を東に約100m進みました。
ここに、「文の助茶屋」があります。ちょっと寄ってみます。
店の入り口を入ったところに、お多福さんが祀ってありました。
とりあえず、賽銭を入れてお参りしました。
小雪がちらついていたのですが、
撮影のことを考えて明るい外でいただきました。
さすがに寒かったので、甘酒を注文しました。
水分より酒粕の方が多くて、
「飲んでいる」というより「食べている」感覚でした。
(それはそれでおいしいのですが)
ここ「文の助茶屋」は、1960年代に藤山寛美氏が松竹新喜劇で
「文の助茶屋」というお芝居を発表して有名になりました。
ただ最近の方は知らないらしく、
ここの店員さんもご存じありませんでした。
甘酒をいただいて、店の外に出ました。
ここ文の助茶屋にも、八坂庚申堂の「くくり猿」がいました。
文の助茶屋から八坂通を東に向いています。
この上り坂をあと100mほど進めば、
二年坂に着いて八坂通も終わりです。
ただ、ここから先は次回とします。
~次回は、二年坂から産寧坂を目指します~
~追記~
この辺りの地図を貼り付けます。
詳しくは、ここをクリックしてください。
また、京都駅からここに来るには
駅北側市バスターミナルから206系市バスに乗り、
「清水坂」バス停で降り北に約100m進めば、
東大路八坂通の交差点に着きます。
この辺りの地図を貼り付けます。
詳しくは、ここをクリックしてください。
また、京都駅からここに来るには
駅北側市バスターミナルから206系市バスに乗り、
「清水坂」バス停で降り北に約100m進めば、
東大路八坂通の交差点に着きます。
- 関連記事
-
- 第102回 禅居庵から建仁寺~八坂通西から東~その1 (2013/01/27)
- 第103回 八坂の塔を目指して~八坂通西から東~その2 (2013/01/31)
- 第104回 二年坂から産寧坂へ~八坂通西から東~その3 (2013/02/03)
- 第717回 宮川町の西側~宮川町散策~その1 (2020/01/28)
- 第718回 宮川筋散策~宮川町散策~その2 (2020/01/31)
- 第809回 七條甘春堂の竹の子~大黒町通南から北~その1 (2022/02/28)
- 第810回 豊国神社に参拝~大黒町通南から北~その2 (2022/03/04)
- 第811回 甘春堂で栗ぜんざい~大黒町通南から北~その3 (2022/03/08)
- 第812回 ラーメン藤で唐揚げ~大黒町通南から北~その4 (2022/03/11)
- 第813回 五建ういろの喫茶室~大黒町通南から北~その5 (2022/03/14)
- 第814回 寿延寺に参拝~大黒町通南から北~その6 (2022/03/18)
- 第815回 西福寺と六波羅蜜寺~大黒町通南から北~その7 (2022/03/22)
- 第816回 六道珍皇寺~大黒町通南から北~その8 (2022/03/26)