第102回 禅居庵から建仁寺~八坂通西から東~その1
ここは、四条大路と五条大路との中間点
八坂通と大和大路とのT字路です。
目の前に建仁寺の末寺禅居庵があります。
「十日ゑびす」のときとずいぶん違いますね。
(十日ゑびすのときの写真です)
ここが八坂通の最西端になります。
今回から3回くらいでここから産寧坂を目指します。
撮影日は2013年1月24日木曜日午後3時。
今から、右(東)側の道を進みます。
大和大路にある京都市立新道小学校の前から
八坂通を東に向いています。
八坂通は二年坂までなのですが、
まだまだ道は続きますので、産寧坂まで行きます。
大和大路八坂通のT字路の南東角にある雑貨店です。
「十日ゑびす」の日は賑わっていましたが、
この日はお休みでした。
八坂通を大和大路から東に約20m進みました。
「十日ゑびす」の日にも立ち寄った禅居庵にまた寄ります。
禅居庵の中に入ってきました。
1月10日にも咲いていた寒椿が、この日も咲いています。
禅居庵東側にある手水舎です。
摩利支天の象徴である猪をかたどっています。
こちらが、禅居庵の摩利支天堂です。
この日は人も少ないので、中でゆっくり参拝できました。
境内の塀に、「えべっさん」の熊手が立てかけてありました。
「十日ゑびす」直後だからでしょうね。
「十日ゑびす」のときにも参拝しているので、
この日はこのくらいにして外に出ます。
禅居庵摩利支天堂の前から、八坂通を東に向いています。
では、こちらの方を進みます。
禅居庵の前から、東に約60m進みました。
ここは、市村一房堂です。
錦絵(色つきの浮世絵)の摺師市村守氏の作業場です。
中に入ることもできるので、入らせていただきました。
中に入ると、市村守氏からこの紙をいただきました。
ここは市村氏の工房であると同時に、
浮世絵の作業工程の解説が聞けたり、
実際に版木や出来立ての浮世絵が見られたりする
博物館にもなっています。
実は浮世絵も自分の趣味で、
生まれて初めて版木に触れたのはかなりの感動でした。
(しかも、「富嶽三十六景」の「相州沖浪浦」でした)
こちらは、市村一房堂の北向かいです。
建仁寺の勅使門になっています。
建仁寺の勅使門の左(西)側にこのようなものがありました。
苔の上に大きな岩があって、まるで庭園です。
では、その庭園と勅使門との間にあるここから
建仁寺に入っていきます。
たいていの禅寺がそうであるように、
建仁寺も勅使門を越えると一直線上に山門と法堂が見えます。
禅寺の絶景ポイントの一つですね。
ここは松と桜が並んでいるのですが、
今桜の葉は落ちています。
(桜の季節はこんな感じです)
この写真はクリックすると、拡大されます。
勅使門から左(西)を向きました。
こちら側には、建仁寺の末寺が延々並んでいます。
一番南側は、禅居庵です。
ここから摩利支天堂には行けますが、
本堂は完全非公開です。
禅居庵の前から建仁寺境内を北に向いています。
ここを端まで北に向かいます。
建仁寺の北の端まで来ました。
この辺りは工事中で、たくさんの方が作業をしていました。
先ほどの地点から左(西)を向きました。
この先に門が見えますが、
ここを出るとゑびす神社前の大和大路に出ます。
今度は、右(東)に向きました。
今からここを進み、建仁寺の本坊に向かいます。
建仁寺の方丈と本坊の前に来ました。
今から、この中に入っていきます。
大半の寺院と異なり、ここ建仁寺は
カメラで撮影し放題になります。
とは言え、やはり節度あるようにしないといけません。
とりあえずは、ここを撮ります。
これは、俵屋宗達画「風神雷神図」のコピーです。
本物は国宝ですが、今は国立博物館にあります。
次は、方状の襖絵です。
こちらは、海北友松画雲竜図です。
こちらも本物は重要文化財ですが、これも複製です。
(保存のため、本物は非公開です)
こちらも、クリックすれば拡大できます。
さらに方丈南側庭園です。(メインの庭園ですね)
昨年の4月は、工事中でしたがもう完成しました。
今度は、方状北側の庭園です。こちらは、中央に祠があります。
次は、右(東)側に見える本坊に戻ります。
こちらは、本坊の中庭「潮音亭」です。
ここは庭石と桜のバランスが絶妙です。
4月に来ると、ここは絶景になります。
この写真も、クリックすると拡大されます。
では、方丈南側にある法堂に向かいます。
法堂には、こちらからスリッパを履いて向かいます。
スリッパを履いて、方状の南端に来ました。
ここから、木戸の鍵を開けて向こうに進みます。
方丈の北側まで来ました。
ここから石段を上がって、中に入ります。
法堂の中に入ってきました。
さすがに、ご本尊は撮影しません。
こちらは、天井画の小泉淳作画「雲竜図」です。
臨済宗の法堂にはどこも雲竜図の天井画がありますが、
ここが一番有名ですね。確かに迫力がある双龍です。
この写真も、クリックすれば拡大されます。
では、法堂を出て方丈に戻ります。
法堂から戻って、方丈南側庭園を南から北に見ています。
個人的には、ここの庭園はこの角度が一番好きです。
方丈の東側に併設されている本坊から外に出ます。
もうだいぶ日が傾いてきました。
建仁寺の本坊から境内に出ました。
桜並木が続きますが、今はまだ花も葉も付いていません。
今度は、本堂の東側から南に進みます。
先ほどの写真から左(東)の方を向きました。
こちらの門は、祇園の花見小路に通じています。
第35回ブログは、こちらから出入りしました。
先ほどの写真から、約100m南に進みました。
左(東)側に、「茶碑」が見えます。
鎌倉時代に栄西がここを開いた時に
日本で初めてお茶の木を植えました。
今はその木は枯れていますが、石碑だけが残っています。
「茶碑」の南側に、「楽神廟」がいらっしゃいます。
吉備津神社の末社「楽神社」の分社です。
ご神体は、虚空蔵菩薩です。(神仏習合ですね)
「楽神廟」脇の絵馬です。こちらは、風神の図案ですね。
「楽神廟」の南側に浴室があって
そこの枝垂桜の向こうから外に出られます。
こちらも、出入り口です。
ここから出ていきますが、それは次回とします。
~次回は、八坂通をさらに東に向かいます~
~追記~
実は今回いくつか候補があったのですが、
いろいろ考えて八坂通にしました。
(他は、京都駅前周遊と金閣などの洛北散策)
清水寺から祇園の八坂神社までの道が有名で、
その中間にある八坂通はよく忘れがちですが、
実はけっこうおもしろいスポットでもあります。
特に、東大路の西から東の差が面白いです。
~追追記~
この辺りの地図を貼り付けます。
詳しくは、ここをクリックしてください。
~追記 その3~
八坂通の最西端に来られるなら、
第100回ブログ「京都の十日ゑびす 前編」の道順で
京阪電電鉄「清水五条」駅からお越しください。
京都駅からはJR奈良線に乗り、
「東福寺」駅で京阪電鉄に乗り換えましょう。
詳しくは、ここをクリックしてください。
実は今回いくつか候補があったのですが、
いろいろ考えて八坂通にしました。
(他は、京都駅前周遊と金閣などの洛北散策)
清水寺から祇園の八坂神社までの道が有名で、
その中間にある八坂通はよく忘れがちですが、
実はけっこうおもしろいスポットでもあります。
特に、東大路の西から東の差が面白いです。
~追追記~
この辺りの地図を貼り付けます。
詳しくは、ここをクリックしてください。
~追記 その3~
八坂通の最西端に来られるなら、
第100回ブログ「京都の十日ゑびす 前編」の道順で
京阪電電鉄「清水五条」駅からお越しください。
京都駅からはJR奈良線に乗り、
「東福寺」駅で京阪電鉄に乗り換えましょう。
詳しくは、ここをクリックしてください。
- 関連記事
-
- 第102回 禅居庵から建仁寺~八坂通西から東~その1 (2013/01/27)
- 第103回 八坂の塔を目指して~八坂通西から東~その2 (2013/01/31)
- 第104回 二年坂から産寧坂へ~八坂通西から東~その3 (2013/02/03)
- 第717回 宮川町の西側~宮川町散策~その1 (2020/01/28)
- 第718回 宮川筋散策~宮川町散策~その2 (2020/01/31)
- 第809回 七條甘春堂の竹の子~大黒町通南から北~その1 (2022/02/28)
- 第810回 豊国神社に参拝~大黒町通南から北~その2 (2022/03/04)
- 第811回 甘春堂で栗ぜんざい~大黒町通南から北~その3 (2022/03/08)
- 第812回 ラーメン藤で唐揚げ~大黒町通南から北~その4 (2022/03/11)
- 第813回 五建ういろの喫茶室~大黒町通南から北~その5 (2022/03/14)
- 第814回 寿延寺に参拝~大黒町通南から北~その6 (2022/03/18)
- 第815回 西福寺と六波羅蜜寺~大黒町通南から北~その7 (2022/03/22)
- 第816回 六道珍皇寺~大黒町通南から北~その8 (2022/03/26)