第840回 炎天下の八坂神社~祇園で夏越の祓い~その1
進みたい方は、ここをクックしてください。
6月30日は、夏越の祓いです。
元旦から半年経ったこの日、半年分の厄を払う儀式を行います。
この場合の「厄払い」とは、「疫病退散」を指します。
日本全国にある風習ですが、特に京都で盛んな行事です。
「京の道 今日の道」では毎年夏越の祓いに参加していますが、
2022年は2年ぶりに八坂神社に向かいます。
さらに、その後「東山区祇園地区」を練り歩きます。
京都駅北側市バスターミナルから26系市バスに乗って、約25分。
こちらは、「祇園」バス停です。
今回はこちらから八坂神社に向かい、夏越の祓いに参加します。
撮影日は、2022年6月30日木曜日の午後2時25分。
6月なのに梅雨が明けていて、炎天下の大祓でした。
「祇園」バス停から、東大路を206系市バスが北上します。
206系市バスは岡崎公園に近い「岡崎公園口・東山二条」バス停を
さらに北上して、北大路との交差点「高野」バス停で
北大路を西に曲がります。
「祇園」バス停は、「よしもと祇園花月」の前に立ちます。
こちらは、京都市内にある吉本興業の寄席です。
また、北部祇園の歌舞練場「祇園会館」でもあります。
春になると、芸妓さんや舞妓さんの舞踊を見られます。
(厳密には、花街祇園は四条通を境に「北部祇園」と
「甲部祇園」に分かれます。
つまり、花見小路周辺が「甲部祇園」です)
今度は「祇園」バス停から、東大路を南に向きました。
左(東)側に見える鎮守の森が、八坂神社です。
次は、ここから南下します。
「祇園」バス停から、東大路を約100m南下しました。
ここで東大路は四条通と交差して、「祇園」交差点となります。
「祇園」交差点の北側に、米屋さんの八代目儀兵衛があります。
京都駅前地下街PORTAの玄米 ぎへえも、経営しています。
「祇園」交差点北西角に、立っています。
この辺りは飲食店が多いのですが、どちらも賑わっていますね。
「祇園」交差点で、東大路から四条通を西に向いています。
約700m先の京阪電鉄「祇園四条」駅近くに、
老舗蕎麦屋総本家 松葉やレスラン 菊水など
京都を代表する飲食店が建ち並びます。
「祇園」交差点で、東大路から四条通を東に向きました……
と言いますか、四条通はこの交差点で突き当たります。
その突き当りが、八坂神社西楼門です。(正門ではありません)
そのため、「祇園」交差点を「祇園石段下」とも呼びます。
「祇園」交差点北西角で、東を向いています。
では目の前の横断歩道を渡って、八坂神社の前に進みます。
その横断歩道を東に渡って、東大路を南を向きました。
目の前に、八坂神社西楼門が見えますね。
八坂神社西楼門の辺りに、こちらの幟が立っていました。
こちらによると、この度八坂神社本殿が国宝に指定されたそうです。
その位置から、八坂神社西楼門を見上げます。
では、この石段を登って八坂神社西楼門に向かいます。
神社の楼門前には、狛犬が並んでいます。
右側の口を開けてるのは、「阿形」の狛犬です。
そして対になるのが、「吽形」の狛犬です。
上御霊神社同様、角が生えた「吽形の狛犬」です。
八坂神社西楼門の石段を上り切りました。
あと約30分で、大祓が始まりますね。
では、この西楼門をくぐって八坂神社境内に入ります。
八坂神社西楼門をくぐり、境内を東に向いています。
ここからは、末社を回りつつ少しずつ本殿に向かいます。
八坂神社西楼門の左(北)側に、手水舎があります。
まずは、そちらに向かいます。
その手水舎に、近づいてみました。
コロナ禍の関係で、柄杓が置かれていません。
ぞこで、流れ出る水に直接手を漬けました。
さらに手水舎の周囲に、風鈴が下がっていました。
……のですが、風に吹かれて揺れる風鈴がブレて写ってしまいました。
その手水舎の前で、八坂神社境内を北に向きました。
この先に、八坂神社絵馬殿が見えますね。
そこで、この小径は東に折れます。
こちらは円山公園への近道ですが、本殿に向かうのは不向きです。
(第13回ブログ参照)
八坂神社西楼門をくぐると、正面(東側)に疫神社がいらっしゃいます。
八坂神社の末社で、疫病をばら撒く神様がご祭神です。
逆に、人々を疫病から守る神様でもあります。
2020年はこちらにも茅の輪が付いていましたが、
今年(2022年)は付いていませんね。
(第747回ブログ参照)
疫神社の右(南)側には、白髭神社と太田神社が合祀されています。
こちらにも、お参りして先へと進みます。
白髭神社と太田神社の前で、八坂神社境内を南に向きました。
こちらだけでしたが、八坂神社境内に露店が戻っていました。
チョコバナナとかき氷の屋台ですが、
どうも同じ方がお店を経営されていました。
まぁこの炎天下ですから、かき氷は相当売れていました。
ここからは、こちらのルートを進みます。
八坂神社西楼門から境内を約10m南下して、東を向きました。
ずっと先に、八坂神社拝殿が見えますね。
次は、ここを東に進みます。
その八坂神社拝殿に進む前にも、末社が並びます。
こちらは、北向恵比寿社です。ご祭神は、恵比寿神ですね。
ただ、こちらは修復中です。
写真には写っていませんが、
この辺りで宮大工さんが作業されていました。
北向恵比寿社の前で、八坂神社境内を東に向きました。
八坂神社拝殿が、だんだん近づいてきました。
八坂神社境内の石段を上がったところに、
大国社がいらっしゃいます。
ご祭神は大国主命だけでなく、事代主と少彦名も祀られています。
大国社の前に、こちらが置かれています。
大国主命のご利益に、縁結びがあります。
諸説ありますが、大国主命はネズミが神使と考えられています。
ですから、こちらはネズミを模した縁結びのおみくじです。
全体を撮ろうとして、ネズミ型のおみくじが小さく写りました。
実は、結構可愛いおみくじです。
また、大国主社の前にこちらが置かれていました。
因幡の白兎を描いた石造ですね。
ただ、ご時世からどちらもマスクをしています。
さらに、ご時世から鈴の緒は手をかざすだけで音が鳴ります。
……ということでしたが、実は近づくだけで鈴の音がします。
手をかざす必要は、ありません。
では、こちらにお参りして八坂神社拝殿に向かいます。
とはいえ、だいぶ写真を張り付けたので今回はここまでです。
~次回は、八坂神社大祓に参加します~