京の道 今日の道 2014年11月14日
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第265回 広沢池のコスモス畑~きぬかけの路散策~その11

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前回ブログで立ち寄った遍照寺の前で、北を向いています。
今回は、この脇道を北上して児神社に寄った後広沢池に戻ります。
その前に、目の前のパン屋さん(黄色いテントの店)に寄ります。
撮影日は、2014年10月23日木曜日午後4時20分。
もう夕方ですが、広沢池で一人茶会をします。


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その「パンの森 ぐぅぐぅ」で菓子パンを3個買いました。
(そのパンは、あとで出てきます)
そのパン屋さんから北に約100mすると、
こちらも前回ブログで出てきた「富岡大明神」の前に来ました。
ここでY字路になりますが、そのまま北に進みます。


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「富岡大明神」がいらっしゃる円墳を背に、北を向いています。
右(東)側が京都府立堀川高校のグランドで、左(西)側は住宅地です。
ここをさらに北上します。


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先ほどの地点から、さらに100m北上しました。
右(東)側はまだ堀川高校のグランドですが、
左(西)側は佛教大学の付属博物館になります。
もうすぐ広沢池最南端の一条通です。


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ようやく一条通に戻ってきました。また、広沢池南西端でもあります。
もう4時半近くになって、だんだんと夕焼けに染まり出しました。


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広沢池南西端の西隣にある藪は、児神社(ちごじんじゃ)です。
一条通側からも、入ることができます。


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一条通を北に渡り、広沢池との間の道から
児神社境内に入ることができます。
先ずは、この一の鳥居をくぐり境内に入ります。


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一の鳥居から、児神社境内を西に約10m進みました。
こちらに井戸がありますが、どうやら水が涸れているようです。


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手水社の向いに社務所があるのですが、誰もいらっしゃいません。
ここは、かなりひっそりとした神社です。


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社務所の前から、境内を西に向きました。
目の前に拝殿があって、その先に児神社本殿があります。

元々この辺一帯は前回ブログでも出てきた遍照寺でした。
その開祖寛朝僧正が998年(平安時代初期)に亡くなると
その僧正に仕えていた児子の一人がその悲しみのあまり
広沢池に身を投げてしましました。
その児子の霊を弔うために建てられたのが、この児神社です。
子供が御祭神なので、安産のご利益があります。


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本殿の北側に、こちらの石製椅子があります。
平安時代当時、御祭神となられた児子がよく座られていたそうです。


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児神社拝殿に背を向け、東を向きました。
では、この児神社を出ます。


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児神社を出て、広沢池西側の道で北を向きました。
この背(南)の方に、一条通があります。
右(東)側が広沢池で、左(西)側が児神社です。
では、この広沢池西側の道を北に向かいます。


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一条通から広沢池西側の道を北に約50m進むと、
左(西)側は児神社から田園風景に変わります。
そして、この道沿いにコスモスが並んで咲いています。


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このコスモス畑は、この日(10月23日)が盛りでした。
ただ、この後2014年11月6日木曜日に
鳥居本への事前調査の帰りにここに寄ったのですが、
そのときもコスモスはまだまだ盛りでした。
たぶん更新日の2014年11月14日現在も咲いているでしょうね。
この写真は、クリックすると拡大されます。


265-16.jpg
コスモスの向こうには田園と点在する民家や山があり、
「里山風景」が垣間見えます。
どこかのブログに「京都らしくない風景」と書かれていましたが、
嵯峨野北部はどこもこんな感じです。
個人的には、この風景を結構気に入っています。
この写真も、クリックすると拡大されます。


265-17.jpg
広沢池西側は、ずっとコスモス畑が続きます。
……と言いますか、北嵯峨の田園は
稲刈り以降このようにコスモスでいっぱいになります。
たぶん何か理由があるのでしょうが、広沢池のコスモス畑は
紅葉前の京都観光の名物の一つのなってきています。


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コスモス畑の東側はこの道1本を隔てて広沢池なのですが、
その間に桜並木が続きます。(一条通沿いと同じです)
この道は広沢池北端から約500m先で突き当り、(後宇多天皇陵付近)
さらに西に500mほど進むと直指庵があります。
ただ、そこまで行くと一条通から外れてしまうので
今回はこれ以上北上しません。


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一条通から、広沢池西側の道を約200m北上しました。
桜並木がこの辺りだけ途切れて
池の方に入ることができるようになっています。


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小さな丸木の柵を越えると小さな橋があって、
その先に広沢池の浮かぶ小島があります。
では、この橋を渡って旧遍照寺跡に向かいます。


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小さな橋の上から、旧遍照寺跡境内を見ています。
ここのカエデは、この10月23日段階ではまだまだ青いままでした。
境内には、石仏や祠が並んでいますね。


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こちらは、ここのご本尊千手観音の石仏です。
そう言えば、前回ブログ登場の今の遍照寺も千手観音がご本尊です。
この日は平日でもう夕方なので周囲には誰もいませんが、
普段は常に何人かの参拝者がいらっしゃいます。


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この小島の東端に突き出たところがあって、
そこに弁財天の祠がいらっしゃいます。
ここが突き出ているのは、こちらが広沢池の守護神だからでしょうか?
広沢池の対岸に見えるのは、
前回ブログで少しだけ触れた茶室「聴松亭」です。


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小島の東側には、広沢池に向けてベンチが並んでいます。
では、そのうちの1脚に座ります。


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ベンチに座って、お茶と先程「ぐぅぐぅ」で買ったパンを出します。
奥の左側はパイ生地に生クリームが挟んであります。
右側はハムと玉ねぎのサンドイッチで、手前はクロアッサンです。
お茶は第161回ブログで買った雲露を入れました。


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お茶を飲みながら、この風景を見ています。
北側に見える弁財天の祠の向こうには、遍照寺山が見えます。

旧遍照寺はこの小島だけではなく、
先ほどのコスモス畑一帯からあの遍照寺山のふもと周辺が寺域でした。
第261回ブログの御室仁和寺と同じくらいの広さがあったそうです。
寛朝上人がここに遍照寺を建てた最大の理由は
広沢池の絶景に惚れ込んだからなのですが、
ここを見ていればそれも頷けますね。
この写真は、クリックすれば拡大されます。


265-28.jpg
パンを食べ終わって、次は家で作ってきた抹茶タルトを頂きます。
タルト生地の中に、抹茶プリンが入っています。
……のはずなのですが、タルトがだいぶ壊れています。
ここまで運ぶ途中で、あちこちぶつかったようです。
食べていると、ボロボロ崩れてしまいました。
第260回ブログで0時半ごろ「ファミリーキッチンPu」で食べた
カレー以来4時間ぶりの食事でした。


265-29.jpg
今度は池の向い(東)岸の茶室「聴松亭」を見ています。
2014年10月19日日曜日正午ごろ、勤務中に窓の外の青空を見て
このピクニックを思いつきました。
青空の下で行うはずが、夕焼けの下で行うようになりましたが……
まぁ、これはこれでいいものです。
この写真も、クリックすると拡大されます。


265-30.jpg
では、この橋を渡って旧遍照寺跡を出ます。
西を見ると、夕焼けから日の入りが始まろうとしています。


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小さな橋から池を見下ろすと、この看板がありました。
ここは、釣りなどをしてはいけないようです。


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小さな橋を渡り、広沢池西側の道に戻り南を向きました。
枯れ枝の桜並木の向こうに見える白い壁は、
先ほど立ち寄った児神社のものです。


265-33.jpg
先ほどの地点から、南に約100m進みました。
コスモス畑の先に児神社があって、その先に一条通が見えます。


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旧遍照寺跡から南に約200m進みました。この先に一条通が見えます。
ここで、広沢池とお別れします。


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広沢池西側の道から、一条通を西に向いています。
右(北)側に、児神社が見えます。
だんだんと小倉山に夕日が沈もうとしていますね。


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先ほどの地点から一条通を西に約50m進み、南に向きました。
ここは佛教大学の付属博物館なのですが、そこにバス停があります。
この59系市バスの「広沢池・佛大広沢校前」バス停が、
一条通最先端になります。
(59系市バスは、ここでUターンして「山越中町」バス停で終点)
一条通はここからまだ1kmほど続きますが、
ここから西は一切の交通機関が通らない道になります。
まぁここからラストスパートですが、それは次回以降とします。

今回は、ここまでです。

~次回は宝筺院前まで進み、「きぬかけの路編」を終わらせます~

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散策しています。

「太秦散策」
蚕ノ社や広隆寺、
映画村など太秦周辺を
散策しました。

「花園散策」
JR「花園」駅から
北側の衣笠山手前の
「きぬかけの路」に
かけて散策しました。
妙心寺や等持院など
並んでいます。

「松原通東から西」
清水寺~西小路間の
松原通を東から西へと
写真で追いかけます。
京都盆地を輪切りにして、
地域ごとの違いを
楽しんでください。

「松原通東から西」EX
松原通が終わる西小路から
京都盆地の西の端の
松尾までを書いています。
松原通の記事と
併せて読むと、
京都盆地の東西の様子が
よく分かります。

「三条通西から東」
嵐山から始まり、
名神高速道路
京都東インターまでの
三条通を西から東に
書いていきます。

「本町通北から南」
京都盆地の東側を通る
本町通を南から北に
進みます。

「寺町通南から北」
河原町通の1本西
寺町通を
五条通から北大路通まで
散策します。
[六原」経由で、
「本町通編」と
つながっています。

「烏丸通北から南」
「寺町通編」の最終回
今宮通から南に
十条通まで続きます。

「大和大路南から北」
本町通より1本東にある
大和大路を北上します。

「鞍馬口通東から西」
室町時代に
京都最北端の道だった
鞍馬口通を下鴨神社から
金閣寺まで進みます。

「きぬかけの路散策」
その金閣寺から西に
龍安寺や仁和寺経由で
北嵯峨まで進みます。

「塩小路東から西」
京都駅前の北側を
東西に貫く塩小路を
東端の智積院から
西端の梅小路公園まで
進みました。
そのあと、
七本松~佐井西通間の
{西塩小路編」も
続きます。

「千本通南から北」
平安時代の中心
旧朱雀大路である
千本通を
七条通から、
鷹峯まで進みます。

「高倉通南から北」
京都中心街を縦断する
烏丸通と河原町通の
中間を貫く高倉通を
北上していきます。
神社仏閣よりも、
飲食店の取材が中心に
なってしまいました。

「上立売通東から西」
今出川通の北側に伸びる
東西の道を散策します。
京都市街地屈指の
桜がきれいな通りです。

「若宮通南から北」
西本願寺と東本願寺の
中間点を通る小路を
北上しました。
京町家と古い商店街の
京都らしい町並みです。

「若宮通南から北」EX
「若宮通編」の最後から
三条通まで
若宮通の真北の通りを
北上していきます。

「釜座通南から北」
若宮通を真北に
延長した先の釜座通で
三条通~京都府庁間を
北上しました。
途中、二条城に
立ち寄りました。

「錦小路東から西」
四条通の1本北に伸びる
錦小路を東から西に
進みます。
錦市場から祇園祭鉾町へ
最終的に住宅街に
移動していきます。

「五辻通東から西」
上立売通と今出川通の
中間に伸びる五辻通を
東から西へと進みます。

「正面通東から西」
脳卒中のリハリビがてら、
比較的ウチに近い
正面通を
東から西に進みます。
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