第168回 稲荷山の千本鳥居~深草紅葉散策~その2

伏見稲荷大社の本殿裏の石段を上ってきました。
目の前の祠の右(南)側に、赤い鳥居が並んでいます。
ここから始まる「千本鳥居」は、
この稲荷山全体の山道に続いています。
今回も手前の奥院まで進み、JR奈良線「稲荷」駅に戻ります。
(本格的な稲荷山登山は、次の初詣のときに考えています)
撮影日は、2013年11月23日勤労感謝の日の土曜日午前11時15分。
晴れているせいか、いつもより写真が明るくなっています。

「千本鳥居」の入り口です。
ここに来られる方は先ずここから写真を一枚撮られることが多く、
そのためここにこのような空間ができました。
自分も、その方々に混じって一枚撮りました。

千本鳥居を約50m進みました。
ずっと続く山道に、どこまでも鳥居が並んでいます。
実は、この左(北)手に祭場があって広場になっています。
特に立ち入り禁止になってはいませんが、
だれも気付かずに素通りされています。

さらに約50m進みました。
鳥居の道が二手に分かれていて、どちらも奥院に通じています。
作法としてどちらを進むべきかよく聞かれるのですが、
実は正しい道順などは特に決まっていません。
自分は、小さいころからの習慣で左の道を進みます。

二手に分かれてから、約20m進みました。
こちらの道は、短いぶん急な坂道です。
この辺の鳥居は小さい分、数が多くなっています。
多分、この辺りが一番鳥居が密集しています。

さらに約50mほど進みました。
前回ここに来た2013年6月29日は日差しがかなり強かったのですが、
この辺りはもう少し暗かったように思います。
これだけ明るいと、いつもと違う印象を持ちますね。
(第135回ブログ参照)

さらに5mほど進むと、この鳥居が途切れます。
そして少しだけ広くなったところに小さな社があります。
こちらが、今回の目的地である奥院です。

こちらが奥院です。ますは、ここにお参りです。
稲荷山は、数千年前から霊場だったようです。
要するに、ここ一体が共同墓地だったわけです。
ですから、稲荷山登山は単なる山登りではなく
小さな社や祠・塚をお参りする巡礼になります。

奥院の左(北)側に、さらに上に続く道があります。
ここを進むと、三辻経由で四辻まで行けます。
ただし、今回もここから先には登りません。

奥院の社の右(南)側に、小さな祠があります。
次は、そちらに行ってみます。

こちらが、その祠です。
中には石燈籠があって、その上のまるい石を持って
軽いと思えば願いがかない、
重いと思えば願いがかなわないと言われています。
この「おもかる石」に前回は挑戦しましたが、
今回は人が多いのでここから撮るだけにします。

「おもかる石」から、反対(西)側を向きました。
この辺りには、たくさんの方々がいらっしゃいます。
実は、日本語以外にも中国語や韓国語が飛び交っていました。

では、ここから境内の方に戻ります。
今度は左(南)側の道を進みます。

左側の道を約20m進みました。
こちらも、鳥居の密度が濃いですね。
さすがに、こちらはだいぶ暗く写っています。

それでも、すぐにまた日差しが強くなりました。
すると、ここも急に明るくなりました。

こちらは、緩やかでまっずぐな道が続いています。
その分こちらは長くなっています。

そろそろまた二本の道の合流点になります。
すると、また道が太くなって鳥居も高くなります。

二本の道の合流点で、北を向きました。こちらに抜け道があります。
実は、稲荷山山中にはこのように鳥居が全くないルートもあります。
こちらを通ると、三辻までの道がショートカットされます。

では、「千本鳥居」の道を通って境内の方に戻ります。
もう100mで、今回ブログの最初の地点です。

「千本鳥居」の道を歩いて、境内の方に向かっています。
そろそろ11時半なのですが、さらに混んできました。

「千本鳥居」の最西端に着きました。
この時間帯は、帰る人よりもこれから山に登る人の方が多いですね。

「千本鳥居」を出ました。
今回ブログの最初の地点の反対を向いています。
やはり、ここに入る人は最初に立ち止まりますね。

では、石段を降りて境内の方に向かいます。
初詣のときは、この辺りに
スープ肉まんやケバブの露店が並びますが、
それ以外の時期はこの2軒だけになります。
これだけ人出があるなら、露店を並べてもいいように思いますが……

石段を降りました。
古着屋とドライフルーツの露店を通り過ぎ、さらに石段を下ります。

さらに石段を下ります。
目の前の鳥居が、稲荷山と境内との境目です。

赤い鳥居をくぐって、伏見稲荷大社境内に入ってきました。
左(南)側に本殿があって、右(北)側に社務所があります。
では、ここを西に進み境内を通り抜けます。

本殿の北側の道を西に進んでいます。
右(北)側に、神具や伏見人形を売っているお店があります。
ただ、最近はだんだんお土産屋さんのようになってきています。

先ほどの道を約50m進みました。
石段を下りると突き当りになって、
右に行くと御幸通(裏参道)で、左に行くと表参道です。
では、手水舎の前を通って表参道を通ります。

表参道に戻ってきました。紅葉の赤が映えますね。
では、ここを通って伏見稲荷大社を出ます。

伏見稲荷大社の表参道は、約100mあります。
突き当りが本町通で、このすぐ左にJR奈良線「稲荷」駅があります。
これで帰ってもいいのですが、
今回はここからさらに南に進んで紅葉見物をしたいと思います。
ただ、それは次回以降とします。
今回は、ここまでです。
~次回は、攝取院の後ぬりこべ地蔵と荷田春満のお墓参りをします~