第519回 七瀬川は、紅葉間近
前回ブログで「若宮通編」も終え、
11月23日以降の花園散策にはまだ日があります。
そこで、ここから数回京都市街地の紅葉を短期連載します。
今回は伏見区深草の七瀬川流域にお邪魔しましたが、
本格的な紅葉にはまだ時間があったようでした。
第127回ブログ以来、久しぶりの京阪電鉄「藤森」駅です。
今回はここから本町通を南下して、七瀬川流域に向かいます。
撮影日は、2017年11月9日木曜日午後3時。
もしかしたら、紅葉の早さは平年並みかもしれません。
京阪電鉄「藤森」駅ホームから、自分が乗っていた
淀屋橋行きの普通電車が出発しました。
この駅ホームの一部は、名神高速道路の高架下に位置します。
「京阪電鉄「藤森」駅ホームから、改札口に向かいます。
隣の「墨染」駅同様、この駅も改札口は上りも下りも同じ場所です。
(反対側のホームと、地下道でつながっています)
(京阪電鉄「墨染」駅の様子は、第123回ブログ参照)
では、こちらの改札口から京阪電鉄「藤森」駅を出ます。
ここがちょうど名神高速道路の高架下なので、暗く写ります。
京阪電鉄「藤森」駅を出て、南を向いています。
琵琶湖疎水沿いに約50m進むと、その疎水を渡る橋があります。
京阪電鉄「藤森」駅前から南に約50m進み、東を向いています。
琵琶湖疎水の橋の許に、元々中華料理店とレコード店がありました。
約50m先の東の突き当り本町通から西の師団街道まで、
約200mほどこの通りに駅前商店街が続きます。
琵琶湖疎水から約50m東に進み、突き当りで南に向きました。
この本町通沿いは、別の商店街のただ中です。
(この辺りは、第126回ブログを逆行する道順ですね)
今回は「道ブログ」ではないので、
本町通や商店街の様子は細かくは書いていきません。
ただこちらの「焼き芋屋さん」は気になったので、掲載します。
第24回ブログに掲載した焼き芋屋さんが閉めてしまっているので、
こういうお店は京都市街でも貴重になってきました。
その焼き芋屋さんの前で、本町通を南に向きました。
この日(2017年11月8日)は木曜日だったのですが、
この商店街の定休日のようでした。
ですから、まるでシャッター商店街のようです。
普段は和菓子店が多い商店街で、「柏餅」はこの辺が発祥です。
また、この辺りは地域スーパーが多いですね。
本町通から約130m南下すると、T字路に出ます。
その西側に、小さな寺院が見えます。
こちらが、その浄土真宗大谷派の西岸寺です。
親鸞臨終の地の説があるのは第517回ブログの光圓寺と同じですが、
そちらがもともとこの地にあったという説もあります。
また、近年の発掘調査でこの寺院に
九条兼実の娘で親鸞の夫人の一人でもある
玉白の遺骨が納められたお墓が見つかっています。
(詳細は、第126回ブログを参照)
その西岸寺の前で、本町通を南に向いています。
目前の「直違橋1丁目」交差点で、本町通は大岩街道と交差します。
本町通から、大岩街道を東に向いています。
右(東)側のマンションの奥に京都市伏見区深草総合庁舎があって、
そのさらに奥が京都国立病院です。
大岩街道はその辺りで東北東に進路をとり、
先程の西岸寺前の通りに合流します。
その辺りが京都市街地の東端で、大岩街道は東山を越え山科に至り
途中で勧修寺や随心院の前を通ります。
大岩街道から、本町通を南に向きました。
この辺りは、日中は長い渋滞ができます。
大岩街道から、本町通を約50m南下しました。
大岩街道を先頭に、本町通はこの辺りまで渋滞が続きます。
その渋滞が途切れた辺りに、旧伏見街道第4橋が見えます。
そして、この橋の下を七瀬川が流れています。
つまり、この辺りが今回ブログのメインです。
旧伏見街道第4橋の上から、七瀬川を東に向いています。
……のはずなのですが、
第125回ブログのときに思っていた眺めとちょっと違います。
紅葉は、まだまだのようですね。
2017年は例年より気温が低かったので、
紅葉も早く進んでいると思っていました。
けれど、どうやら平年並みのようですね。
先ずは、旧伏見街道第4橋の東側を散策します。
七瀬川の南岸に、曹洞宗の了峰寺が見えますね。
旧伏見街道第4橋の南詰に、七瀬川に下りられる小径があります。
では、今回ブログでもそちらに参ります。
旧伏見街道第4橋から、七瀬川沿いに東に歩いています。
右(南)側の生垣の木は手前がカエデですが、まだまだ緑色ですね。
まただいぶ刈り取られているので、
第125回ブログで感じた鬱蒼とした感じが無いですね。
その辺りで、七瀬川北岸を撮りました。
左側の木が桜で、右側がカエデです。
こうして見ても、カエデは完全に緑色ですね。
さらに七瀬川沿いの道を東に進みます。
この辺りの生垣は、もうカエデではありません。
向こうに見える枯れ枝は桜なのですが、もう葉が付いていませんね。
さらに、七瀬川沿いの道を東に進んでいきました。
ここで七瀬川は、北に折れます。
また川沿いの道もここまでで、この先は藤森神社方面に南下します。
七瀬川沿いの元来た道を西に戻っています。
こちらから見た角度が、旧伏見街道第4橋のベストショットです。
この橋は別名が直違橋(すじちがいばし)なのですが、
この橋を境に少しだけ本町通が筋違いになっています。
もう少し日が経つと紅葉が紅く染まって絶景になるのですが、
まぁ自然のことですから今回はこういう写真ということで……
では、こちらから、本町通に戻ります。
ただ、七瀬川散策は橋の西側がまだ残っています。
七瀬川沿いの道から戻り、また東を見ています。
あちらの了峰寺の沿革は、よく分かりませんでした。
ただこちらは花がきれいな寺院なので、
どの季節に来てもこの寺院の周辺は楽しめます。
では、こちらから本町通に戻ります。
次は、旧伏見街道第4橋の西側ですね。
旧伏見街道第4橋から、七瀬川の西側を見ています。
こちらのカエデは少し紅葉が進んでいますが、
それでも3分と言ったところでしょうか。
旧伏見街道第4橋北詰の西側に、浄土宗の誠心寺があります。
次は、こちらにお邪魔します。
誠心寺の境内を奥(西)に進んでいます。
門をくぐってすぐに、納経塔と阿弥陀堂があります。
その裏に、大きなカエデが2本立っています。
こちらが、先ほどの橋の上から見えた木々です。
誠心寺の本堂前に、こちらの低木が目立ちます。
こちらは椿で、桜の後に深紅の花を咲かせます。
門から境内を西に進み、突き当りに浄土宗誠心寺本堂があります。
立札などがないため、こちらの沿革は分かりませんでした。
ただこちらも境内に様々な花々があるので、
季節ごとにいろいろ目を楽しませてくれます。
誠心寺本堂から、南側(七瀬川沿い)を見ています。
七瀬川の向こうに崩れかけた民家が見えますが、
それがなかなかいい味を出しています。
手前の石仏群はおそらく無縁仏でしょうが、
こちらがいらっしゃるということはだいぶ古い寺院なのでしょうね。
(この寺院の墓地は、本堂の北側です)
誠心寺本堂に背を向け、境内を東に向いています。
誠心寺の門越しに見える本町通に、
信号待ちで「直違橋1丁目」交差点から伸びる自動車が見えますね。
誠心寺の前で、本町通を南に向いています。
ではここから旧伏見第4橋を渡り、本町通を南下します。
……と言いたいところですが、
この橋を境に本町通は南南西に筋違いをしています。
(「直違橋」の所以ですね)
その証拠に、ここから本町通のずっと先が見えません。
旧伏見街道第4橋から、本町通を南南西に約50m進みました。
この辺りも商店街ですが、大岩街道以北のものとは別のようです。
では、こちらをずっと進んでいきます。
さらに本町通を約50m南下しました。
この辺りは京都藤森郵便局もあって、さらに賑やかです。
その郵便局の南隣に、洋菓子店が建っています。
第125回ブログでは金銭的理由で諦めたのですが、
今回はかなり無理して(給料日直前で金欠です)お邪魔します。
ここからは、お店に許可を頂いて書いています。
こちらは店頭でケーキなどの洋菓子を売っていて、
そこで注文してお金を先に払って店内に入るシステムです。
この時間帯は空いていたので、窓際に座りました。
左側の写真集は、最近のお気に入りなので常時携帯しています。
こちらは作庭家別日本庭園の写真集で、
自分はこちら以外に7代目小川治兵衛も持っています。
エスプレッソと一緒に来た洋菓子をアップで撮りました。
こちらは、木いちごのタルトです。
タルト生地の上はカスタードクリームが載っており、
その甘味と木いちごの酸っぱさが程よく混じります。
その洋菓子店を出て、本町通を南に向いています。
向こうに見える横断歩道をそのまま左(東)に進むと、
藤森神社の北端部分に出るのですが、
もうだいぶ写真を貼り付けましたので、今回はここまでです。
~次回は、藤森神社の銀杏並木を散策します~