両足院 半夏生の庭
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両足院 半夏生の庭です。両足院については、昨日の記事をご覧くださいね。
梅雨の時期から夏にかけて、書院前の庭園の池の周りには半夏生が美しい姿を見せてくれます。
書院前庭の池泉回遊式庭園は京都府指定の名勝庭園で、10世・雲外東竺の元に参禅した茶道の薮内流5代・竹心紹智(1678-1745)の作庭です。
左が水月亭、右が臨池亭
先ずは書院からお庭を眺めます。
半夏生(はんげしょう)
名前の由来は、半夏生(太陽の黄経が100°になる日)の頃に花を咲かせることに由来する説と、葉の一部を残して白く変化する様子から「半化粧」とする説があります。
花のすぐ下にある葉の表面が初夏になると徐々に白く色を変え、まるで白い花が咲いたように池辺を彩ります。
8月になると徐々に白化が戻り、元の緑になります。
いつもなら窓を額縁に見立てて部屋の奥から撮るのですが、訪れる人も多く皆さん窓際に座られるので、今回はこれで・・・
お庭を歩くにはお抹茶席の券を買わなくてはいけません。
ここからは、庭からの風景になります。正面が先ほどの書院。
屋根瓦も水に映って・・・
※両足院の特別公開は7月9日(木)までです。
・拝観料:600円 10:00~17:00 (16:30受付終了)
・お抹茶:500円 (16:00受付終了、庭園を歩けます)
池の周りの半夏生、緑に白いお化粧・・・
白い部分は葉で、葉の付け根から垂れている黄緑の房状のものが花なのです。
臨池亭は毎月のお稽古に使われているところ。
臨池亭でお抹茶をいただきました。
周囲にさまざまな植栽、石組、飛石、石橋が見られます。池を挟み2基の灯籠が呼応するように立てられています。
臨池亭のとなりに「水月亭・暦の席」があります。大名、茶人の織田有楽斎好みの正伝寺の茶室「如庵(じょあん)」(国宝)の写しになります。
訪れたのは6月25日。公開最終日まで美しいお庭が見られます。
最近は、晴れた日には季節の花めぐりをしています。次々お届けいたします。
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