多くの歴史に彩られた宇治は、源氏物語をはじめとする豊かな文化の舞台でありました。平安時代には宇治の白川に、「本座」と呼ばれる芸能民の集団があり、宇治の離宮際をはじめ、京都や奈良の祭礼で華やかに田楽を演じていたと伝えられています。しかし、その後、狂言や能が盛んになるにつれ、田楽は歴史の彼方に忘れ去られ、宇治の地からもその姿を消してしまいました。猿楽とともに日本の芸能の原点といわれる田楽は、まさに、宇治の失われた文化遺産といえるでしょう。
10年前からこのような宇治の文化遺産を復興する活動がおこなわれ、平成15年からは宇治市民が主体となった「宇治田楽」が創作され、宇治の芸能祭りの伝統が生まれつつあるといえます。 宇治田楽まつり公式サイト
京阪宇治駅前
朝霧橋にものぼりが並んでいます。
中の島に行くとこのような舞台があり田楽まつりが行われる事を初めて知りました。
通りを歩くと、祭りの衣装を着たり練習をしている人たちがいました。
暗くなってから中の島の舞台に戻ってきました。
宇治市出身の世界的パフォーマーのキム・チャンヘンの前座
六嶋由美子さんの昔言葉の「かたり」は見事なものでした。
火入れの儀(祭りの始まりです)
入祭唱(にゅうさいしょう、田楽衆が、大地と空、宇治の人々に祭りの始まりを告げて歌います)
訪い(おとない、夕闇に響く笛の音とともに、精霊が放つ月の雫が地面に落ちると、次々と無垢な子うさぎが生まれます)
童舞(月の使者、子うさぎたちの舞)
龍舞(宇治川に棲む水神の舞は、やがて飛竜を思わせるうねりとなり、雷鳴を轟かせます)
言祝(ことほがい、歌詠みたちが、宇治の自然を讃え、田楽の面白さに喝采を送ります)
惣躍り 破(そうおどり は、ひとびとは大地の恵み、稲の初穂を手に踊ります)
宇治茶礼賛(うじちゃらいさん、宇治に古くから伝わる茶摘歌の旋律と歌詞をもとに、新たに創作した茶摘おどり)
まだまだ田楽まつりは続いていましたが、私達は昨日紹介した「宇治神社」「宇治上神社」のライトアップに向かいました。新しい伝統を作って行こうという宇治の人々の熱気が感じられる祭りでした。
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紅葉の名所写真 「清水寺」 ((2004/12/8)
スイスの財団が実施している「新・世界七不思議」を選ぶ取り組みで、清水寺が最終候補地21の中に入りました。(木造建築だからかな 舞台の柱はスゴイから)
来年7月発表、投票で選ばれます。詳しいこと、投票はこちら。
21に選ばれたのは・・・
アテネ・アクロポリス、タージマハル、アルハンブラ宮殿、ローマ・コロッセアム、イースター島モアイ像、エッフェル塔、アンコールワット、万里の長城、他 強豪揃い。