やむにやまれず、または衝動的、もしくは、年齢とともに感覚が欠如しているような方ならまだしも、非常な用心深さ、そして、本気で「やるぞ」という気持ちでかかられたら、当店のようなセルフの売り場において、私どものレベルでは盗難の対処はどうにもならないという現状があります。
当店においても、実は10年近く前に気が付き、マークをしておりましたが、どうしても我々が確保できないある方法で、毎度すり抜けていくある方がおりました。その頻度や被害品、年数からその被害金額を推定すると、とんでもない金額にのぼりましたので、思い切ってコストをかけて、ある特別な方法でその現場を押さえることにして、ようやく確保することができました。
当然警察へ通報しましたが、やはり、本人よりご家族様のショックが大きいようでした。
とくに娘さんが何度もお詫びにいらっしゃり、被害金弁済の申し出をされ、最初はお断りしておりましたが、へんにカッコつけて、無責任に人情的な対処するのではなく、弊社へのダメージを最小限にするため努めるのは、私の役割であると考え直して、お受けいたしました。
もちろん、娘さんのご心労を考えると、やはり後味の良いものではありませんでした。
私自身、仕事上でも、生活の中でも、ときどき「これって、どうだろうか」と倫理的に悩むときがありますが「わが娘に堂々と言えることかどうか」ということが、その判断材料のひとつになっております。これといった宗教をもたないので、家族に嘘がないか、カッコ悪くないか、は大きな指針となっているようです。しかし、仏教的には「不思善不思悪」などという言葉もありますね。そのような境地には、まだ自分は達していないようですが。いずれにしても、年齢とともに失いがちな、そのような気持ちを、忘れないでいたいものだと考えました。
2013.11.30
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寒くなってまいりましたね。先日ひさしぶりにすきやきを作ってみました。牛肉、たまご、甘味など、いかにも滋養たっぷり、昭和的なメニューですね。やはり、鉄鋳物の鍋で食べたいところです。
兄弟が多かったので、このような鍋になると、必ず肉の取り合いになったものです。今でも、家族3人の食卓ですが、どうしてもスイッチが入って、とくに最後のお肉になると、ついつい目がギラギラとしてしまいます。
娘「そんなに欲しけりゃパパ食べられよ」
私「えっ、いいですよ、どうぞ食べてください」
娘「じゃあ遠慮なく・・・」
私「ああっ! ちょっ・・・、マジで食べた」
娘「おい、どっちけよ」
私「・・・」
そうやって、後悔を背負いつつ、背中を丸めて酒をあおる父でありました。
2013.11.29
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走って、ヘトヘトになって、海辺でぼんやり座っているのが好きです。気分が非常に落ち着きます。座禅を習熟すると、きっと走ってフラフラにならなくても、集中力によって「ぼんやり」とできるのかもしれないなあなどと思いあたることもあります。そして、よせてはかえす波を見ていると、一瞬、心の中のくもりがとれて、本来の自分になったような気持ちになるのは、エンドルフィンのせいなのでしょうか。そういえば、アルコールを摂取しつつベースを掻き鳴らしたり、サウナで限界近くまで我慢して、水風呂に飛び込んでみても同じような感覚になりますので、まあきっとニセモノの「悟り」といったところでしょう。
さて、どうでもいい話になってしまいましたが、知り合いのある方が新しい命を授かった旨の知らせを聞き、たいへんおめでたい気持ちになりました。新しい生が身近に誕生するのはワクワクとするものです。そういえば、胎内の羊水の成分が海水の成分と非常に似ているというのも不思議なものですね。海は人間のふるさとなのかもしれません。
2013.11.28
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ちょっと、「進撃の巨人」っぽいですね。このような人が向うから歩いてきたら、とりあえず逃げたらよいのか、応急処置をすればいいのか、悩み深いところです。
黒髪はよく日本の恐怖映画の小道具に使われますね。なにか怨念を感じさせるシーンです。でも、こんな能天気な書体で「集めてポイ」と書かれると、ホッとするものがありますね。まるで、ホラー映画の合間のテレビCMのようです。
これはホラーではないのですが、モロヘイヤも粉末にして、ビニール袋に入れると、ちょっとドキッとさせられますね。ついつい「末端価格」という言葉が思い浮かんでしまいます。
2013.11.27
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さて、お客様よりご要望があり、100%富山県産の米をこだわりの小麦粉に練り込んだ、つるっとしてもっちもちした新食感袋麺、SS製粉もっちもちらーめんを入荷いたしました。価格もわりと値ごろです。富山県ならでは商品ですので、ぜひ応援したい商品でもあります。
さて、私は関東出身ですので、実はあまりなじみがなかったのですが、この「金ちゃんヌードル」は富山県下ではおなじみの味として定着しているようですね。私の所属しておりますマラソンチーム「M部」の部長、17号氏はこの金ちゃんヌードル(金ヌー)を愛してやまないひとりですが、この商品に関して、非常に興味深くかつパラノイア的なレポートをブログで展開しております。
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序章 その1 その2 よかったらご覧ください。
2013.11.26
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昨日は朝からちょっとした仕事上の不安などが頭から離れないでいたのですが、これはちょっと体調が悪いのからなんだとふと気が付きました。空を見上げると飛行機雲、いたって良い天気の日曜日です。体調不良のときには心に影をおとしますが、どうも、その影そのものに執着してしまいがちです。みなさん、この時期お体にはどうぞお気を付けください。
気を取り直し、朝礼で最近の当店での成功事例などを従業員さんに報告していると、スタッフのみなさんの努力が思いかえされて、こころから「ごくろうさま」と言いたい気持にさせられました。ここ最近、ある取組が花を開き、たいへんうれしく思っております。
さて、夕方からは、コラーレにて開催された"Everlasting Moments Vol.18"に29号氏率いる「ダーリング」でライブ参戦。17号氏は床を転げまわり、55号氏はギターをほうりなげるなど、かなりエキサイティングなステージになり、私自身も頭の中を空っぽにして楽しむことができました。
ご来場いただきましたお客様、スタッフ、対バンのみなさん、ありがとうございました。こころより感謝申し上げます。
2013.11.25
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外国の方に
「ヘイ、ニッポンの電線はみっともないネ~。ユノ~?」
みたいなことを言われて、
「はっ、まったくその通りでございます。さっそく地下に埋めましょうか、はい、オ・モ・テ・ナ・シ」
などというような論調をよく聞きますが、私はこの、エッチングのような電線のある風景が好きです。
このあいだ見たニュースにも「引き裂かれた富士山の景色! 世界遺産の大きな課題」みたいな自虐的な記事がありましたが、「電線越しに見る富士山が日本人の原風景なんだよ」と、堂々としていれば良さそうに思われます。どうも、開国から始まって、未だに西洋人へのコンプレックスみたいなものが根底にあるのではないでしょうか。
「ああ、神よ、電柱にくっついている、この電線や、白い陶器みたいな部品、バケツみたいな機械、カラスや雀、どうかそれらをお守りください」
そんなどうでもいいことを祈りながら、自転車で出勤する私でした。
2013.11.24
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寒くなってまいりましたね。昨日はすっかりボケて、早朝よりある業務をして、それが必要ないことだと昼ごろに気が付きました。家に帰り、午後からのんびりしようかと考えていると、今度は機械の故障で緊急出動。この、膨張弁という部品のために、雨降りの中、右往左往し、たいへん冷や汗をかきました。
なんとなく不完全燃焼な一日でしたが、家に戻ると、温かいストーブとシチューがあり、帰る場所があってよかったなあなどと、へんにありがたい気分になりました。
2013.11.23
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ああ、アッコちゃん!
夏に行ったライブを思い出しただけで、胸が熱くなるな~。これってもしかして恋? それとも胸焼け? 逆流性食道炎?
そういう訳で、矢野顕子さんの「ひとつだけ」の歌詞、
♪選びぬいたもの~集めつくる~ちゅうか~りょうり~?
をイメージして作ってみました(とくに選びぬいたわけではなく残り物ですが)。
さて、中華料理のコツと言えば、とにかくそれらしく小さく、または細く切ることではないでしょうか。そして、圧倒的な強火、中華鍋とオタマのようなものを使って、無駄にゆらしたり、必要以上に音をカンカン鳴らし、料理人になりきることも大切です。もし、失敗しそうになったら、とにかく水溶き片栗粉をぶち込んでとろみをつけて、見栄えだけは艶やかに整えるようにしてください。さらに、「味が足りない」「生焼けだ」などと言わせないためにも、自らグルメ番組のレポーターのごとく「うまい! この食感ハンパない!」などと叫びつつ、率先して食べるのもポイントです。
いかがでしょうか。
2013.11.22
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湾内、カマスがよくあがっているようですね。コチュジャンと味噌、みりんに漬け込んで焼いてみました。
私が海産コーナーを担当していた頃、このカマスが出てくるたびに、
「屁をカマス」
という、とっても面白くない駄洒落を言う人がいて、いつも苦笑いしておりましたが、それをしつこく、毎回言うものだから、このカマスという魚をみるたびに「屁をカマス」というその人の声が聞こえるようになってしまいました。これって、ある意味マインドコントロールではないでしょうか。この精神的苦痛を訴えてみたいとも考えておりますが、法廷でその人を見るたびに、頭の中で「屁をカマス」という言葉がヘビーローテーションしそうなので、泣き寝入りすることにします。
2013.11.21
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