カミさんはものごころついたころから小学校の中学年まで、サウジアラビアのカフジという町で暮らしていたので、幼児体験などちょっと特別なところがあります。同じ世代であっても、共有できうるものも少し違ったりします。例えば、サザエさんが終わると憂鬱な気分になるよね~とか、そのような話題はどうもピンときていないようです。砂漠、海、警備兵、アザーン、飼っていたキツネ、オペルレコードというオンボロ車、市場、空港、ホテル、ヨーロッパ旅行、そのようなものが懐かしいようです。そして、その故郷のような場所へと帰ることができないということがフラストレーションを生んでいるような気がします。私のように横丁の飲み屋などでは郷愁を満喫することができません。たまに訪れて、この公園こんなに小さかったんだ~などと気づくこともできません。カミさんは旅行好きでありますが、その嗜好を辿ると、どうも、郷愁を求めているような気がします。でもそれは、たどり着くことができない過去を追いかけるようなものですから、まるで蜃気楼を追いかけるようなものです。
そういう訳で、娘も自分の身のまわりのことくらいはきちんとできるようになりましたし、私のスケジュールなどを気にしているといつまでも自分の満足のいく旅行など行けないので、行ってきなさいと、しばらく旅に出しました。みなさまにはいろいろとご迷惑をおかけしますがどうぞご容赦くださいませ。また、安全な場所ですのでご心配も無用。本人めちゃくちゃ元気に旅立ちました。
2013.06.30
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昨夜はおなじみ「いろは」にて、ちょっと珍しいメンバーで食事会があり、楽しい時間を過ごさせていただきました。そのまま、我が先輩A先生宅にて2次会。うまい酒をいただきつつも思い出のアルバムを拝見。
私は人のアルバムをめくるのが好きな方で、昨夜もゴッドファーザー級の映画を一本見たくらいの、感銘と余韻にひたりました。そうして、様々な出来事、経験が人の様子、雰囲気、顔つきをつくるものなのかもしれないなあなどと考えた次第です。
2013.06.29
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あっ、この感じは見覚えあるぞと思ったら、やなせたかし作品でした。アンパンマンに出てきそうなキャラですね。さすが洗練されてますが、ちょっとエグ味にかける気もします。やはりノーサンキャラはアンダーグラウンド感も大切ですね、浮かばれないクリエーターたちの叫びのようなものが絶妙な味わいを醸し出します。
例えば以下のような突き抜けた感じも好きです。
しかし、このふたりの関係はむしろ怪しいとさえ思いますが。
2013.06.28
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本日よりメルシー開店祭がスタート。おかげさまで朝より賑わっております。
もうメルシーも31周年だそうです。写真は昭和57年当時の名前とマークの募集チラシです。こうやって公募でメルシーの名前が決まったのですね。場合によっては「ダンケシェン」とか「グラッチェ」になってたのかもしれないですね。
「ちょっとダンケシェンでウインナーこうてくっちゃ」
なんて、やっぱりちょっと雰囲気が変わりますね。
そして1982年と言うと、ちょうど、このような危ない警察官たちが活躍していたころです。
2013.06.27
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昨夜はカミさんとお宮さん横で待ち合わせをして(カミさんは頑固に携帯をもっていないので、昔ながらの『待ち合わせ』です)じんじん祭りに行ってまいりました。まず、ふたりそろってお参りをして、ごらんのような懐かしい香具師たちの軒並みをブラブラ見学しました。
「おっ、店チョー」
「はっ、ども」
「おそろいで」
「はっ、まあ」
などと、いろいろな方にお会いいたしました。いつのまにか知り合いの方が多くなったなあ、こうやってその土地にだんだんと根付いていくものなのだなあなどと思いました。
美空ひばりがながれる屋台を見つけ、香具師のみなさんをながめながら、怪しい焼き鳥とぬるい缶ビール。フェリーニの「道」という映画を思いだす私。そして、町から町へというようなその生活を想像し、漂う哀愁のようなものを感じたりしてすごしました。
2013.06.26
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さて、漬け梅もいい感じで水があがってまいりましたので、紫蘇の葉を摘んで、塩もみして本漬けに入りました。
この葉先を摘むのもけっこう地味なものですね。こういう作業は「めんどくさい」と考えるとやけに時間ばかりかかってぐったりしますが、ちょっと頭を切り替えて向き合うと、リズム感が出てきて、へんに楽しくなるものです。そんな意味ではプログレッシブ・ロックを聞くような気持ちに近い気がします。そうして、没頭していると、考え事の森のような場所に迷いこむこともあります。昨夜も「行動規範」「因果関係」「組織細胞」そんなことについて考えたりしました(へんな宗教に入ったわけではありませんのでご心配なく)。
2013.06.24
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おい、またかよ、というような写真ですが、最近自転車に凝っている私。先日は新川育成牧場に行ってまいりました。さすがに坂はたいへんキツかったのですが、この苦痛の先にいったいなにがあるのだろう? と、M根性を発揮して最後までのぼりきってみました。そして、やっとついたぞ~! と、ハイジのペーターのごとく草原にねころがってみても、日差しがジリジリ、背中がチクチクとして落ち着かず、ひつじたちにもジロジロと見つめられるので、MOOガーデンでひとやすみ。よし、景色を眺めながら、おなじみMOOプリンを食べようと思いましたが「そういえば、我が店にも入荷しているんだっけ」と思いあたり、こんなに苦労して登らなくても幸せは身近にあるんだよね~的な気分になる私。
そうなのです、毎週火金曜日にMOOガーデン手作りプリン、牛乳、ジェラートなど当店に入荷してますよ~! いかがでしょうか~!
2013.06.23
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今日は少しばかり重要な会があったので、開店作業をはやめに切り上げ、富山市内と行ってまいりました。何気に緊張していたのか、他にもちょっと気になる段取りもあり、昨夜はあまり眠れませんでしたが、会は淡々と進み、「時代が変わった」という趣旨の言葉で締めくくられました。
さて、帰り道はごらんのようなものすごい土砂降りにあいましたが、黒部市内に戻るとカンカン照りです。天気だってこのように変わりやすいのですから、世の中の動向も変わりやすくてあたりまえ。心を柔軟に構えれば、そういちいち騒ぐ性質のものでもないのかもしれないなあなどと考えました。
2013.06.22
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なんの変哲もない写真ですが、左のたてものの影をごらんください。こちらでは緑と黄色「かぼちゃ電車」でおなじみ富山地方鉄道の車両ですが、そう、赤と黄色のバージョンです。
あわてて撮影したので間に合わず、こんな少ししか映っておりませんが、私の中では幻の電車ということになっています。そして、緑色の量産型と比較し「シャア専用地鉄」と勝手に呼んでおります。
2013.06.21
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