クローン病外来
Categoryクローン病 外来
昨日はクローン病の診察日でした。
前回の診察時に、「ステロイドが6mgに減ってきたら何かしらのクローンのお薬を始めた方がいいかも・・・」という先生からのお話がありました。
その後、先月末の腎臓内科の診察時にステロイドが6mgに減ったので、先生とどのお薬にするか相談することに。
4年前に腎臓の病気がわかって、ステロイドと免疫抑制剤を始めることになり、レミケードをストップ。
もうすっかり抗体も出来ていると思うので、レミケードは却下。
レミケードの後に出来たお薬は、ヒュミラ、ステラーラ、エンタイビオ、スキリージ、リンヴォック等があります。
ざっと違いを書いてみると、
レミケードとヒュミラは、TNFα(炎症物質)を抑えるお薬。
エンタイビオは、インテグリン阻害剤(腸へ白血球が集まるのを防ぐ)のお薬。
ステラーラは、IL-12、IL-23(どちらも炎症物質)を抑えるお薬。
スキリージは、IL-23(炎症物質)を抑えるお薬。
リンヴォックは、JAKという酵素を阻害し、炎症を抑えるお薬。
こんな感じです。
どれも炎症を抑えるお薬なのは同じですが、その作用するところが違います。
前回、先生はエンタイビオ推しでした。
理由は、エンタイビオは腸管の免疫だけを抑えるので、安全性が高いと言われているから。
まだステロイドと免疫抑制剤を飲んでいるので、これ以上免疫を抑えることによる感染症のリスクを防ぐためです。
でも、エンタイビオはあまり効かない・・・という話をチラホラ聞くんですよね(´・ω・`)
その話を主治医にしてみると、「確かにすでに活動期の燃え盛っている炎症には効かない」、との事でした。
昨日の診察では、エンタイビオ、スキリージ、リンヴォックの中からどれがいい?って感じでした。
ヒュミラとステラーラは、最初から選択肢に入っていないのはなぜ?と思ったけど、聞きませんでした。
ちなみに、スキリージは結構効果があるそうです。
レミケードほどの無敵感はないですが、それ以外のお薬の中では一番良さそうだそうで。
簡単に言うと、ステラーラの進化版だって言われました。
ステラーラはIL-12、23を抑えるお薬なんですが、スキリージはその23を抑える事だけに特化して作られたそうです。
12は、「急性炎症が起きる時の引き金」で、23は、「慢性炎症の根源」なのだそうです。
慢性化している炎症を鎮めるには、いかに23を抑えるかか重要らしく、これに的を絞って作用するそうです。
昨日、先生はこのスキリージも結構推している感じでした。
ちなみにリンヴォックは飲み薬なのですが、これを飲むと稀に帯状疱疹の報告があると言われたので即却下しました💦
ステロイドと免疫抑制剤を飲んでいるのに、帯状疱疹のリスクがあるのは怖すぎるので(;´・ω・)
そうなると、エンタイビかスキリージという事ですが。
「スキリージが効果が高いお薬なら、いざと言う時(もっと病気が悪化したとき)のためにとって置きたい気もする・・・・
今、自覚症状もなくて潰瘍もないのに、これを使うのは勿体ないなと。
抗体が出来て効かなくなったら、いざと言う時の切り札が無くなるし」
と言うと、
「確かにそうやな!
それなら、エンタイビオにする?
逆に、炎症悪化してからではエンタイビオは使えへんし(効果がないから)、使うなら今かな」
と先生。
と言うわけで、エンタイビオに決まりました。
エンタイビオの投与スケジュールは、初回、2週後、6週後に点滴をして、その後は8週ごとに点滴で維持療法となります。
でも今年、エンタイビオを自己注射できることになったそうです。
希望者は、3回目の投与以降は自宅で2週ごとに皮下注射になります。
年末年始を挟むので、初回投与は年明けになりました。
元々自覚症状もないので、エンタイビオを打っても効いているのかどうかよくわからないですが(;´・ω・)
と言うわけで、次回の診察は年明けです。
~おまけ~
ジャスさんの夕散歩。
枯れ葉の中を進むジャスさん。
保護色になってます。゚(゚^∀^゚)σ。゚
![まぎれる](https://blog-imgs-172-origin.fc2.com/k/u/m/kumakko1221/202411211359540f3.jpeg)
前回の診察時に、「ステロイドが6mgに減ってきたら何かしらのクローンのお薬を始めた方がいいかも・・・」という先生からのお話がありました。
その後、先月末の腎臓内科の診察時にステロイドが6mgに減ったので、先生とどのお薬にするか相談することに。
4年前に腎臓の病気がわかって、ステロイドと免疫抑制剤を始めることになり、レミケードをストップ。
もうすっかり抗体も出来ていると思うので、レミケードは却下。
レミケードの後に出来たお薬は、ヒュミラ、ステラーラ、エンタイビオ、スキリージ、リンヴォック等があります。
ざっと違いを書いてみると、
レミケードとヒュミラは、TNFα(炎症物質)を抑えるお薬。
エンタイビオは、インテグリン阻害剤(腸へ白血球が集まるのを防ぐ)のお薬。
ステラーラは、IL-12、IL-23(どちらも炎症物質)を抑えるお薬。
スキリージは、IL-23(炎症物質)を抑えるお薬。
リンヴォックは、JAKという酵素を阻害し、炎症を抑えるお薬。
こんな感じです。
どれも炎症を抑えるお薬なのは同じですが、その作用するところが違います。
前回、先生はエンタイビオ推しでした。
理由は、エンタイビオは腸管の免疫だけを抑えるので、安全性が高いと言われているから。
まだステロイドと免疫抑制剤を飲んでいるので、これ以上免疫を抑えることによる感染症のリスクを防ぐためです。
でも、エンタイビオはあまり効かない・・・という話をチラホラ聞くんですよね(´・ω・`)
その話を主治医にしてみると、「確かにすでに活動期の燃え盛っている炎症には効かない」、との事でした。
昨日の診察では、エンタイビオ、スキリージ、リンヴォックの中からどれがいい?って感じでした。
ヒュミラとステラーラは、最初から選択肢に入っていないのはなぜ?と思ったけど、聞きませんでした。
ちなみに、スキリージは結構効果があるそうです。
レミケードほどの無敵感はないですが、それ以外のお薬の中では一番良さそうだそうで。
簡単に言うと、ステラーラの進化版だって言われました。
ステラーラはIL-12、23を抑えるお薬なんですが、スキリージはその23を抑える事だけに特化して作られたそうです。
12は、「急性炎症が起きる時の引き金」で、23は、「慢性炎症の根源」なのだそうです。
慢性化している炎症を鎮めるには、いかに23を抑えるかか重要らしく、これに的を絞って作用するそうです。
昨日、先生はこのスキリージも結構推している感じでした。
ちなみにリンヴォックは飲み薬なのですが、これを飲むと稀に帯状疱疹の報告があると言われたので即却下しました💦
ステロイドと免疫抑制剤を飲んでいるのに、帯状疱疹のリスクがあるのは怖すぎるので(;´・ω・)
そうなると、エンタイビかスキリージという事ですが。
「スキリージが効果が高いお薬なら、いざと言う時(もっと病気が悪化したとき)のためにとって置きたい気もする・・・・
今、自覚症状もなくて潰瘍もないのに、これを使うのは勿体ないなと。
抗体が出来て効かなくなったら、いざと言う時の切り札が無くなるし」
と言うと、
「確かにそうやな!
それなら、エンタイビオにする?
逆に、炎症悪化してからではエンタイビオは使えへんし(効果がないから)、使うなら今かな」
と先生。
と言うわけで、エンタイビオに決まりました。
エンタイビオの投与スケジュールは、初回、2週後、6週後に点滴をして、その後は8週ごとに点滴で維持療法となります。
でも今年、エンタイビオを自己注射できることになったそうです。
希望者は、3回目の投与以降は自宅で2週ごとに皮下注射になります。
年末年始を挟むので、初回投与は年明けになりました。
元々自覚症状もないので、エンタイビオを打っても効いているのかどうかよくわからないですが(;´・ω・)
と言うわけで、次回の診察は年明けです。
~おまけ~
ジャスさんの夕散歩。
枯れ葉の中を進むジャスさん。
保護色になってます。゚(゚^∀^゚)σ。゚
![まぎれる](https://blog-imgs-172-origin.fc2.com/k/u/m/kumakko1221/202411211359540f3.jpeg)