無為是人生 居酒屋探訪(其の三百八十二) ~春吉 村崎焼鳥研究所(2)~
一人旅、居酒屋巡り、愛車のアルトワークスなどについて気ままに綴っていきます。

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久方振りに角のうぐいすを訪ねた後の二軒目をどうするのか。実に三年半振りとなるこちらの店を再訪しました。前回は炊鳥研究所との合わせ技による騙し討ちを面白く思う一方で、焼き鳥屋としては平凡で特長がないと酷評しました。しかし今回はまるで違う感想を持ちました。

焼き鳥にいく前に先ず注文したのが鳥わさです。私はこれまで鳥わさについて、予め準備してあるものを素早く出す料理と認識していました。ところが一向に提供される気配がありません。それと同時に気になったのが、焼き台の真ん中に乗っている存在感ある大きな白い肉塊です。自分も他の客も注文した様子のないこれは一体何であるのか。その答えは驚くべきものでした。肉塊の正体は巨大なささみ肉、そして絶妙なレア加減に焼かれたこのささみを使って、ほんのり温かい出来立ての鳥わさが目の前に出されたのです。その美味さたるや、まさしく感動的でした。近年食べた鶏肉の料理の中でもずば抜けていました。
この鳥わさに衝撃を受けたので、以後にいただいた焼き鳥の印象は全然残っていません。そして主人に訊いたのです。このささみ肉は素晴らしく美味いが、何故焼き鳥の串でささみがないのか、と。品書きには焼き鳥の欄にささみの文字がなかったのです。これに対する答えは、当店はささみは鳥わさかしぎ焼きでしか出さないというものでした。大きくて良い肉を仕入れられるからこそ小出しにするのは勿体ないということなのでしょうか。分かりませんが、これだけ美味いのだから簡潔に塩だけなどで食べてみたいと食い下がると、予約してくれればそういうこともできるとのことでした。一人でそこまでしようとは思いませんが、とにかくこれはしぎ焼きも食べてみないわけにはいかないでしょう。至高の鳥わさとしぎ焼きを目当てに、早いうちにまた訪ねたいです。その際には先発の方が良さそうです。

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