無為是人生
日本一周後の福岡での日常、居酒屋探訪記などを綴ります。

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安いは絶対正義。同じようなものなら一円でも安い方が有り難いというのが庶民感情ですが、余りに安いと、特に食品においては懐疑的になります。さらに度を越せば不気味にすら感じられるようになります。家の近所のスーパーがそれです。今日買ったものは鶏むね肉の唐揚げがひとパック100円。海苔弁当は198円です。隣りに並んでいたとんかつ弁当も198円でした。夜になるとこれがさらに半額になるようです。
これだけでも安過ぎて少々恐ろしげですが、さらに上をいくものがありました。長崎産、天然ものと明記されている鯛の刺身が、分量もたっぷりでひとパック298円。流石にこれは買えませんでした。この店には一体どんな秘密があるのか分かりませんが、ここまでくると一般的な価格のスーパーが近所にあった方が有り難かったと思えます。

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朝はしっかり食べる一方で、昼はごく軽くでよい。このような食習慣をずっと続けてきました。昼に食べ過ぎると午後の仕事を始めるのが億劫になるし、眠気も誘う。昼は腹四分目から六分目くらいが丁度よく、パン一つとか小さめのカップ麺一つで十分です。しかし、この習慣を変革しなければならないようです。

福岡で無事に正規雇用の職に就けたのは喜ばしいことですが、職場には二つの特徴がありました。一つは、始業時刻が朝六時と早いことです。とはいっても長時間労働というわけではなく、終業は三時です。つまり定時で終われば拘束時間は一般的な九時間です。残業もありますが、週に一回か二回の持ち回り制で、予め勤務予定に組み込まれています。時間も二時間半と決まっています。だから辛い事は何もありません。この勤務時間帯に合わせて生活時間を矯正すればよいだけなのです。
ところが、言葉で言う程これが簡単ではありません。出勤初日は午前四時に起床しました。前の晩、明日は早起きだから努めて早く寝ようと思ってはいましたが、それができれば苦労はしません。結局就寝したのは日付けが変わる頃でした。四時間弱しか睡眠をとっておらず、無事に初日を終えて家に帰り着いた頃には強い眠気がありました。それにもかかわらずここで早く寝付けないところが問題なのです。このような生活時間帯の矯正は若い頃にはすぐにできたのですが、何日経ってもできないところに寄る年波を感じます。
少しずつ日にちをかけて慣らしていくしかないでしょう。それまでは自炊で朝食を調え、食べてから出勤するなどとても無理です。

二つ目の特徴は、社員食堂が非常に充実していることです。求人には食事付きと謳われていました。それを見て、弁当が用意されていて一人一つずつそれを取って食べる、そんな程度のものを想像していました。ところが実際にはその遥かに上をいくものでした。
全て手作りの家庭料理のようなものを出してくれます。出勤初日の献立は生姜焼きでした。大ぶりのロース肉を三枚も、目の前で焼いてくれ、席に着くのに合わせて熱い味噌汁を注いでくれます。さらには大皿に盛られた五、六種類の総菜は盛り放題で、様々な野菜をたっぷり摂ることができます。とどめはご飯がとても美味いのです。懇意の農家から精米したての米が送られてくるとのことでした。主菜も日々変化を付けてくれて、二日目は鮭のムニエルタルタルソース添え、次に皿うどん、回鍋肉と続きました。この素晴らしい社食がひと月2,500円で利用できるとは、無料も同然です。
そうそう、もう一つ特徴がありました。三つ目の特徴は、会社が福岡市街のど真ん中にあることです。これは周辺に何でもあることを意味しています。歩いて五分圏内にコンビニ四軒、吉野家、すき家、ココ壱、24時間営業のうどん屋、そして無数の個人経営の飲食店があります。それにもかかわらず、社長曰く社食を利用していない人は目下一人もいないとのことでした。それも当然と思えます。今私の研修をしてくれている先輩社員は、入社して初めのひと月で4キロ太ったと言っていました。あながち大袈裟な話でもなさそうです。

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この社食がある限り、昼をごく軽くするなんていうことは考えられません。そして当面は朝食の用意が難しい早朝出勤。これら二つの条件が重なり、朝をしっかり食べて昼を軽くする食習慣は変革せざるを得ない状況になりました。とはいっても、朝はしっかり食べなければ長い午前中の仕事が持たないし体にも悪いです。ここまで出勤前は牛丼屋か前日買っておいた弁当の世話になってきました。しかし朝食の量を減らさずに毎日社食で昼を食べていたら、明らかに食事の総量が増えてしまいます。
となれば導き出される結論は、朝食の量を許されるぎりぎりまで減らすということです。量を少なくしつつバランスが良く且つ朝食向きの食事を用意しようと思ったら、やはり自炊するしかありません。結局は自炊しなければ問題は解決しないという、当たり前の結論に達したわけです。仕事に慣れ、生活時間帯も矯正できてきた頃にはそうできると思います。ただし、これまでのように納豆ご飯を中心としたしっかりした朝食というわけにはいかないようです。

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地元の唐人町商店街がなかなか良い雰囲気です。隣り町の西新の商店街は規模が大きくたいへん賑わっていて、あらゆる店がどこまでも並んでいます。賑やかで何でも揃っている商店街は便利ですが、それはたまに訪ねて行けばよく、歳のせいか近所の商店街はもっと静かで小ぢんまりしている方が落ち着きます。
アーケードというのがまた良いです。福岡でアーケードといえば何といってもまず柳橋連合市場、それから川端通商店街、そして都心のど真ん中天神の新天町商店街です。これらに対してずっとささやかながら、背の高いアーケードを構える雰囲気が好ましいのです。

そして私にとって有用な店が多いのが有り難いです。惣菜の量り売りをする店があり、昨日は晩酌の肴をここで揃えました。この惣菜量り売りをする店が昔から好きで、三十代の頃は弁当箱にご飯だけを詰めて職場に持参し、惣菜店ではおかずだけを買って食べていました。朝の時間も取らず、金もかけず、適量で野菜分もいろいろと摂れる。理想的な昼食でした。むろん晩酌のあてを揃えるのにも使えます。色々なものを少しずつ食べたいのが酒呑みの心理ですが、これにも最適なのです。

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しかしまだ詰めが甘いです。その店は企業が経営する店なのです。そう思っていたら、個人経営の似たような店も見付けました。本日の朝食はその店で買っておいた弁当でした。鶏肉もご飯もたっぷりで食べ応え満点の親子丼がたったの300円。味も良いです。個人経営の店も頑張っています。量が多過ぎるのが却って難点ですが、このような店を擁する商店街の存在は嬉しくなります。

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コンビニエンスストアとの関わり方について、私は極端な波があります。日本一周の旅の道中では、ほぼ毎日のようにコンビニを利用していました。昼食はごく軽く済ませるという食習慣ですが、それは食べる量のみならず、時間においてもです。ゆっくり昼食を楽しむという思想がありません。
昼食など早く済ませてゆっくり休憩したい、或いはとっとと午後の仕事を始めたい。時間をかけずに安価に適量に、さらに目の前の駐車場ですぐに食べられてその場でゴミも捨てられる。バイク旅の昼食にコンビニの存在は理想的でした。食べ終えるか終えないかのうちに再びバイクに跨って走り出す。そんな事もしばしばでした。コンビニの存在なくして日本一周は成り立たなかったと言っても過言ではありません。

その日本一周の道中の、半年間の越冬生活でも毎日のようにコンビニを利用していました。その間は配達の仕事をしていました。この配達の仕事というやつ、忙しい時間帯は目が回るような忙しさでしたが、昼食を好きなように摂れるという利点があります。何時頃、何処で、何を食べるかも自分次第。この自由さと身軽さをたいへん好んでいました。とはいえ、昼は軽くしたい私にとって飲食店の一人前は多過ぎます。ここでもコンビニがうってつけで、特に駐車場の広いコンビニは理想的な存在でした。

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これに対して今は、コンビニを利用することが殆どなくなりました。充実した社食があるので昼にコンビニの出番はなくなり、買い物自体の質ではスーパーに及びませんから、晩酌の肴をコンビニで買うこともありません。今日は久し振りにコンビニに入りました。昨日は真っ直ぐ帰宅してすぐに飲みに出て、帰って来てすぐに寝てしまったので朝食の用意が何もありませんでした。そこで弁当を買いに行ったのです。柚子胡椒が添えられているところが九州らしいです。
何の因果か、自宅の最寄りのコンビニがまたしてもセブンイレブンでした。そして先のセブンペイ破滅事件に端を発するアカウント再登録の礼として、今頃になって無料クーポンが届きました。それを使って明日の朝食用のおにぎりも貰ってきました。

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一昨日の出来事ですが、久し振りに博多駅を訪ねました。こちらに住むようになってから多分初めてだと思います。今やすっかり冬の風物詩となったイルミネーションで巨大な駅ビルが一面に覆われていましたが、このイルミネーションというやつに以前から全く興味がありません。このような派手で大仰なものは野暮であり、こんなものが好まれるとは日本人の好みも幼稚になったものだと思います。
ところが、博多駅のイルミネーションはどうして悪くありません。色合いが上品で、且つ全体にまとまりがあるからです。

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殆どが白に近い淡い青色で、他の系統の色は僅かな差し色としてあるだけです。様々な原色が散りばめられたイルミネーションは正視に堪えませんが、これならば大人の鑑賞に堪えるものと言えるでしょう。

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