![DSC02985.jpg](https://blog-imgs-57-origin.fc2.com/k/u/d/kuda61/DSC02985.jpg)
今回の旅の主題はなんといっても旬の蕎麦を食べることだったのだが、中でも以前から気になっていたがなかなか足を運ぶ機会がなかった宮古の蕎麦を食べに行けたことが大きかった。
さてその宮古蕎麦だが、事前にネットで調べた限りでは「完全予約制」などとされている店が多く、どうも敷居が高い印象が否めない。しかし中には飛び込み可、飛び込み歓迎としている店もあり、それを頼りに訪ねてみると…実際はそのような但し書きはあって無いようなものだった。まず次々と目に飛び込んできたのは店先に掲げられた「予約なしでもどうぞ」の文字。今でも予約をしないと食べられない店もあるようだが、以前ほどではなく、多くの店が飛び込みも歓迎しているようなのだ。
![DSC02986.jpg](https://blog-imgs-57-origin.fc2.com/k/u/d/kuda61/DSC02986.jpg)
そんな中、それでも最初の一軒にはとりあえず事前情報で飛び込み歓迎としていた「西村屋」を選んだ。ところがいざ暖簾をくぐると無情にも「今日は一杯なんで…」との返答が。
そこでもう事前の情報は捨てて、集落を一通り見て回り暖簾を出していて佇まいが気に入った「権三郎」を選んだのだ。中へ入ると、普通の民家の玄関である。店の人の姿は見えず「こんにちは」と声を掛けるも何の反応もない。そこで少し大きな声を掛けると、一つ間を置いて奥の方から返事があった。
婆ちゃんが顔を出したので「一人なんですけど、食べられますか?」と聞くと、婆ちゃんはいま一度奥へ向き直り「お一人さんだって、大丈夫かね」と誰かに聞いている。どうぞと言われ漸く中へ入ったという次第だ。本来は予約をしないと食べられないのかと聞くと、そうでもあり、そうでもないというような曖昧な返事が帰って来た。なるほどこれで得心した。
後からやって来た年配の四人連れも「四人で来たんですけれど今食べられますかね」と。
それに対して婆ちゃんは「蒟蒻や山菜は十分あるけれど、蕎麦がもうそんなにないから一人一枚ずつしか出せないけどそれでいいかね」
次の日も二軒の蕎麦屋を訪ねたが、やはりどの客もそんな感じで確認をしていた。
ようするに宮古蕎麦に関しては、ネットなどで見られる事前情報はあてにしない方がいい。実際に現地へ行って暖簾を出している店を物色し、今食べられますかと尋ねるのだ。予約制を謳っておきながら行けば食べられる店もあるし、定休日でも営業時間外でもない筈なのに二日間静まり返っている店もあった。ごく小さな集落に十を超える蕎麦屋が軒を連ねているから、食べはぐれるという心配はまず無いのでご安心を。
ただし、週末の昼時となると勝手が変わる可能性があるので確認が必要だ。昔日曜日に宮古を通りかかった時、多くの車と店先に行列する人達を見たことがある。
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今回の活動を一言で総括するなら何といってもレール&レンタカーを初めて利用したという事に尽きるが、どうだったかと言えば、もうまさに「いいとこ取り」「おいしいとこ取り」であったなと思う。
旅における自由度の高さ、これについて言えばバイクや自動車の圧勝であり、鉄道など足元にも及ばないことは論を待たない。今回なら宮古や戸隠の蕎麦屋を訪ねた時がまさにそれで、深山の秘境のごとき集落へ足を運ぶには車が不可欠である。また、新幹線で自宅と目的地との間を一気に行き来してしまうのはもはや旅における移動の概念を超えていて、さながらどこでもドアを使うが如しだ。これによって初日は午前中から喜多方のラーメン屋の暖簾が出るを待ち構えて入り、最終日の夜は長野の居酒屋を二軒巡って珍しい肉や旬の野菜を堪能し、最後にラーメンまで食べた上自宅に二時間後には到着しているという、活動の可能性を最大限に広げるという意味ではこの「新幹線+レンタカー」という手法はまさしく最強である。
![DSC03048.jpg](https://blog-imgs-57-origin.fc2.com/k/u/d/kuda61/DSC03048.jpg)
むろん旅とは移動の過程を含むそのすべての時間を楽しむものであり、無味乾燥な瞬間移動である新幹線を使うのは邪道と言ってしまえば邪道だろう。そして旅というものは連続性が大切である。列車なら列車、徒歩なら徒歩、そして車の活動なら最初から最後まで車で進んでこそ、どれだけの距離を移動したかが体に刻まれ、それで初めて旅というものが完成すると言っても過言ではない。
だが、僅か四日間の小旅行となるとそうも言っていられないのが現実である。
特に車での活動の場合、もっとも辛いのが帰路だ。往きはまだいい。多少道が混んでいようが早起きで眠かろうが、旅が始まる喜びと高揚感で多少の事ならなんなく乗り越えられる。しかしこれが帰り道となるとどうだろう。身体的な疲労に加えて旅が終わってしまうという悲しみと絶望感に打ちひしがれ、さらには自宅へ向かうにつれどんどん交通量は増えてゆく。まさに三重苦。帰り道の運転を苦行と言わずして何と言うのか。
新幹線での帰路なら、これらの問題を一気に解決してくれるのだ(東海道新幹線での帰着の場合、東京駅から混雑する列車に40分乗らなければならないという苦行が待ってはいるが、それはまあそれとして…)。
そして、現地まで新幹線で行き来するのと車で行き来するのでかかる料金が変わらないというのも大きな要素だ。
たとえば今回の行程で行くと、まず会津まで移動するわけである。現地までの距離は約260km。東北道は白河ICで降りて下道を走って行ったとしても、高速料金は正規で4,750円、ETC割引を活用しても3,000円以上はかかる。ガソリン代はというと、リッターあたり13km走ったとして、レギュラーガソリン1リッター150円で計算したとしても3,000円である。もう少し燃費が良かったとしても、最低でも高速代とガソリン代で6,000円以上はかかるのだ。
これに対して新幹線で行った際の料金はどうだろうか。大宮から郡山で新幹線に乗り、磐越西線に乗り換えて会津若松まで行くと運賃4,620円、特急料金2,520円の計7,140円である。ただし、レール&レンタカーの利用で運賃が二割、特急料金が一割それぞれ割引きになるので、これが5,950円となる。つまり車で現地まで行くのとほぼ同額か少し安いくらいなのだ。
車の数倍の速さで、安全確実に目的地に着く。さらに長距離の運転という重労働もしなくて済むのである。これで同じ料金ではまるで勝負になるはずもない。まだこれが三人か四人で行くというなら車の場合の負担は一気に減るから一考の余地はあるものの、たとえ四人の旅だったとしてもやはり新幹線+レンタカーという手法は大いに有効だろう。
![DSC02970.jpg](https://blog-imgs-57-origin.fc2.com/k/u/d/kuda61/DSC02970.jpg)
駅レンタカーの料金はというと、今回は会津で36時間借りたのでこちらは12,170円、長野で24時間で6,400円(免責保険料込みの価格)である。いずれも軽自動車だが、格安レンタカーと違ってきちんと整備された新車がくるので快適そのもの。今の軽自動車の性能の高さに驚かされた。また関わった三つの営業のいずれも対応も良くて、気持ちよく利用することが出来た。
これは正直なところハマりそうな予感である。
暫くはこのレール&レンタカー活動を続けて利用してみようかと思っている。
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