ザ・チャイルド
COME OUT AND PLAY
【製作年度】2012年
【製作国】メキシコ
【監督】マキノフ
【出演】ヴィネッサ・ショウ/ダニエル・ヒメネス・カチョ/エボン・モス=バクラック
【イントロダクション】 by Amazon.co.jp
子供が生まれる前にふたりだけで最後の旅行をしたいと、休暇を利用しスペインの孤島にやって来た新婚カップルのフランシスとベス。島に着くと、なぜかそこには子供しか見当たらず…。
【感想】
1976年スパニッシュ・ホラーの傑作『ザ・チャイルド』のリメイクにあたり、 子供たちが集団で突然大人たちを殺し始めるといった、禁断のホラー。
誰が子供を殺せるというのか?
いやー、殺せます。こんな状況なら。孫ほどの年齢が異なる子供達に、なぶり殺される老人を観たりなんかしちゃったりすれば、さすがにね・・・。ってところが、イマイチ納得いかない展開ではあります。ま、さすがに自分の子供は無理ですがね。
集団の恐怖という点での観点もありますが、そこはやはり所詮子供の考え。大人が本気出せば、ある程度は避けられるでしょう。
そういった意味で本作、見所は子供の残酷さ、そして子供への逆襲といったタブーな領域ですが、そこがあまり伝わってこない。子供による集団での老人いたぶりはさすがに引けるが、それ以外は死体遊びしているくらいで、残酷さが控え気味。子供への逆襲もようやくラストで開き直ったかのように展開されますが、時すでに遅しでございました。
テーマとしては、そこをがんばれば一味も二味も、後味悪い作品にできましたが、案外さらりと観れ、ものたりなさばかり残るのでした。ホラーとしての怖さも無しですね。
ちなみに、一番のひやひやは妊婦を走らせるところ。いやー、これには驚きの夫の判断でした。妊婦さんにはちょっと目に毒なシーンもありますし。
子供が襲うという作品は今でもたくさんありますし、子供犯罪も増えている今日この頃では、オリジナルの時代と比較しては、ショッキング度合いが異なるでしょう。ただただ、出演した子供達の将来はこういう風にならないで欲しいと祈るばかりです。(親はよく出演させたな~)
【満足度】
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| サバイバルパニック | 23:01 | comments:6 | trackbacks:3 | TOP↑
確かに映画に出れると言っても、目玉や腕で遊ばせる役って…普通なら考えちゃいますよね(笑)。
オリジナルよりグロさは増してましたが、私はこちらの方が好きです。
| シャロン | 2013/08/12 01:29 | URL | ≫ EDIT