ゼイリブ
THEY LIVE
【製作年度】1988年
【製作国】アメリカ
【監督】ジョン・カーペンター
【出演】ロディ・パイパー/キース・デビッド/メグ・フォスター/ジョージ・バック・フラワー/ピーター・ジェイソン
【イントロダクション】 by TSUTAYA DISCAS
極秘に進行しているエイリアンの地球侵略。そのエイリアンの正体を判別できる特殊なサングランスを手に入れた主人公は、抵抗運動に参加する事になるが…。
【感想】
いや~、懐かしい!
『ハロウィン』で一躍有名になった、奇才ジョン・カーペンターによるSF映画。80年代アメリカで蔓延した、人々の強欲や、金持ちであることを見せびらかすため、商品や情報を無駄に消費する行為に対する批判が織り込まれている作品といわれています。
タイトルは、邦題だと分かりにくいのですが、原題だと、THEY LIVEなので、「彼等は住んでいる(生きている)」という意味ですね。
どんなに働こうがいつまでも這い上がることのできない貧困民、かたや自分達の富のため貧民を奴隷のごとく扱いさらなる富を得ては消費には走る金持ち達。縮まることが無い両者の差の真の理由を知り、TVの海賊放送により警告を発するは、自由教会という名の集団。
主人公ネイダは、不当な解雇や労働をさせられながら行き着いた先は、その不思議な協会でした。しかし、警官につぶされる教会、そこでネイダが手にしたものは・・・!?
はいそれがぁ、かけることにより世の中がガラッと変わってしまうサングラス!!!
見える景色、文字全く異なり、挙句の果てには人間の中に奇妙な顔の生物・・・!
ここから、一気にコミカルかつエキサイティングな展開になり、物語が面白くなります!
人間に紛れ込んだエイリアン、富のためにエイリアンに従う洗脳された人間達。ネイダはそんな中立ち上がります。まさしく、反乱軍とエイリアン&味方する人間との戦いが始まる!アクション映画さながらの銃撃戦も見所!
ラストは、自らの命をかけ真実を伝える選択したネイダ。
ネイダのおかげで、騙されてきた人々が、エイリアンの存在を知るのであった。
個人的に当時、このラスト結構衝撃でしたなぁ。
さて、映画の中で、語らずに終えないのが、男と男の喧嘩シーン。
サングラスをかけさせたいネイダ。
サングラスをかけたくない同僚のフランク。
全くストーリーとしての重要性は無いのですが、両者の「かけろ」「かけない」の喧嘩が、ものすんごく長く激しい。ボッコボコに殴りあうは蹴りあうは、しまいにはプロレス技まで飛び出す始末で、観ているこちらが冷汗が出てくるほどの無駄シーンなんです。でもね、終わってみれば一番印象深いシーンだったりして、結局は『ゼイリブ』には欠かせない名シーンなわけです。
日本はどうなんだ!?
毎日遅くまで残業して働き続けるサラリーマン達。家族を犠牲にして、一生懸命働くことが正しいことだと洗脳されているのかもしれない・・・。
あなたの上司はエイリアンじゃないですか!?
【満足度】
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| SF、エイリアン | 10:13 | comments:14 | trackbacks:0 | TOP↑
主演のロディ・パイパー、プロレスラーですから。
| マホニー | 2011/05/21 15:06 | URL |