アーカイブ :2010年03月 こわいものみたさ~移転しました~

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エスター

『エスター』
 ORPHANOR

【製作年度】2009年
【製作国】アメリカ
【監督】ジャウメ・コレット=セラ/ハウメ・コジェ=セラ
【出演】ベラ・ファーミガ/ピーター・サースガード/イザベル・ファーマン/CCH・パウンダー



【イントロダクション】 by TSUTAYA DISCAS
赤ん坊を死産して悲嘆に暮れるケイトとジョンは、養子を迎えることを決意。ふたりは孤児院でエスターという名の少女に惹き付けられ、彼女を引き取るが…。

【感想】
なんだ子供がわるさをする映画か~っと観ていると、結構えげつないことを軽くやっちゃいますので、予想外でビックリさせてくれます。子供メインの映画だからって気を抜けませんよ!残酷極まりないシーン満載ですし、ホラーとは違ったゾゾっとする人間の怖さを見せつけられるので、気が滅入ります。

数々のエスターのわがままと意地悪さと残酷さに対し、なぜ彼女はこんなにひねくれているの?と、数日で手話を覚え、ピアノまで完璧に弾ける彼女の才能の謎?という興味に引き込まれますが、その謎を、どういう結末に持っていくか、がこの映画の大切なミソになるところ。

結末は半ば強引なところもありつつ、悪くはないオチかなと個人的には感じましたねな。まぁ、衝撃の事実!っと驚くほどではなかったですが、想像は出来ない結末であります。(オチを先に知ってしまうと、この映画は全く面白くなくなりますので、無知識で観る事をお勧めします)

唯一設定が強引で無理があったなと思うのは、エスターを養子に迎えることですね。3人目の子供が死産し傷が癒えないからといって、2人も健全な子供がちゃんと居るのに、普通養子を取ろうって思いますかねぇ・・・。2人の子供は、逆に傷つくような気がしませんか?大人の勝手なエゴですなぁ。

特記するべきは、エスターを演ずる、イザベル・ファーマンの演技力でしょう。愛嬌有る姿から憎たらしい姿まで完璧に演じきります。オチが分かってからの、別人と見間違えるほどの演技なんては、すばらしいに限ります。恐らくこの時12歳ぐらいと思いますが、将来が有望な女優です。

イザベル・ファーマン

ありそうでなかったスリラーです。観る人をじわじわ恐怖に落とし込む技が見事です。さすが、ダークキャッスル作品!得点映像の、もう一つのエンディングも見ごたえ有りますのでお見逃しなく!

【満足度】


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| サイコ、スリラー | 09:08 | comments:13 | trackbacks:3 | TOP↑

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機械じかけの小児病棟

『機械じかけの小児病棟』
 FRAGILE

【製作年度】2005年
【製作国】スペイン
【監督】ジャウマ・バラゲロ
【出演】キャリスタ・フロックハート/リチャード・ロクスバーグ/エレナ・アナヤ/ジェマ・ジョーンズ/ヤスミン・マーフィ



【イントロダクション】 by TSUTAYA DISCAS
老朽化のため閉鎖目前のマーシー・フォールズ小児病院に、ある時、臨時で雇われた看護師エイミーがやって来る。到着早々、病院の子どもたちが一様に神経質で何かにおびえた様子なのを訝しく感じるエイミー。そんな中、彼女は難病の少女マギーから、シャーロットという霊の存在を打ち明けられるのだが…。

【感想】 ネタバレ
監督聞いたことあるなぁと思っていましたら、『REC』の監督でした。アジアンテイストなホラーも作れるんですね。しかし、いつもながらに邦題の下手さは何とかならないものでしょうか・・・。

閉鎖寸前の小児病棟、今は踏み込むことが無い3階という設定が、なかなかジメッとして雰囲気を出してくれています。霊の存在を訴え続ける子供達、それを全く信じない大人達、その中で1人の看護婦のみ子供を信じ守っていくと言うありきたりなお話で、オーソドックスな作品ではないでしょうか。

なぜか骨折する子供とのつながりの謎解きも面白くサスペンス要素も含んでいるのですが、最後に出てくる霊シャーロットの正体で完全興ざめ。なぜか裸で垂れ乳見せてるし、怖くもなんとも無く、ある意味笑ってしまうくらいです・・・。この辺がやっぱりアジアの霊の怖さとの差なんでしょうか?盛り上がりが一気に冷めちゃいました。

ホラー映画には珍しくラストはハッピーエンド。やられキャラと思っていた医者も死んだと思っていたら全身骨折しているものの生きているというほどの、平和な終わりです。確かに、面白い作品ではあるのですが、何かが物足りなさを感じてしまうのは私だけでしょうか?もう、一ひねり欲しい気がしてたまりません。

しかし、レンタルしたDVDがラスト付近で急にストップ!結末間際でお預けはなかなかきついものがありますね。って映画とは全く関係ないお話ですが(苦笑)

【満足度】


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| 幽霊、怨念 | 20:52 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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吸血少女対少女フランケン

『吸血少女対少女フランケン』

【製作年度】2009年
【製作国】日本
【監督】友松直之/西村喜廣
【出演】川村ゆきえ/斎藤工/乙黒えり/西崎彩/Erina/紗代/しいなえいひ



【イントロダクション】 by TSUTAYA DISCAS
吸血鬼少女の転校生・もなみと、事故死しながら蘇った少女フランケン・けい子が、ひとりの男子高校生をめぐり想像を絶する死闘を繰り広げる。

【感想】
『STACY』の友松直之と『東京残酷警察』の西村喜廣がタッグを組み監督を勤めたお馬鹿なブラッドエンターテイメント作品。原作は人気漫画家・内田春菊が1991年から93年にかけて発表したホラー・コミックを元に作られています。

このジャンル『片腕マシンガール』から話題になってから続いてシリーズ化されてますが、今回はちょっとやりすぎ感があり、いまいち好きになれなかったですね。とにかくやりたい放題なんです。

リストカット大会や、肉体バラバラにしてはつなぎ合わせ、顔面破壊、挙句の果ては腕が頭に付きくるくる回ってタケコプターって・・・( ̄  ̄;)  ちょっとおふざけすぎないですかね?さすがの私もオッチラケーで観てました。ここまで来るとついていけないですわ・・・。完全に一部のマニア向けの映画ですね(汗)

吸血少女対少女フランケン3

お話は簡単。一人の男子生徒をめぐって、川村ゆきえ演ずる吸血鬼と乙黒えり演ずるフランケンとの戦いを描いた作品。この戦いには、もちろんグロあり血吹雪ありエグイ怪物ありと容赦ない映像が襲ってきます。救いは、川村ゆきえ&乙黒えりが、かわいいかったことですね。しかし、彼女達はこの映画出演して良かったのでしょうか・・・。

吸血少女対少女フランケン2

とにもかくにも、一般の人には絶対お勧めできない映画ですねぇ。東京ショックシリーズが好きな方および川村ゆきえファンなら観てもいいでしょうか?
こ~んな、意味不明なものがたくさん登場しますので(汗)

吸血少女対少女フランケン1

【満足度】


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| SF、エイリアン | 22:41 | comments:3 | trackbacks:0 | TOP↑

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