この写真、何回見ても立ち位置と手の向きが変。
ちなみに、出発からゴールまで、足元が3回変わっています。
寝ないで歩いていると、いろんな能力が低下するようで
今回のスタートからゴールまで21時間の長旅の間にはいろんな出来事がありました。
でも大きなトラブルなく無事に帰宅できたことは何より。
(いま、「元気に帰宅」 と書こうとして、さすがにそれは違うと思い 「無事に」 を選択しました。
まぁ、脚が痛いくらいは想定内なので、「元気に」 でもよかったのかもしれません。)
今回のイベント、参加を決めたのは1月3日のランチの時。
ノリでエントリー。
お友だちは100km超えのウルトラまでサクッと走ってしまう人なので問題ないと思いますが
わたしは、ランのほうは100kmに2回エントリーしてどちらもDNF。
自身最長距離は、萩往還のC70km(実測68kmだったかな)を2回完踏。
このエントリー時点で、自分で移動した最長距離は70km、
最長稼働時間は13時間。 (萩往還1回目、制限は12時間なので記録上はDNF)
「歩くのと走るのは違う」 とよく言われますが、
一般的には走るほうがしんどいと捉えられていて、もちろんわたしも 「常識的な範囲内では」 そうだと思います。
でも、いろいろ調べていくうちに、度を越したロングのウォーキングは
走るよりしんどいという声も聞こえてきて、えぇぇぇ。
日ごろ 「走る」 ということをしない人にはそうでもないのかもしれませんが
ランニングやジョギングが日常的な人にとって 「走ってはいけない」 というのは
使う筋肉が違うというだけでなく、走りたいのに走れず 「かえってしんどい」 のだとか。
そこで一度、長く歩く練習をと企画したのが5月4日~5日のナイトウォーク。
その時の レポ① レポ②
62kmを15時間30分ほどで歩きましたが、小指が痛くて痛くて大変な思いをしました。
その後は、6月から次々といろいろな出来事が起こり、7月の萩往還33kmウォークはDNS
歩く練習なんて全く出来ないままのぶっつけ本番。
そもそも、もう参加は絶望視していたので練習をしていなかったというのもありますが
ばぁばは回復してきたし、コロナは減少傾向だし、屋外イベントで感染リスクは高くないし
せっかくエントリーしたんだし、いろいろ考えて参加の意思を固めたのが9月に入ってから。
そして姉が帰省してくれることになり、留守宅を心配することなく参加できることに。
だったはずが、台風14号の接近。
本当にヒヤヒヤしまたが、金曜日に無事に開催決定のお知らせ。
「ただし暴風警報が出たり、交通機関が止まったら中止になるかも。
当日に急きょ中止もあり得る。」
もうこのあたりは自己責任だと思うので、金曜日昼の時点で開催決定さえしていただければ
あとは個々の判断で。
わたしは幸いにも四国住みなので、もちろん参加。
ただ、いろいろSNSを見ていると、「今治から本州の自宅に帰れなくなると困るのでDNS」 という声も。
たしかに今治市のゴールまで無事に完歩できても、本当のゴールは自宅ですから。
.°*。。・*.☆*。。・。*。°・**°。。・
では、どこまで長くなるか分かりませんが、レポを。
既にブログに書いたところもありますが、準備編から。
9月5日(月)
高速バスチケット購入 松山市駅-向東BS 3,500円
9月11日(日)
重信フジで夏物処分セールのサンダル購入。定価2,000円のリーズナブル価格。
背負うリュックの準備をほぼ完全に。
その後、台風接近のため中止かも?となり、温泉準備はせず中断。
9月16日(金)
お昼過ぎに開催決定のお知らせ。
雨予報のため、準備をやり直し。
背負うのは15Lのリュックから20Lに変更。
そしてサングラスと日焼け防止のフェイスカバーは不要と判断、
激しい雨予報のため、着替え一式を背負う荷物に追加。
そして当初は背中の汗を吸ってリュックの荷物が濡れる対策だけしていましたが
雨で中身が濡れる対策のため、すべての荷物をジプロックなどのポリ袋に。
ワセリンは擦れる部分に付けるだけで小分け容器にしていましたが、
雨だと腕や脚にもつけるため、チューブごと持っていくことに。
【背負う荷物+サコッシュ】
ポンチョ・ウインドブレーカー
日焼け止め (曇りでも日焼け止めだけは必須)
医薬品一式 (痛み止め・カットバン類いろいろ・虫よけ他)
ライト (ヘッドライトと他2つとリュックに萩往還のピカピカ・反射タスキは支給)
おやつ (塩分の高いおにぎりせんべい銀しゃりやカロリーの高いもの)
モバイルバッテリー&コード
サンダル
現金 (iPhoneにsuicaあり、多めにチャージ済)
予備のタオル (マフラータオルとハンドタオル)
マイカップ (リュックの横にぶら下げる)
ティッシュ、歯ブラシ、マスク予備、ウエットティッシュ、ごみ袋(45Lも。雨対策で多めに)
* 参加お知らせハガキとコロナ調査書
【預け荷物】
温泉セット (バスタオル・着替え一式、歯ブラシ)
クロックス (濡れたランニングシューズを履いて帰れないし、サンダルで擦れたりしていたらサンダルも嫌なので)
モバイルバッテリー 2個目
折りたたみ傘
準備をしているうちに日付が変わり、急いでベッドへ。
電気を消して寝る体制になってから、ふと 「ペディキュアをしていない~!」 と気づき
途中からはサンダルで歩く可能性大なのに、ペディキュアなしとは!!!
起きてマニュキアを探したものの、今シーズンは真夏のお出かけも靴下+スニーカーだったため
一度もマニュキアを付けておらず、どこかにあるはずのマニキュアがない!
部屋中探しても見つからず、泣く泣く諦めて就寝。
9月17日(土) 出発当日
6:47 朝食
ばぁばが体調を崩してから、水やりをはじめほとんどの家事をわたしがしていますが
姉が帰省中は全部してくれるので、わたしは出来たものをただ食べるだけ。
今回のことでつくづく思うのは、こうしていろいろ遊んでいられるのは自分の健康はもとより
家族の健康と協力があってこそ。
(最近はばぁばが回復してきて、台所はばぁばがしてくれるようになっています。)
歩くにしても走るにしても、極意は 「しっかり食べること」
記録狙いの方はもちろん違うと思いますが、わたしのレベルでは 「とにかくしっかり食べておくこと」
というのが持論です。
小梅のカート散歩を兼ねて、みんなで見送りに来てくれましたが、この時は傘をさすか迷う程度の小雨。
マイカップと帽子は、とりあえずリュックへin。
松山市駅まで行き、松山市駅で高速バスに乗り換え、途中で友だちと合流。
10:55 来島海峡大橋が見えてきました。
11:31 因島大橋
影が出来るほど晴れ。ぇ?
これから歩いて渡る橋を眺めたり、景色を見たり、ウトウトしたりで2時間のバス旅終了。
時刻表では11:35、向東BSで下車。
高速道路上に下ろされる感じは初体験で新鮮。
さんざん雨予報だったので、日焼け対策一切なし。
日焼け止めを付けたい気分でしたが、まさに高速道路上で、とりあえず下の一般道に降りることに。
帰りは今治まで歩いて、今治から帰途へとなるのに、
ついつい 「帰りは反対側から乗ればいいのね。」 と考えてしまうのはなぜ?
11:43 さんざん雨予報・・・ 以下同文
11:46
広島県にいることは頭では分かっていますが、いまいち実感がない。
本州に渡ればまた違うのだとは思いますが、しまなみの途中で降りると、広島県の感覚が一切ない。
横を走る路線バスが広島カープ柄や、設置されている自販機がサンフレッチェ広島で
「そうか~。ここは広島県か~。」
11:59 会場の目の前でランチ
焼肉3種盛り 土日ランチ 1,430円
キムチはお友だちに食べてもらいました。
フルマラソンでもウルトラでも、極意は食べること。
会計の時、焼肉屋さんではよくガムをいただきますが、このお店では飴など自分で選択するシステム。
「よかったらどうぞ~。」 といつものごとく決まりきった流れで勧められ、
その後 「今日はそんな格好の人がよく来るけど何があるんですか?」 と質問。
「今治まで歩いて行くんです。」 と答えると 「えぇぇっっ!?じゃあどうぞどうぞ!たくさんどうぞ!」 と
飴をたくさん勧めてくださいました。
結局1つずついただきましたが、この一言がすごく有り難い。
13:10 スタート地点の尾道市民センターむかいしま
13:30~14:30 受付、14:45~ 開会式、15:00と15:05 スタートですが
既に多くの人が集まっていました。
建物の陰に座っていろいろ準備をしたり、ブログを更新したり。
参加賞
開会式では、各注意事項が。
リタイヤは出来るだけエイドですること。
暴風警報が出て中止になったら次のエイドで回収になることなど。
「本来であれば、ゆっくり景色を楽しんで歩いてくださいというところですが
今回は台風接近中のため早く歩いてください。」 的なことも。
一字一句は覚えていませんが、そんな感じ。
確かに、1時間2時間の違いで台風の場所も違ってきますから
早くゴールするに越したことはないのですが、無茶をすると後に響くのでゆっくり・・・。
本来は15:00・15:05と、16:00・16:05に分けてのスタートですが (なので開会式も2回)
今回は台風接近中のため、あとからスタートの人も希望すれば早いグループでのスタート可とのこと。
14:49 出発準備完了し、15:00スタートの方をお見送り。
マスクはスタート後しばらくして外しましたが、それにしても進むにつれいろいろ変化。
21時間後のゴール直後の姿はこちら。
靴の替えを持っていたのはわたしくらいかと思いますが、それにしてもコンパクトな荷物の方が多くてびっくり。
やっぱり当初の予想通り、見た感じでは全参加者の中でわたしの荷物が一番大きくて重かったのではないかと。
そのまま走りだせそうな方もいましたが、多くはウォーキング仕様で
トレッキングポールを持った方もちらほら。
荷物の中で、わたしが全く使わなかったのはウインドブレーカーと着替え一式。
もっと少なくてよかったのはカットバンなどの救急用品とおやつ。
あれほどの雨予報だったので、念には念を入れ用意しましたが
ある程度はコンビニもあるし、次からおやつは控えめで、着替えは不要。
ウインドブレーカーはさすがに1枚は持っておかないと夜中や明け方に冷えると怖いので
たまたま今回は不要でしたが、今後も必要。
「今後」 があるのかどうか(自分が参加するのか)は、現時点では謎ですが
お友だちさえOKなら、というか同行者がいればわたしはアリ。
ぼっちでは絶っ対っっに無理。
毎回思うことですが、ランでもウォークでも山登りでも、必ず身体能力の違いはあるわけで
必ず 「強い人が弱い人に合わせる」 ことになるわけで。
今回もお友だちにはすごく助けてもらって・・・というか待ってもらってばかりで迷惑を掛けましたが
独りでは絶対に無理なので一緒に参加できてよかったです。
大島のごく一部を除き、終始一緒だったお友だち、ありがとうございました。(*^^*)
また来年。(ぇ?
これを読んでくださっているみなさんも、来年はぜひご一緒しましょう。
もちろん終始一緒に歩こうという意味ではなくて、一緒に参加しましょうという意味で。
すごく速い方で12時間台、わたしが21時間、制限25時間
どうですか???
景色をいろいろ楽しめると思ったのは、「暗い時間は何も見えない」 というオチでしたが
独りでは(たとえ友だちと2人でも)なかなか出来ない行程なので
こうしてイベントとして参加できたのはいい機会だったと思います。
唯一残念なのは、本州からではなかったこと。
可能であれば、本州からスタートしたかったのですが
新尾道大橋は自動車専用道路で、尾道大橋は 「自転車・歩行者の通行は推奨しない」 らしく
自転車の方は、渡船で向島からスタートする方も多いとのこと。
なるほど、だから今回も向島スタートなのですね。
ということで、レポは一歩も歩きださないままここでいったん終了です。
このあと15:05スタートになりますが、続きは後日。
明日は姉が東京へ帰るため、松山空港へ見送りに行くためレポは書かない予定。
仕事(会社)は風が影響する業務内容なので、明日は戦場かな???
明日は通常ブログの予定です。
明後日は歯科クリーニングなので、次回レポは22日深夜か23日かな。
あ!
忘れないうちに、翌日である今日の身体の様子は。
7:00 起床、アラームなしで普通に目覚めました。
下半身の筋肉痛はあるものの、昨日のあの痛みからは激減。
一晩ぐっすり眠るとこんなにも回復するものなの???
雨が止んでいるうちにと、7:30頃からわたしの筋肉ほぐしを兼ねた小梅のカート散歩1回目(短)は姉と。
朝食後、ばぁばの散歩も兼ねてみんなで小梅のカート散歩2回目(長)。
そのあと午前のお昼寝
昼食後は午後のお昼寝
夕飯後は小梅のカート散歩3回目(長)
じっとしていたあとは身体が固まっていますが、思ったより回復が早くてびっくり。
今日の歩数は6,300歩でした。
EPSONくんはフル充電にしていましたが、通常モードで18時間で力尽きたようです。
バッテリー切れで突然終わるのは仕方ないとして、表記は 「G」 なのか・・・。
そこ、ゴールじゃないから。
ちなみに、「一番きつかったのはどこ?なに?」 という質問がありましたが
「来島海峡大橋が終わってからゴールまで、とくに線路沿い」 です。
ホントあのコースはナイわ~。(文句では無くて笑うところ)
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