画質:9
音質:6
映像:AVC
音声:DTS-HD Master Audio 7.1ch
○画質
順当な高画質。最大級の予算をかけて作られた映画なのだろうが、画質的にはそれほど凄みを感じない。
粒状感のない画は前作同様で、見通しは非常に良い。映像における闇も増えたが、もちろん闇が圧縮による弊害で汚れることはない。
物語のトーンを反映して、彩度は前作に比べて抑えめ。キャプテンアメリカ・ウィンターソルジャーに近い。
情報量や解像感はそれなりで、前作よりわずかに落ちる印象。
○見どころ
キャップがミョルニルを微かに動かしたのを見てビビるソー
○音質
初代アイアンマンの悪夢が再び訪れようとは……
端的に言って、しょぼい。
音圧の時点で低いのは前作もそうだったし、ボリュームをぐいと上げればよいのだが、もはやそれだけではどうしようもない。
致命的な中低域の量感不足にして、ダイナミズム不足に悩まされる。前作の音もお行儀が良すぎてインパクトに欠けていたが、特に劇伴で盛り上がるところは大いに盛り上がっていた。今作はそれすらなくなってしまった。
とにかく何をやっても一本調子。アイアンマンが飛んでもキャップが跳ねてもソーが撃ってもハルクが叫んでも、まるきり音に厚みも威力もない。ハルクバスターとハルクの激突でさえ、音からテンションの差を感じることができないという有様。
一応音数はそれなりにあり、7.1chの空間を埋めるだけの移動感はあるにはあるのだが、何もかも薄味すぎて満足を味わうには程遠い。
悲しすぎる。
○聴きどころ
特になし
○総評
音がしょぼい。BDとしてはこれに尽きる。
UHD BDでもきっと出るだろうが、あるいは、また3年後に期待しよう。
○再生環境(詳細はコチラ)
・ソース
OPPO BDP-103
・映像
Victor DLA-X30
KIKUCHI SE-100HDC
・音響(センターレス6.0ch)
Pioneer SC-LX85
Nmode X-PM7
Nmode X-PW1 ×3(サラウンドにモノラル×2、サラウンドバックにステレオ×1)
Dynaudio Sapphire
Dynaudio Audience122
Dynaudio Audience52
【BDレビュー】総まとめ
【BDレビュー】第294回『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン 』
スポンサーリンク