【ファイル再生Tips】DSDについて - Audio Renaissance

【ファイル再生Tips】DSDについて

 技術詳細はwikiへ。

 Direct Stream Digital / Wikipedia

 リニアPCM音源が384kHz/32bitに到達して頭打ちになったところで、オーディオ業界が次なる売りとして歌い始めたのがコレ。「DSDだから高音質!」というお決まりのアレ。
 SACDがアナログレコード以上の死に体となった今、DSD音源はその遺産を引き継ぐような形となっている。とあるゲーム機の初期型をハックすることで、SACDをリッピングできるようになることは一部で有名な話。
 サンプリング周波数は最低でも2.8MHzで、CDの規格である44.1kHzの64倍。さらに上の5.6MHz、さらには11.2MHzなんてのまであるらしい。ヒエー! でも、私が使っているNmode X-PW10は22.5MHzである。勝った。よくわかりません。
 PCMに比べると、DSDの音源は「アナログ的な音」がするらしい。よくわかりません。

 384kHz/32bitとか、DSD256とか、私はこの手のスペック競争にはいい加減うんざりしている。
 どうせそのうち768kHz/64bitとかDSD512とか言い出すに違いない。付き合っていられない。
 オーディオ業界はなぜSACDが滅亡したのかまるでわかっていないんじゃないか。

 ただ、果てしない数字スペックの向上に意味を見出すか否かはさておき、聴けるに越したことはない。
 また、DSD音源の管理運用について、知っておくに越したことはない。

 そして困ったことに、DSD音源の管理運用はPCMとはだいぶ勝手が違うようで、そもそも同じソフトが使えないなんてことがザラにある。
 というわけで、章立てしてDSDについて検証していく。
 
 

【ファイル再生の基礎知識】まとめ 音源管理からネットワークオーディオの実践まで いわゆるPCオーディオでも、いわゆるネットワークオーディオでも、両者の根幹には共通して、『デジタル・ファイル音源』が存在する。 ...
各種レビュー/インプレッションまとめ Roon関連機器(Roon Server/Roon Readyプレーヤー)は別記事で紹介している。 プレーヤー/DAC/...
【Roon】関連記事まとめ 音楽愛好家のための「総合音楽鑑賞ソフト」、Roon。  「聴くだけにとどまらない多面的な音楽の楽しみ」が得られることから、私は単...
【ファイル再生の基礎知識】よくある質問と検索ワードへの回答 随時更新予定。  むしろ質問があったらどしどし言ってくれると嬉しい。     とりあえずいつもの: 【音源管理の精髄】 ...