【4K/HDR環境の導入に伴い、2016/11/17初出の記事を更新・追記】
【BDレビュー】第316回『エクソダス:神と王』
画質:8 (HD環境・BDと同じ土俵での暫定評価:12)
音質:12
(評価の詳細についてはこの記事を参照)
映像:HEVC 5K撮影・2Kマスター
音声:DTS-HD Master Audio 7.1ch
○画質
BDからの進歩は解像感や情報量の向上よりもむしろ、「画質が安定したこと」。BDで散見された暗部にノイズがざわつく場面は気にならない程度に低減され、おかげで見通しがよくなった。良い場面はBDと同様猛烈に良いので、問題点が払拭されたことで全体的な画質は向上した。
エジプトが舞台になる作品ということで画的には『キング・オブ・エジプト』と被る部分もあるが、こちらの方がより現実的かつ重厚な色彩となっている。
【4K/HDR環境での追記】
順当な向上。しかし暗部の荒れが気になった。
この深々と濃密な夜闇はBDでは出せまい。
○見どころ
わたしはある
十の災い
○音質
音声仕様はBDと同じ。
相変わらずいい音してる。
○聴きどころ
蝗
紅海
○総評
北米盤が安かったもんでつい……
2Kマスターだとかオブジェクトベース音声未収録だとか非常に微妙な仕様なのは事実でも、絶対的な画質音質が優れていることに変わりはない。
監督つながりで、『グラディエーター』や『キングダム・オブ・ヘブン』も是非4KリマスターのうえUHD BD化してほしいと願っている。限界が決まっているデジタル撮影と違って、フィルム撮影の映画はこういう時に強い。現実的な向上幅は実際に見てみないことには何とも言えないにしても。
○再生環境(詳細はコチラ)
・ソース
Panasonic DMP-UB90
・映像
Victor DLA-X30
KIKUCHI SE-100HDC
→LG OLED55BP6
・音響(センターレス6.1.4ch)
Pioneer SC-LX59
Nmode X-PM7
Nmode X-PW1 ×3(サラウンドにモノラル×2、サラウンドバックにステレオ×1)
Dynaudio Sapphire
Dynaudio Audience122(サラウンド)
Dynaudio Audience52(サラウンドバック)
ECLIPSE TD307MK2A ×4(トップフロント・トップリア)
ECLIPSE TD316SWMK2
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