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1分間ジャック・ウェルチ 最高の経営を実現する77の法則 (1分間シリーズ)

ジャック・ウェルチは、世界最大級の米国企業GE(ゼネラル・エレクトリック)で1981年から約20年間、CEO(経営最高責任者)と会長を務めた経営 者です。時代遅れになりかけていたGEの組織と事業を改革し、売上を大きく伸ばした手腕は、「20世紀最高の経営者」と賞賛されました。(中略)
なぜ今、ウェルチとGEに学ぶ必要があるのでしょうか。
それは、21世紀に入ってからの日本の経営環境が、米国の1980年代に酷似しているからです。

P.1
本『1分間ジャック・ウェルチ 最高の経営を実現する77の法則』はそのタイトル通り、ジャック・ウェルチの成功哲学が1項目1分で分かるように編集された本。

今日は本書から、「20世紀最高の経営者」ジャック・ウェルチに学ぶ5つの成功哲学を紹介します。






1. 完璧さよりもスピード重視

ウェルチは「完璧な答えが出るまで待っていたら、世の中から置いてけぼりを食わされるはめになる」と考え、完璧さよりもスピードを重視した決断を心がけた。それで間違ったり後悔したことは、ほとんどなかったと言う。
CEO退任が近づいた頃、ウェルチは過去の決断を「決定を保留して時間をかけたほうがよかった時」と「もっと早く動けばよかった時」に分けてみた。すると、ほとんどが後者だった。

P.61
決断のスピードを上げるには、なんと有酸素運動が良いという話もあります。

「ホンマでっかTV」澤口先生に学ぶ!脳を鍛えて仕事も人生もうまくいく5つの考え方


2. とにかく実行しろ

戦略はビジネスに方向性を与える。しかし、現実の競争に勝つには、戦略をじっくり考えるよりもからだを動かすべきだというのがウェルチの考え方である。
リーダーに最も必要な資質も実行力だ。「『これをしたい』とは言わず、とにかく実行する。『ことを起こす』べきだ」と言っている。(中略)
ウェルチは「とにかく実行しろ。たぶんそれは正しい決断だ」とも言って、社員やリーダーを鼓舞している。

P.70
先日読んだ以下の本には、GEでは「すぐ動く」人物を高く評価すると書かれていました。

ジャック・ウェルチの思想が今もGEに生きているということですね。

外資系エリートに学ぶ!「すぐ成長する」4つの仕事術


3. 素早く変化に対処する

「明らかなのは、そうした変化をできるだけ早く先取りし、機敏に対応しなければならないということです」というのがウェルチの結論だ。
「事業というものは、もっともらしい計画や予測を立てるから成功するのではない。成功するのは、現実に起こっている変化を絶えず追いかけてそれに素早く反応するからだ」というわけである。

P.75
世界の変化だけでなく、偶然や失敗に柔軟に対応することも大切ですね。

競争するより勝てる場を作れ!レッド・オーシャンをさけて成功する3つの法則


4. 全てのアイデアを単純化する

ウェルチは複雑さを嫌い、単純であることを重視する。複雑さはあらゆる人、物、情報のスピードを鈍らせ、時にはストップをかけてしまうからだ。
「単純なメッセージは速く伝わるものだ。単純なデザインほど速く市場に届く。複雑さを排除すれば、もっと速く意思決定できる」と言っている。

P.64
話やメールが長いことは、トラブルのもと。

作家の中谷彰宏さんは著書の中で、「伝える数と伝わる数は反比例」と言っています。

相手を納得させる話し方の7つの秘密 ~『なぜあの人の話に納得してしまうのか』


5. アイデアを世界中に求める

GEは、発明王トーマス・エジソンが1876年に設立した研究所に由来する会社だ。当然、発明や創造が重んじられる社風となる。そこから、アイデアを生み出し、何かをゼロからつくるのはGE自身でなければならないという自前主義が文化となった。
ウェルチは、この文化を大きく変えた。
もはや、自前主義にこだわる時代ではない。ライバルや異業種から学び、成果を取り入れなければ成長できないし、競争に負けてしまう。(中略)
「アイデアの質とその生みの親の……間には何の関係もない。アイデアはどこからでも生まれてくる。だから、我々はアイデアを世界中に求める」と言っている。
世界中で生み出される優れたアイデアに注目し、出どころに関わりなくオープンに接し、取り入れるべきものはどんどん取り入れる。それがウェルチの流儀だ。

P.82
パクリはNGですが、他人のアイデアを取り込んだり、それをキッカケに新しいものを創造するのは重要。

↓ こんな話もあるくらいです。

『ナウシカ』も『吾輩は猫である』もパクリだった!?正しいパクリ方のすすめ


まとめ

ここでは「スピード」についての話を多く取り上げました。

実際の本では、
  • 事業戦略
  • 人材戦略
  • スピード戦略
  • 発想戦略
  • 失敗戦略
  • リーダー戦略
  • 組織戦略
  • 危機管理
と章が分かれており、
  • Cクラスの人間は転職せよ
  • チーム全員を同等に扱わなければいけないという法はない
  • 過去を話し始めた時が潮時だ
など、厳しめの内容も。

とはいえ、それは必要な厳しさですね。


フェイスブックページには、本書をまとめたマインドマップを掲載しています。




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