今更ですが、オルフェンズ最終回+αでの感想です。
ギャラルホルンは鉄華団掃討作戦を開始する。立ち向かう、鉄華団の未来は― うん、まぁ、案の定バットエンドで終わってしまいましたね。
というのが、素直な感想。
まぁ、今までの流れを見れば、これは想定内。
むしろ、うまく物語を畳んだ方じゃないかなぁと思っていたのですが。
例え、どれだけ中身がぐしゃぐしゃでも、外見だけでも取り繕えばという意味で。
ですが、何だか最終回を終えて、出てくる、出てくる色んな情報。
物語の改変の裏(?)事情やら、シノの性癖やら、オルガの死亡別ルートやら、ガチ鉄華団全滅ルートやら何やら。
おまけに続編に関しても何だか動きがあるんだか、無いんだか。
もう、いいんで、公式は何も喋るなっていうのが一番の感想になってしまいましたが……。
ホントに。
HGレクスレプスをヤスっていた手が完全に止まっちゃいましたよ。
まぁ、愚痴めいたことはこの辺で感想をば。
完全に主人公・ヒロインポジに収まったガリ・ジュリ。
ガリガリが一期の緩軽い感じに戻ったのは、何か安心したというか、何と言うか。
車椅子だったのは、考察で多かった通り、除去手術後だったからなのかなぁと。
悲壮感の欠片もなかったですしね。
その辺から、アルミリアもそんなには悲惨なことにはなっていないのではと希望的観測も。
まぁ、恐らくティーンエイジャーにして溢れ出る未亡人オーラとか薄幸っぷりを背負っているのでしょうが……。
あとは物語的な結末について。
ギャラル・ホルン(ラスタル)大勝利。
うん、まぁ、これについては、非常にもやっとしますが……。
あれだけ裏で色々やっていたのに、お咎めなしってのは。
結果だけを見れば、これが世界的には一番平和なエンドなのでしょうが。
そしてペシャン公について。
うん、別にイオク様ここで退場させなくてもって、思わなくもない。
露骨なヘイト集めは公式が言うまでもなく透けていましたので、退場させるならもっと前に。
ここまで来たのなら、最後まで生存ルートで良かったと思うんですけどね。
良くも悪くも……悪くも悪くも、成長の無いキャラで終わってしまったのが、残念だったとしか。
まぁ、この辺はイオク様だけに限った話ではないのかもしれませんが……。
クーデリアについて。
ある種火星のトップまで上り詰めた彼女ですが、その立場は非常に危ういものかと。
だからこそ、鉄華団のピアスはやりすぎだと思われ。
しかも、調印式みたいな、公の場で。
取材陣も大勢来ていたわけですから、尚更。
クーデリアと鉄華団の関係はちょっと調べれば分かることなんでしょうが、だからといって。
しかもそれが過去の関係だけならともかく。
いくらIDを変えたとはいえ、元鉄華団を囲っているわけですからね。
その辺のことを突っつかれたら、もう致命的かと。
ラスタルもその辺分かっていてスルーしたのでしょうし、この時点ではまだ実行されていませんでしたが、ライドのノブリス暗殺という事件も起きてしまったのですし。
それでいてラスタルに皮肉めいたことを言うとか勝機の沙汰とは思えないんですが……。
まぁ、これでラスタルが動くということは絶対にないのでしょうが。
鉄華団がテロリストという認識のままでしょうし、“善良な”市民が声を上げ始めて、クーデリアを排斥し始めたとしても何ら不思議はないと思っているんですよね。
まぁ、後はホントにミカ子供作っていたんだねとか、そんな感想しか。
最後まで見た印象としては、本当に勿体なかったなぁとしか。
要所要所は面白かったですし、MS、設定なかったも斬新で良かったと思いますので。
ただ、ホント私見なんですが、好きだったかというと、また微妙ななんですが……。
まぁ、こればっかりは感性ですからね。
面白いからといって好きになるかと言われると必ずしもそうではないでしょうし、その逆も然りかと。
かといって嫌いなわけでもないんですけどね。
ここまで見て、ガンプラも作ってってわけですし。
ただ1期の終盤から鉄華団のあり方には、どうしても同調できない部分がありましたので。
まぁ、それが決定的に感じたのは、2期の35話のオルガの「(お偉いさんへのあいさつ回りより)ドンパチやっている方が全然楽ですよ」ってセリフかなぁと。
これがずっと僕の中では引っかかっていますので。
ですので、このエンドは起こるべくして起こったのかなぁとは思っています。
結局の所、そういう描き方はしていたのでしょうし。
ですので、最初に触れたとおり、軟着陸できたなぁと。
極論で言えば、鉄華団もギャラルホルンも壊滅的なことになって、世界はより混迷へエンドでもいいかなぁと思っていた僕だったりしましたので。
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