新林公園の長~い藤棚を見にいきましたが、残念ながら中央部分の樹が痛んでしまい
伐採して新しい樹を植えて、育てているようで、今年は見事な藤の花を見ることは
できませんでした。
お天気もよかったので裏山の尾根伝いに1.5kmの散歩道に行ってみました。
散歩道といわれていますが私にとっては完璧な山道。一歩一歩足元を踏みしめながら
登ります。出会う人同士「こんにちは!」と声をかけあい、道を譲りあう山登りそのもの。
自然がそのまま残っていて山野草の宝庫です。
まず出会ったのが「ホウチャクソウ」ちょうど最盛期で白い、3cmほどのかわいい花を
咲かせていました。
場所は違いますが、キンラン
そしてギンランにも出会えました!
花の先に長いひげが伸びている ウラシマソウ
花を上から見ています。
ウラシマソウも最盛期でそこいらじゅうに咲いていました。
どう見てもイチゴの花ですが丈の高い樹に咲いていました。
公園で手に入れたパンフレットによると モミジイチゴ のようです。
シャガも木洩れ陽を浴びて美しい姿を見せてくれました。
何といってもこの クマガイソウ の群生が素晴らしい!
アツモリ科の多年草で膨らんだ形の唇弁を昔の武士が背中に背負った母衣に見立てて
源平合戦の熊谷直実と平敦盛にあてたものだそうです。(実は私の実家はこの熊谷直実
の何代目かの末裔にあたり、ご先祖さまの名をもったこのクマガイソウ
が一度咲きそろったところを見てみたいと思っていました)
この日登山者が目指していたのはやはりこの クマガイソウ
の群生で、ずいぶん遠いところから出かけて来た方もありました。
藤沢駅からわずかのところにこんなに多くの山野草が自生しているなんて、
そして季節ごとに気軽に行けるなんて幸せです。