学生時代の友人に誘われ、8月26日(日)、熱海の夜の海を彩る花火大会に出かけました。
宿泊したマンションの13階のベランダにmy コンデジを据え付け
「ひゅるひゅる~どん!」を合図にカシャッ。
花火モードで撮影してみましたが、早すぎたり、遅すぎたり・・・
ほんの30分の花火でしたが、夜風に吹かれ心地よいひと時でした。
翌日、まだ訪れたことのない熱海の名所、熱海市指定有形文化財となっている
「起雲閣」を訪れました。熱海駅からバスに乗ると「起雲閣前」下車1分。
大正8年に個人の別荘として建てられ、その後昭和22年に旅館として生まれ変わりました。
大正、昭和のロマンあふれる名邸、洋館と和風建築が緑豊かな中庭を囲み、
まるで時がストップしたようなたたずまいです。
珍しい群青色の壁は前田家ゆかりのもので大変高価な壁土だそうです。
山本有三、志賀直哉、谷崎潤一郎、太宰治、などの文豪たちに愛され、
数々の名作もここで執筆されたということです。
各部屋からは手入れの行き届いた庭園が見渡せます。
思わず感嘆の声を上げてしまったサンルームのタイルの床
洋館にある、やや中国的装飾と中世英国のチューダ様式が用いられている広間。
天井に特色があるのに、残念ながら写っていません
ローマ風浴室は船橋聖一の小説が映画化されたときに撮影にも使われたそうです。
13年前までは格式のある旅館として営業をしていましたが、熱海市が買い取り
文化財として一般に開放されるようになりました。
願わくば、一昔前に客として、宿泊することが出来たなら…なんて夢のまた夢ですね。
館内に喫茶室があり、水まんじゅうとお薄をゆっくりいただき、庭園も巡り、
大正、昭和のロマンあふれる世界をひと時満喫しました。
URL http://www.city.atami.shizuoka.jp/