3月10日を過ぎても、凄まじいほどの雪の量で、春の足音が一向に聞こえてこないかのごとき北海道。
それでも、札幌市豊平川さけ科学館では、先週末の3月8日金曜日に今シーズン初のサケ稚魚放流が行われるなど、川ではオンシーズンの準備が着々と進められています。
さて、川を舞台にした活動の中でも、企業の広告として行われている水をきれいにする活動があります。 それは、TOYOTAコンパクトハイブリッドAQUAキャンペーン「アクアソーシャルフェル」です。
ハイブリッドカーの広告予算を、全国の川や海の清掃活動に使って、みんなで明るい未来をつくっていこうという目的のもと、昨年も石狩川等で行われています。さすが世界のリーディングカンパニーの発想力! ちなみにこのキャンペーンは、昨年度のグッドデザイン賞も受賞しています。
今年度のスケジュールが公開されたので、この中から河川愛護活動を早速紹介します。
~クリーンHOKKAODOプロジェクト~ 神秘の大地 北海道の自然を守ろう!
第1回 生態系の宝庫、美しい釧路湿原を守ろう! 開催月 2013年5月 場 所 釧路市湿原展望台駐車場(北海道釧路市北斗6-11) 主 催 NPO法人釧路湿原やちの会 後 援 北海道新聞社 問い合わせ 0120-033-213
面積が日本最大の釧路湿原にある釧路湿原道路周辺を、みんなで清掃! その後、サテライト展望台を訪れ、釧路湿原の雄大な景色を堪能します。
第2回 ヤマメの赤ちゃんを、歴舟川に放そう! 開催月 2013年6月 場 所 カムイコタン公園キャンプ場(予定) 主 催 歴舟川の清流を守る会 後 援 北海道新聞社 関連団体 大樹町 問い合わせ先 0120-033-213
「水の郷100選」にも選ばれ、遠くからでも底が見えるほどの清流・歴舟川。清流に棲む魚の代表種・ヤマメの生態について学んだ後、稚魚を約30,000匹放流します。ヤマメが生息できるきれいな川・歴舟川をみんなで大切にしていきましょう!
第4回 天塩川の美しい流れを守ろう! 開催月 2013年7月 場 所 天塩川緑地(予定) 主 催 NPO法人天塩川リバーネット21、天塩川流域市町村 後 援 旭川開発建設部、留萌開発建設部、上川総合振興局、留萌振興局、北海道新聞社 問い合わせ先 0120-033-213
日本で4番目に長い大河・天塩川は、むかしはチョウザメが遡上し、現在も絶滅危惧種のイトウが生息するほど自然豊かで、かつ堰などの障害物がない大河です。母なる天塩川の自然を体感しながら、みんなで清掃活動をします!
第5回 湧別川をまるごと楽しもう! 開催月 2013年7月 場 所 湧別町文化センターTOM(予定) 主 催 ゆうべつアウトドアクラブ YU-PAL、遠軽町河川愛護少年団川の学校、湧別川のサクラマスを考える会 後 援:網走開発建設部遠軽開発事務所、湧別町教育委員会、(財)日本釣振興会、ユニオンデータシステム(株)、北海道新聞社 問い合わせ:0120-033-213
大自然の中を蛇行しながら流れる雄大な湧別川を清掃し、その後は水生生物観察にカヌー・釣り体験など、川と実際にふれあい親しむことで、身近な自然の楽しさと大切さを体感します。
第7回 秋の千歳川をきれいにして、サケを迎えよう! 開催月 2013年10月 場 所 漁太排水機場(予定) 主 催 NPO法人 水環境北海道 後 援 北海道新聞社 問い合わせ 0120-033-213
発展著しい道央地域を流れる川としては大変清んでいて、日本を代表するサケの遡上地でもある千歳川を、サケが本格遡上するシーズン直前に、ゴムボートやカヌーで下りながら、川の中のゴミを拾います。
ほとんどの活動が、主催団体さんと地域が長年にわたってつづけてこられた意義深い活動です。 今回こうして国際的な企業の支援を受け、全国に、いや、北海道の人に多く知ってもらうことも、明るい未来づくりに向けて大きな力になっていくと考えます。
日程は、開催が近づくと発表されるそうです。 地域を思う人の心が、素敵な未来をつくっていくのです。
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