北海道川原版 2011年12月
FC2ブログ
プロフィール

ヌマチチブ

Author:ヌマチチブ
川は身近な自然であり、北海道の歴史を物語ります。
そんな北海道の川の素晴らしさを、わかりやすく、老婆心も交えつつ、お伝えしたいと思います。

間違ってる箇所も多々あると思いますので、よろしければ教えてくださるとうれしいです。
どうぞ、ごゆるりと・・・
………………………………………
ヌマチチブとは、日本中に広く分布する頭が大きくずんぐりしたハゼ科の魚。顔を中心に無数に斑点があるのが特徴。
いわゆる雑魚で、「釣った」と思った瞬間、ガッカリ感と笑いを誘う、憎いあんちきしょー!

最近の記事

カテゴリー

月別アーカイブ

北海道川原版へようこそ

お勧めブログ&サイト

このブログをリンクに追加する

QRコード

QR

RSSフィード

北海道川原版
北海道の川のイベント、施設、川魚、植物、アウトドアや歴史、自然写真。 川原から北海道をめぐる情報ブログです。
麓郷の森に水車による小水力発電
まるでドラマ「北の国から」の、黒板五郎さんが実在しているかのような情報です。

富良野市麓郷の白鳥川(石狩川水系富良野川支流)に水車を設置し、「北の国から」のロケセットに電力を供給する構想が動きだしました。

麓郷にある拾ってきた家

「小水力」とは出力千kw以下の水力発電の事で、白鳥川では実際に戦前から戦後にかけて行われていた歴史があり、地域住民が復活を提唱していたそう。

小水力発電は最もクリーンな電力で、環境省も支援に乗り出し、白鳥川の構想が道内で唯一選ばれました。
官民による富良野地域小水力発電普及協議会が昨年設置され、水車の建設など準備が進められ、今月20日に設置されました。年明けには発電を開始する予定で、市内の小中学生や観光客への環境教育に活用されます。

小水力利用に関する事は、「全国小水力利用推進協議会」へ―

白鳥川に設置された水車は直径2m25㎝。
少ない水量でも回りやすいよう、四角い皿状の鉄板が16枚取り付けられ、環境教育に役立てるため外部から見やすい「開放型」にしたのが大きな特長。

自然河川を活用したこの規模の開放型水車は道内には、ほとんどない珍しいものなのだそうなので、あの森の景観にも合いそうだし、ますます話題を集めそうです。
*水車の詳しい情報は北海道新聞


実際ドラマでは、五郎さんが風力発電に果敢に挑み、見事成功していましたっけ。
電気や水道が使えるようになった瞬間の、目を輝かせて喜びを爆発させた純と蛍の姿がよみがえります。

今度は川の流れを利用した水車で、未来を担うたくさんの子ども達を感動させてくれる事でしょう。

テーマ:札幌/北海道の地域ネタ - ジャンル:地域情報

江別河川防災ステーションで農家のかあさん土曜市
最近、大手スーパー等で恒例となっている「火曜市」。
でも新鮮さとおいしさでは、江別の「土曜市」には敵わないでしょう!

明日12月17日(土)、いよいよ「農家のかあさん土曜市」が、川の施設「江別河川防災ステーション」で開催されます。
農家のかあさん土曜市
*クリックすると大きなウィンドウが開きます

「農家のかあさん土曜市」とは、江別市の女性農業者が中心になって、地場産農畜産物加工品の紹介・販売を通じて地産地消に関する理解を深めてもらうことを目的に開催されています。
江別産の安心・安全な農畜産物を原料にした手づくり加工品は、限定販売ということもあって、毎回売り切れてしまうほど大人気!

また2階の食堂で、当日のみ販売する限定ランチも好評です。
「農家のかあさん土曜市」は毎年12月から3月まで月1回、第3土曜日(3月のみ第2土曜日)に開催されます。


農家のかあさん土曜市;
平成23年12月17日(土)、平成24年1月21日(土)、2月18日(土)、3月10日(土)の10時~14時
会 場/江別河川防災ステーション(江別市大川通6、TEL011-381-9177)
販売品目/ケチャップ、チーズ、味噌、豆腐、漬物、おこわ、餅、ジャム、パン、ケーキなど
問い合わせ/江別市経済部農業振興課 TEL011-381-1025


江別河川防災ステーションは、千歳川が石狩川に合流する直下流の三角地にあり、災害時の防災拠点となる施設。
しかし普段は、川の学習や、地域の人々の交流の場として使われています。

1階には江別産のお土産等が買える常設コーナー、屋外には農産物直売所が開催され、またドライバーの休憩所としても多くの人が利用。こどもの日には、鯉のぼりを千歳川に渡すイベントも定着し、地域の施設として有効利用されています。

テーマ:札幌/北海道の地域ネタ - ジャンル:地域情報

津波の河川遡上は樋門で防ぐ
2011.3.11の東日本大震災では、北海道でも太平­洋岸を中心に津波が襲来したことは、本州の人にはあまり知られていません。
じつは気象庁の検潮所で観測した津波としては道内で過去最大で、大きな都市では函館、釧路、苫小牧の港や周囲の道路­などに水が押し寄せ、おもに産業面で大きな被害に上りました(北海道新聞3月12日朝刊より。リンク先に動画ニュース有り)。

現在北海道の各関係機関では、今回の震災を教訓とした、1000年に一度のハザードマップの想定や、東日本大震災と同規模の津波が北海道を襲った場合の被害の想定、また最前線で津波食い止めるハード対策などが進められています。

その中で、地域の被害を増大させる、河川に遡上する津波をどうやって防ぐかも大きな課題です。
北海道建設新聞に、興味深い記事が載っていたので紹介します。

北海道道建設部は、津波の河川への遡上対策として、河川樋門の自動化に取り組むそう。
これは太平洋に注ぐ5~6河川の、津波の影響を受ける範囲にある樋門を、津波が遡上すると機械的に自動閉鎖する構造に改良する予定。

まず樋門とは、川の堤防の中にコンクリートの水路を通した施設で、川への流入部分に水門が設けられている。
篠路川碑門
篠路川樋門(とんがり帽子ハウスが目印のところも)

市街地に溜まった雨水や生活排水を流すためのもので、平常時や川の水位が低いときは、樋門の扉は開いて生活排水や雨水を川に流す。洪水で川の水位が高くなると、川の水が樋門を通して住宅側に流れ込むのを防ぐため(内水氾濫)、樋門の扉を閉める。この樋門の操作は、人力です。

今回の樋門の自動封鎖化ではまず、津波が河川を遡上した場合、太平洋に注ぐ5~6河川を対象に遡上シミュレーションを実施し、津波が押し寄せる可能性のある樋門を特定。
周辺の構造物や地盤の耐震性などを調査し、自動化に向けた設計を進める予定です。

おもしろいのは、樋門の自動化に動力を使わない点。なんでも、津波などで下流側から水圧がかかると、ゲートが上流側に押し込まれて閉じる構造の採用を検討しているんだそう。遠隔操作も不要で、確実に閉鎖できるといいます。

情報元の記事:北海道建設新聞2011年12月12日配信

自然のメカニズムを利用した構造を見てみたいものです。

テーマ:札幌/北海道の地域ネタ - ジャンル:地域情報


北海道川マップ

豊平川ガイドマップ
(北海道開発局石狩川開発建設部より)
石狩川ガイドマップ
(財団法人石狩川振興財団より)
天塩川マップ
(北海道開発局旭川開発建設部より)
釧路湿原周辺拡大地図
(北海道開発局釧路開発建設部より)
尻別川利用マップ
(北海道開発局小樽開発建設部より)
鵡川河口干潟の自然
(苫小牧地方環境監視センターより)
常呂川流域親水マップ
(北海道開発局網走開発建設部より)
網走川流域親水マップ
(北海道開発局網走開発建設部より)
空知川ガイドマップ
(北海道開発局石狩川開発建設部より)
幾春別川りばーマップ
(北海道開発局石狩川開発建設部より)
雨竜川りばーマップ
(北海道開発局石狩川開発建設部より)
砂川遊水地周辺マップ
(北海道開発局石狩川開発建設部より)

ブログ内検索

北海道防災情報

国土交通省川の防災情報・北海道版
北海道防災(北海道の防災情報ポータルサイト)
あなたの町のハザードマップを見る

石狩川のネットマガジン・川と人

石狩川振興財団が制作・発行する「川と人」は、大河石狩川と水系の歴史や治水、石狩川が流れる流域市町村の歴史や最新情報、レジャースポットなどを、川の専門的な視点でまとめています。
川と人