北海道川原版 2011年07月
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ヌマチチブ

Author:ヌマチチブ
川は身近な自然であり、北海道の歴史を物語ります。
そんな北海道の川の素晴らしさを、わかりやすく、老婆心も交えつつ、お伝えしたいと思います。

間違ってる箇所も多々あると思いますので、よろしければ教えてくださるとうれしいです。
どうぞ、ごゆるりと・・・
………………………………………
ヌマチチブとは、日本中に広く分布する頭が大きくずんぐりしたハゼ科の魚。顔を中心に無数に斑点があるのが特徴。
いわゆる雑魚で、「釣った」と思った瞬間、ガッカリ感と笑いを誘う、憎いあんちきしょー!

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北海道川原版
北海道の川のイベント、施設、川魚、植物、アウトドアや歴史、自然写真。 川原から北海道をめぐる情報ブログです。
スターウォッチング in たきさと のかなん2011夏
星がとてもきれいな街の水源地で、説明を聞きながら星を観察する、スターウォッチング in たきさとの本年のスケジュールをお知らせします。

7月23日(土)は芦別市野花南小学校で、翌週の30日と8月4日(木)は、滝里ダム防災施設前

くわしい内容は、チラシをクリックすると大きなサイズで見られます。
スターウォッチングたきさと2011チラシ

今年は大変な災害があったので、星に祈りをささげたい気分です。

テーマ:札幌/北海道の地域ネタ - ジャンル:地域情報

石狩・空知・後志に洪水警報発令
強い雨音で目覚めた人も多いかと思います。

今日は全道的に雨模様で、なかでも午前中から、石狩・空知・後志・上川の富良野地方に洪水警報が発令され、すでに石狩の浜益では浸水被害が出ています。

浜益は1時間の雨量が観測史上最大を記録し、今後も50mmというバケツをひっくり返すほどの豪雨が予報されています。

気象情報

低い土地の浸水、上流は土砂災害にくれぐれも気をつけてください。そして河川には決して近づかないこと。
上流などの小中河川は瞬間的に水位が上昇する場合が多いにあり、比較的大きな本川はこれら小中河川などの水が集まるため、1~2日後に水位が大きく上昇します。

週末はずっと雨模様なので、注意して過ごしましょう。
専門家によると今年の北海道は、秋まで大きな洪水の発生に注意が必要とのこと。



道営発電の礎・鷹泊ダム見学会!
福島原発の事故を受けて、再生可能エネルギーが脚光を集めていますが、川の水を活用した水力発電は、歴史深く安定的な再生可能エネルギーです!

超有名なところでは、立山黒部アルペンルートの、黒部川をせき止めて造った日本最大の発電ダム・黒部ダム。
道内では、黒部ダムよりも早い戦前に雨竜川をせき止めて造った、当時は日本一の大きさを誇った雨竜ダム。

これらは国策として事業化されましたが、戦後日本で地方自治体が農業用水と発電という、今でいう総合開発の多目的ダム建設を成し遂げたという先進的な事例があります。
鷹泊ダムです―

鷹泊ダムは、雨竜川総合開発事業の一環として、深川市多度志字ヌップホロマップ地点に発電と雨竜川地域3市町の農業用水を確保するため、農林省と北海道庁が共同で建設しました。
鷹泊ダムの直下に鷹泊発電所を建設し、戦後の大変な電力不足に対処する道営発電所第1号で、昭和28年に完成、農業地帯に水と電力を送り続けています。

当時、地方自治体が総合開発事業をおこす事自体が大変めずらしかったそうで、フロンティアスピリットを象徴する施設といえるかもしれません。
この記事のBGMは、中島みゆき「地上の星」で!


さて、北海道企業局では今週末、鷹泊ダム湖を擁する深川市鷹泊自然公園で開催される『鷹泊自然公園湖水まつり』に合わせ、北海道が運営する水力発電所「鷹泊発電所」の施設見学会を開催!
貴重な発電所建設工事のDVD放映や、水力発電に関するパネル展示も行うそう。

鷹泊発電所の施設見学会
平成23年7月16日(土)10:00~15:00(雨天中止)
北海道企業局鷹泊発電管理事務所(深川市鷹泊2404番地先)

当日は、湖水まつり会場から循環バスが運行されるそうですが、見学会のさらにくわしい事を聞きたい場合は以下へ問い合わせください。
北海道企業局鷹泊発電管理事務所 tel 0164-28-2261


むずかしいこと抜きで、蒸し暑さを忘れるにはダムがイチバン! 締めは深川そばめしで~

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いと愉し、しのつ公園
前回の日記にて、石狩川が自ら流れを変えて、屈曲した蛇行部分を切り離す自然短絡によってできた三日月湖のひとつ、しのつ湖を紹介しました。

ここに昨年、道の駅しんしのつがオープンしましたが、その施設はすでに空知の人気の温泉として知られる「たっぷの湯」と併用されています。

しのつ湖はカヌーやウォーターダッシュ、冬はわかさぎ釣りもできる空知一の水辺アウトドアスポット!
周辺もパークゴルフ場やキャンプ場、バーベキューコーナー、そしてアイリスも含めふたつの温泉を擁した、スポーツとリゾートの一大拠点なのです!
これ以外にも、石狩川河川敷に足を延ばせばゴルフ場や滑空場もあるのだから、お腹一杯!
(道の駅内のレストランのメニューもボリューム満点でお腹一杯!)

これらの施設をめぐる愉しさを意識してか、公園全体がとても素敵なこしらえなのです。
大河・石狩川とその三日月湖の恵みに育まれ、純農村として発展した新篠津村を象徴するかのように。

園内にはまるでしのつ湖のような、おだやかなせせらぎが流れています。
しのつ公園1

せせらぎの中には水生植物が豊かに揺れています。
しのつ公園2

まだ開花していませんでしたが、時期になると新篠津村の花である花菖蒲=アイリスが可憐に園内を彩ります。
しのつ公園3

園内を歩いていると、穏やかな爽快感に包まれます。まるでせせらぎのように~
しのつ公園4
道の駅に車を停めて、この園内を歩くだけでリフレッシュ効果大!

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自然の三日月湖・浦臼沼、新沼、しのつ湖
ずぅっと行きたかった、自然短絡で石狩川が自ら切り離したという三日月湖をめぐってきました。

まずは、坂本龍馬の甥の坂本直寛が湖畔の北側にロシア風耐寒住宅を建て、一時期住んでいたという浦臼町の「浦臼沼」
浦臼沼2
浦臼町から美唄方向の上流側を望む―

ここは水鳥の飛来地になっていて、この日もガンにアオサギほか、数々の野鳥の姿が見られ、さえずりが聞こえました。

浦臼沼1
美唄方面の下流側の様子―
じつはここへは農家さんのあぜ道を通ってきました。とくに公園としてアクセスが整備されてるわけでもなく、となりが水田という生産と生活のなかに存在する沼で、ご迷惑かけたかもしれません。すみませんでした。

浦臼沼からすぐ下流方面にある「新沼」
新沼1
ここへは、農道のような小さな道があり、そこをまっすぐ進んでいくと、道に隔てられふたてに分かれた沼が。
上の画像は道の左側(上流側)

そして道の右側(下流側)
新沼2
とにかく町全体がのどかで、時間がゆっくりと流れていて、とても気に入りました。
浦臼町には、まだまだ三日月湖が点在しているので、また探したいと思います。
今度は石狩川から沼へのアクセスを目指します。


帰りに訪れたのが、昨年、道の駅が開業した新篠津村のしのつ湖―
しのつ湖
たしか明治後期の石狩川の洪水で、川の流れがまっすぐに代わったため、取り残された自然の三日月湖「しのつ湖」
むこう側(下流)にむかって、大きくカーブを描く、まぎれもなく石狩川のはげしい蛇行の跡です。

ここは三日月湖に沿って公園化され、温泉にB&G海洋センター、パークゴルフ場に昨年はキャンプ場がオープンするなど、アウトドアの拠点として整備が進んでいます。
気軽にボートに乗られるのが魅力!

公園内の展望台から、施設としのつ湖を望む―
しのつ湖と道の駅
暑さのなか久々の水辺のハシゴは、涼やかで気持ちいい。

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土のう積みができる防災の森オープン
「想定外」「未曾有」という言葉が耳慣れてくるほど、東日本大震災の衝撃はあまりにも大きい。
そこに追い打ちをかけるわけではないけれど、今年は北海道に大きな被害をもたらした大水害、昭和56年洪水から30年目となる年です。

昭和56年8月、集中豪雨が初旬と下旬に2度起こり、上旬は石狩川が大氾濫し、下旬は豊平川上流で土砂災害が発生するなど、観測史上最大の雨量を記録したまさに未曾有の大水害でした。
現在、江別の千歳川と石狩川の合流点近くにある江別河川防災ステーションにて、昭和56年洪水写真展開催中!(8/12まで)

江別河川防災ステーション1F インフォメーションホール等
( 江別市大川通6 国道12号線沿い 月曜休館日 )


地震、噴火、洪水・・・
災害大国ニッポンでは、考えられる自然災害に対する備えを常日頃から心がけて暮さねばなりません。
また近年の地球温暖化が原因と考えられる集中豪雨は場所を選ばず、どこでも発生する可能性が高いのです。


そんな折、千歳市につり橋や展望台などの遊具やキャンプ場を備えた、水防訓練を体験できる画期的な施設がオープン!

その名は「防災の森」

この施設は、千歳市が防災学習交流施設「そなえーる」の中のCゾーンとして整備していた施設で、水害時の土のう積みなどの訓練ができる公園。

管理棟や多目的広場、一度に150人がキャンプ生活できる野営生活訓練広場、既存の林を利用したサバイバル広場、わき水を活用した河川災害訓練広場などで構成されています。

訓練は、野外での炊事やロープ・浮輪を使った水難者の救出方法、土のうの有効な積み方などを学べる内容。町内会単位などのグループを対象に募集するそうです。


防災の森を含む防災学習交流施設は、昨年4月に中核施設の防災学習交流センター「そなえーる」と、防災訓練広場を中心としたAゾーン、消火・救出体験広場のBゾーンがすでにオープンし、そなえーるでは、地震体験のほか避難体験などが実際にできる千歳の防災拠点!

実際に災害時の避難所としても使われるそう。

防災の森は、キャンプ場の利用が有料で、それ以外は無料。
宿泊者以外の利用時間は午前9時~午後5時。各種訓練は事前予約が必要。
訓練の予約、問い合わせは防災の森へ :0123-26-9993


防災学習交流施設
住 所:千歳市北信濃
電 話:0123-26-9991
開館時間:午前10時~午後9時(展示施設は午前10時~午後5時)
休館日:月曜日・毎月の最終火曜日・年末年始(月曜日及び毎月の最終火曜日が祝日の場合はその翌日が休館日)
入館料:無料(会議室等の利用は内容により有料)

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